高田機工(株)【5923】

理念』にご賛同・支援いただいている上場企業様

 

取材日:2026年7月7日

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この記事でわかること
①役員が明かす、「最初に『ダメ』と言われない」社長の素顔

②「冗談を真に受けられる」ようになった、社長という仕事の重さ
③「全部です。」―― 変えることと、変えないこと

高田機工株式会社
代表取締役社長 中村達郎様
他学生メンバー(後述)

業種
金属製品
本社所在地
大阪市浪速区難波中2丁目10番70号(パークスタワー6階)
市場区分
東証スタンダード
銘柄コード
5923
現在価格

 


高田機工は何の会社?

明石海峡大橋。渋谷スクランブルスクエア。誰もが一度は見たことがある構造物ではないでしょうか。
実はこれらの鉄骨・橋梁づくりに携わってきたのが、大阪に本社を置く高田機工株式会社です。創業から100年余り、日本の社会インフラを支え続けてきたこの企業のトップにお話を伺いました。

そんな高田機工の中村社長に、学生だからこそ聞ける5つの質問を聞いてみました。

明石海峡大橋
提供:高田機工(株)

自宅でカレーをふるまう社長 ―― 若手社員との向き合い方

中村社長に若手社員とのかかわり方について聞いてみると表情がふと柔らかくなりました。
食事に誘ったり、ソフトボールや釣りの集まりに顔を出したり。「希望があれば、いつでも一緒に飲みに行きます。」と笑います。

社員と話すときは、あえて仕事の話ばかりにしないのだそうです。サッカーやNHKの朝ドラ、ゴルフなど、他愛もない話題を選ぶ理由がそこにありました。

仕事の話だと、社員も緊張するでしょうから(笑)。皆さんのお話を聞くことを、大切にしています。

中村社長
中村社長

自宅に社員を招いて、スパイスから仕込んだ自家製カレーを振る舞ったこともあるそうです。日頃から人の話を聞く姿勢があるからこそ生まれる、距離の近さなのだと感じました。

「最初に『ダメ』と言われない」―― 役員が語る、中村社長という人

取材に同席していた社員の方に、中村社長の人柄について尋ねてみました。返ってきたのは、とても印象的な一言でした。

「提案したとき、最初から『ダメ』と言われないんです」
―― 取材にご同席いただいた社員さんより

「すぐに否定せず、まず話を聞く。それでいて、必要な場面ではしっかり決断する。だからこそ、若手も提案しやすいのだと思います。正直に言うと、以前は、最初に『ダメ』と言う人も多かったです。」ということも教えていただきました。

ちなみに
なぜ中村社長が選ばれたのか、本人に尋ねると「自分では分かりません(笑)」と笑うばかり。代わりに、社員の方がこっそり教えてくれました。「人脈と人柄だと思います!」とのことでした。

「時間を守ること」―― 営業が教えてくれた、たった一つの基本

入社後、最初に配属されたのは工場の総務部門でした。数年を経て、営業へ異動。この経験こそが、今の中村社長を形づくったといいます。

社内だけにいると見える範囲は限られますが、営業になってから視野が大きく広がりました

中村社長
中村社長

結婚して子どもがいる時期に、家族と一緒に仙台へ赴任したこともあったそうです。地盤のない東日本で、一件一件、お客様に顔を覚えてもらうところから始めた ―― その積み重ねが、今の人脈と信頼につながっています。

営業時代に大切にしていたことを尋ねると、答えはとてもシンプルでした。「時間を守ること。相手に不快な思いをさせないこと」。派手さはなくとも、これが一番効くのだと教えていただきました。

高田機工和歌山工場
提供:高田機工(株)

「冗談を、社員は真に受ける」―― 社長になって変わったこと

部長や本部長だった頃なら、冗談は冗談として受け止めてもらえました。でも、社長になった途端に空気が変わったそうです。

冗談で言ってることでも、社長の一言は真に受けるんですよ、皆さん。

中村社長
中村社長

一言が社外にまで影響しかねない立場になったからこそ、無責任なことは言えなくなった、と中村社長は話してくれました。責任の重さも、以前とは比べ物にならないといいます。得意な領域でなくても、社長になれば専門外のことにも責任を持たなければならない。

知識が十分でなくても責任がある。すべての責任が社長へ集中します。それが、これまでの役職とはまったく違うところです。

中村社長
中村社長

プレッシャーからか、朝は自然と早く目が覚めるようになったそうです。社員の健康や表情が、以前より気になるようになったことも教えてくれました。社長になるというのは、肩書き以上に、内側の景色が変わることなのかもしれません。「社会から常に見られてることも意識しています。赤信号を守るところから気を付けています!(笑)」ともおっしゃっていました。

変えたいこと×守りたいこと

自分の代で変えたいことを伺うと、中村社長は間を置かずにこうおっしゃいました。

全部です。売上も利益も伸ばしたい。事業のあり方も、今の時代に合わせて変えていきたいです。

中村社長
中村社長

一方で、変えたくないものもあるといいます。

高田機工の一番いいところは、社員の皆さんが真面目なことです。人の良さ、それだけはどれだけ変革が進んでも守りたいです。

中村社長
中村社長

実際に高田機工では現在、「中期経営計画2024〜Change TKD〜」を掲げるだけでなく、2035年を見据えた長期ビジョン「VISION2035」を策定しました。

VISION2035
提供:高田機工(株)

企業理念

良質な社会資本を提供し、環境と人に優しい未来を支える

学生へのメッセージ!
平川
平川

以上、高田機工株式会社(銘柄コード:5923)の取材報告でした!

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北田
北田

レポーター:甲南大学 4年 北田大夢
中村社長のお話を伺い、社長ご自身が営業時代から大切にされてきた「時間を守ること」や「約束を守ること」といった基本を、現在も変わらず実践されていることが大変印象に残りました。社長という立場になられても決して現状に満足することなく、基本を大切にし続ける姿勢に感銘を受けました。

平川
平川

レポーター:甲南大学大学院 1年 平川湧斗
社内の風通しを良くするために、社長自ら積極的に行動されている姿が印象的でした。社員をご自身から食事に誘われるだけでなく、仕事の話に限らず、ワールドカップや朝ドラといった気軽な話題でも積極的にコミュニケーションを取られており、一人ひとりの表情を見ながら接している様子が伝わってきました。そのような日頃の姿勢が、社内外を問わず多くの方から人柄を尊敬される理由なのだと感じ、大変印象に残りました。

山下
山下

レポーター:関西学院大学 4年 山下奈々美
特に印象に残ったのは、「若手が希望を持てる会社にしていきたい。そのためにどんどん改革をしていく」というお話です。会社の成長だけでなく、社員一人ひとりが前向きに働ける環境づくりを大切にされていることが伝わりました。そのため、私自身も、周囲の人が前向きに挑戦できる環境づくりや相手を不快にさせない気配りを大切にできる人になりたいと感じました。

番匠
番匠

レポーター:阪南大学 2年 番匠一葉
今回の取材を通して、中村社長が営業時代から大切にされてきた「時間を守ること」や「約束を守ること」といった基本を、社長になられた現在も変わらず実践されていることが非常に印象に残りました。企業を率いる立場になっても基本をおろそかにせず、自ら率先して行動される姿勢が、多くの信頼につながっているのだと感じました。また、「社長になると冗談でも本気に受け止められてしまう」というお話からは、経営者という立場には大きな責任と影響力があることを実感しました。今回の取材を通して、どのような立場になっても基本を大切にし続けることの重要性を学ぶことができました。

理念』にご賛同・支援いただいている上場企業様

 

取材協力:高田機工株式会社
取材レポーター:北田大夢(甲南大学 4年)
        平川湧斗(甲南大学大学院 1年)
        山下奈々美(関西学院大学 4年)
        番匠一葉(阪南大学 2年)
取材記事担当 :平川湧斗(甲南大学大学院 1年)
取材SNS担当 :平川湧斗(甲南大学大学院 1年)
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