提供:愛知時計電機(株)
取材日:2024年8月5日
①日本各地で安定した収益基盤!
②今後は一般的に!?スマートメーターの普及
③次世代エネルギー!?水素メーターの開発
愛知時計電機株式会社
経営企画室 兼 秘書室 室長 三島康様 (左から2番目)
経営企画室 中村奈芳子様 (左から1番目)
その他学生メンバー
今回の取材記事担当は名古屋大学2年 稲葉琉斗です。よろしくお願いします!
東証スタンダード、名称メイン上場の愛知時計電機株式会社(銘柄コード:7723)に取材させて頂きました!
取材時に社内を見学させていただきました!
提供:愛知時計電機(株)
今年で創立126年!元々は名前の通り時計の製造を行っていました!現在はガスメーターや水道メーターなどの計測機器を製造しています!
過去の取材記事はこちら(2022年8月取材記事)
日本各地で安定した収益基盤に迫る!
日本の計量法で、水道メーターは8年、ガスメーターは10年に一度交換しなければなりません。全国各地で当社のメーターが使われており、安定した需要があります!
提供:愛知時計電機(株)
提供:愛知時計電機(株)
中国とベトナムに子会社を持っております!中国では、燃料が石炭から天然ガスへの転換が進んでおり、引き続き都市ガスが普及していくという背景があります!現在、海外での売り上げは全体の約9%程度ですがこれから伸ばしていきたいです!
中国へは、工場などの、多くのガスを使う場所に設置される比較的付加価値の高いガスメーターを輸出しており、家庭用に比べると利益率が高いです!
三島様
進出先を選ぶ際のポイントがあれば教えてください!
料金の取引に使われるメーターは、それぞれの国で決められた仕様があります。また途上国への進出は価格面での難しさもあります。市場の大きさや価格面、利益率などを考慮しながら拡大を図っています
三島様
提供:愛知時計電機(株)
当社では、一般のご家庭に設置される小さなメーターがーから、工場や病院などに設置される大きなメーターまで、幅広い製品をラインナップしています。また全国に営業拠点があるため、各地のお客さまの様々なニーズにしっかりとお応えできることが強みだと考えています
ここまで豊富なラインナップを持っている企業は他にないんだね!
前回取材時から、スマートメーターの普及は?
前回の取材以降もスマートメーターは順調に普及しています。これからは特に都市ガス用のメーターのスマート化が進むと思っています。
提供:愛知時計電機(株)
スマートメーター化されることによって現地に行かなくても使用量が分かるといったメリットがあり、クラウドサービスによる売り上げは、順調に増加しています。さらに今後に向け、得られたデータとAIを組み合わせることでその価値を最大化するための研究を続けています。
ここ数年間は、プロパンガスメーターの需要が減少する時期で売上高にも、
影響があるのですが、クラウドサービスの成長により十分にカバーできています
三島様
前回時、コロナ禍からの回復
前回取材時はコロナの影響もあったかと思いますが、現在はいかがでしょうか?
コロナ禍では、半導体などに電子部品不足による打撃を受けました。しかし現在ではほとんど解消されました。
三島様
そうなのですね!原価の高騰などもあるかと思いますがいかがでしょうか?
原材料や人件費の上昇による原価の高騰は大きな課題です。スマートメーター化によって付加価値の高い製品の販売が増えることで売上高は伸びるのですが、利益率を上げることが難しくなっています。販売価格の改訂や生産性の向上に現在取り組んでいます。
三島様
私たちは、かなり前から水素に注目し、
その計測技術を確立するために研究を重ねてきました。
提供:愛知時計電機(株)
今後水素の開発が進み、一般的なエネルギーになればもしかしたら愛知時計電機の水素メーターが使われているかも知れませんね!
IR情報!
提供:愛知時計電機(株)
愛知時計電機は財務の安定と長期の成長を目指しながら、
配当についても安定的かつ利益成長に応じた株主還元を目指します。
国内人口の減少に伴い水道メーターやガスメーターの
市場は縮小する可能性があります。
これからはクラウドサービスによる新しい価値の提供や
海外市場拡大に挑戦します。
愛知時計電機(株)のIRページはコチラ
以上、愛知時計電機株式会社(銘柄コード:7723)の取材報告でした!
レポーター:名城大学 3年 片野源也
ガスや水道のメーターの製造だけでなくそのデータをクラウドで管理するDX化も進んでおり、時代に合わせて事業をされていると感じました!水素メーターの技術も含め、注目して行きたいです!
レポーター:名古屋大学 2年 稲葉琉斗
水道メーターやガスメーターを時計で培った技術を応用して作り、国内で約30パーセントのシェアと海外にも挑戦されているのがすごいなと思いました!歴史のある会社だと中々新規事業を起こしにくいイメージがある中で、スマートガスメーターの開発や海外への挑戦など企業価値拡大に取り組まれているのが凄く印象的でした!
レポーター:名古屋大学 2年 小松美子
取材をさせていただき、それまでの時計製作の技術があったからこそ、ガスや水道の関連機器の開発をすることができたと分かりました。
現在も、これまでの事業内容に拘ることなく、水素計測技術やクラウドデータ活用など新しい分野に進出されていることを知り、成長を続ける企業だと感じとてもワクワクしました!
取材協力:愛知時計電機株式会社
取材レポーター:片野源也(名城大学 3年)
稲葉琉斗(名古屋大学 2年)
小松美子(名古屋大学 2年)
取材記事担当 :稲葉琉斗(名古屋大学 2年)
取材SNS担当 :稲葉琉斗(名古屋大学 2年)
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企画・構成・撮影:株のトラ®
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