(株)SYSホールディングス【3988】

取材日:2024年8月28日

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①成功率100%!?企業を支えるM&A戦略!
②面倒くさいを仕事に!IT産業を陰から支える企業方針!
③目標を引き上げ!?成長の秘訣とは?

株式会社SYSホールディングス
代表取締役会長兼社長 鈴木裕紀様
株式会社エスワイシステム
代表取締役副社長執行役員 荒井淳一様
関東事業本部
事業部長代理 大嶋一輝様
株式会社エス・ケイ
代表取締役社長執行役員 小川太一様
株式会社マリオン
代表取締役社長執行役員 山本拓夢様
株式会社オルグ
代表取締役社長 荒木正和様
株式会社レゾナント・コミュニケーションズ
代表取締役社長執行役員 白浜和俊様
他学生メンバー(後述)

今回の取材記事担当は名古屋大学2年 稲葉琉斗です。よろしくお願いします!
東証スタンダードのSYSホールディングス(銘柄コード:3988)に取材させて頂きました!

どんな企業?

SYSホールディングスはエスワイシステムをはじめとする事業会社18社によって構成されたグループ企業です!システムの開発や顧客が抱える問題の解決支援サービスといった総合情報サービスを提供しています。SYSホールディングスの前身となるエスワイシステムは大企業向けの基幹システムの開発を行っており、人々が円滑に働けるように社会をサポートしています!

 

総合情報サービス事業とは??

SYSは総合情報サービス事業として「グローバル製造業ソリューション」「社会情報インフラソリューション」「モバイルソリューション」の三つの事業を行っています!

「グローバル製造業ソリューション」

自動車・重工業等の関連企業に対し、
総合情報サービスを提供

「社会情報インフラソリューション」

エネルギー・金融・金融等の関連企業及び官公庁、自治体等に対し、総合情報サービスを提供

「モバイルソリューション」

流通・訪問介護・ロードサービス等の関連企業をエンドユーザーとし、法人向けアプリケーション等のサービスを提供

SYSの強み

幅広いITの事業会社をもち多くのお客様の要望に対応できます。各企業で足りない点を補完しあうことによって、複雑な情報ITの時代を乗り越えていきます。

チームで勝負するということは日本の素晴らしい考えだと思い、大切にしています。

鈴木様

成長戦略!SYS独自のM&A!

SYSホールディングスはM&Aによって事業の幅を拡大しています。M&Aした当初赤字だった企業4社を含む、18社すべてで増収増益を達成しています!

提供:(株)SYSホールディングス

創業当初、目まぐるしいIT革命に1社で対応するのは難しいと思い、各分野のスペシャリストをM&Aし私たちにできることを増やしていこうと思いました。

鈴木様

M&A成功の秘訣とは??

秘訣その➀ ~行かない~

M&A後もそれまでの社長さんや会社の雰囲気を大切にしています!基本的には各子会社はその会社の社長さん任せです!

M&Aした企業にほとんど顔を出したことはありません。

鈴木様

秘訣その② ~仕組み化~

たくさんの会社を把握するために仕組み化によって管理します!
M&A後に行うのはその管理するシステムの導入です!

決めた目標に対して遅れそうなところのみお声掛けをし、会議をして解決策を考えます。目標達成しそうな企業は問題ありません。

鈴木様

秘訣その③ ~考えさせる~

必ず、各会社が目標の達成のためにどう動くべきか主体的に考える必要があります。目標の設定はしますが、細かい指示はせず、自由に考え行動してもらっています!

赤字黒字は関係なく、いい会社なのにあと一歩足りない企業に足りない部分だけを提供します。また「統制はするが、支配はしない」ことです。それが成功の秘訣です!

鈴木様

人口減少の中、採用への工夫は?

未経験者を積極的に採用し、当社独自の適正検査によって個人個人にあった育成方法を計画しています!愛社精神をもってもらえるように、ゼロから育てることを大事にしています。

独自の福利厚生制度の導入など、毎年待遇改善を実施しています。その結果、(株)リンクアンドモチベーションによるエンゲージメントスコアによると、社員の満足度は約10000社の上位27%に入っています。

鈴木様

内閣府と協力して理系女子を増やす活動「リコチャレ」や毎年数百人のインターンの受け入れなども行っているんだね!

ポスターを渡している様子

今後のSYS

IRで見るSYS

SYSホールディングスはグループの目標を必ず達成しており、中には前倒しで達成しているものもあります!売り上げ・利益ともに過去最高の更新と「11期連続増収、6期連続増益」によって配当も着実に増配しています。

成長し続けるという安定性を感じるね!

今後の展望

今後もM&Aによる事業拡大と市場規模の大きい関東への注力によって成長を目指します!中期経営計画「SYS Target2025」は順調に進んでおり、2030年の目標である①売上高300億 ② 営業利益30億 (営業利益率10%) ③グループ30社 従業員数3,000名を必ず達成しますので見ていてください。

2030年営業利益の目標が前回決算時からさらに高くなっているね!

学生へのメッセージ!


株式会社SYSホールディングス
代表取締役会長兼社長
鈴木裕紀様からのメッセージ

以上、株式会社SYSホールディングス(銘柄コード:3988)の取材報告でした!

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レポーター:名古屋大学 2年 稲葉琉斗
 SYSホールディングス様を取材させて頂いて、組織の作り方が非常に勉強になりました!「仕組み化によって統制はするけど、支配はしない」、元々の会社を大切にし、足りない部分を補うといったSYSホールディングス様の精神がとても組織づくりの勉強になりました!

レポーター:名城大学 3年 片野源也
 取材を通して多くの会社をM&Aし、子会社として成功に導いているのは、徹底した仕組み化によるもので、そこがSYSホールディングス様の強みだと感じました!今後もどのような企業をM&Aし、事業拡大を進めていくのか注目したいです!

レポーター:慶應義塾大学 2年 加藤優汰
 SYSホールディングス様の精神として赤字企業のM&Aを大切にされているのがとても良いなと感じました。また目標を前倒しで達成し、引き上げ続けていることから組織としての体制が凄く良いのだなと感じました。

レポーター:中央大学 1年 村上俠太郎
 SYSホールディングス様への取材を通して、仕組みを作る重要性を学ばさせていただきました!「会社に足りない点を各会社同士で補完し合う仕組み」や「各会社の文化を尊重して統治する仕組み」、こういった仕組み化の徹底がM&A成功の一因なのかなと思い、勉強になりました!

コラム

 

取材協力:株式会社SYSホールディングス
取材レポーター:稲葉琉斗  (名古屋大学  2年)
        片野源也  (名城大学   3年)
        加藤優汰  (慶應義塾大学 2年)
        村上俠太郎 (中央大学   1年)

取材記事担当 :稲葉琉斗  (名古屋大学  2年)
取材SNS担当 :稲葉琉斗  (名古屋大学  2年)
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本記事の内容の著作権は株のトラⓇに帰属します。

企画・構成・撮影:未来金融研究部

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