(株)アバントグループ 【3836】

提供:(株)アバントグループ

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取材日:2026年2月4日

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① 「失われた30年」への処方箋

② ファイナンスは「夢を具体的な勝算に変える学問」

③ 散らばるデータを「価値創造」のエンジンへ

株式会社アバントグループ
代表取締役社長 グループCEO   森川 徹治 様 (後列 左から3番目)
執行役員 グループCSO   諸井 伸吾 様 (後列 左から1番目)
他学生メンバー  (後述)

業種情報・通信業
本社所在地港区港南二丁目15番2号
市場区分東証プライム
証券コード3836
現在価格
こちら
富 樫
富 樫

今回の取材記事担当は法政大学 1年 富樫 玲巴です。よろしくお願いします!

 今回、未来金融研究部が取材したのは、上場企業の経営を支えるソフトウェアを作っている、アバントグループ・森川徹治社長です。

自分は文系だし、数字の仕事とは無縁だな~~

会計?数字が出たら終わりでしょ。ミスれないし面白くない。


そう思って避けてしまうのは、もったいないよ!!!
この記事では数学アレルギーの君にこそ知ってほしい、
アバントグループという経営者への助け舟と、ファイナンスの正体に迫ります。

富 樫
富 樫

富 樫
富 樫

事前の予習では、会計ソフト等を用いて上場企業を支援されている企業という印象を持ちました。

外部からはそのように見えるでしょう。しかし、我々が創業以来一貫して追求しているのは「IT」と「人間力」で「経営を楽しくする」ことです。

森川社長
森川社長
富 樫
富 樫

経営を、楽しく、ですか!

 ええ、学生さんへのスペシャル表現にはなりましたが(笑)
 本来、経営のあり方は企業ごとにバラバラで標準化が難しいものです。しかし、上場企業が投資家向けに行う「開示情報」は、経営判断に直結する情報の共通項と言えます。
 そこで我々は、経営のエッセンスが凝縮された「連結決算」という領域にフォーカスし、情報を正しく支えることから始めました。この「経営情報を活かす」という思想が、現在のグループ理念の核となっています。

森川社長
森川社長

企業理念

アバントグループは、全従業員が「価値創造」に情熱を注ぎ、長期的に成長し続ける企業体を目指しています。その根底にあるのは、以下の3つの柱です。

ミッション:経営情報の大衆化

   経営情報を社長室に閉じ込めず、現場まで使いこなせる「地図」にすることで、組織全体の意思決定をアップデートします。

 ビジョン:BE GLOBAL

   世界市場で認められる、高い技術力と価値提供を目指します。

戦略:ソフトウエアドリブン戦略

   独自のノウハウをソフトウエアに凝縮し、企業の「稼ぐ力」を再現性高く引き上げます。

なぜアバントグループが「価値創造」に燃えるのか。

その重要性を理解いただくため、本記事では「日本企業の課題:なぜ『失われた30年』が起きたのか?」を起点に、経営者に変革を迫る「日本の国策:経営者への衝撃」の実態、そしてそれらを打破する「事業紹介:3方向からの助け舟」へと展開していきます。

森川社長は、日本経済停滞の真因を「ファイナンス」のリテラシー不足だと指摘します。

 長年、多くの日本企業は「利益さえ出ればいい」と考えてきました。
 しかし、そこには「投資家から預かった資本をどれだけ効率よく増やしたか」という、世界標準のファイナンスの視点が欠けていたのです。会計は『結果』を表現する過去の技術。一方で、ファイナンスは『未来』を表現するために作られた技術なんです。

森川社長
森川社長

ファイナンスと会計の違いを大学受験に重ねると

・ 会計: 模試の結果(変えられない過去の記録)

・ ファイナンス: 志望校への合格戦略(未来を変えるための資源配分)

で表せますね!

富 樫
富 樫

ファイナンスの重要性がわかってきました…!

 アメリカでは年間20万人近くのMBA(経営学修士)が輩出され、ファイナンスが「経営の共通言語」となっているのに対し、日本はその教育機会が圧倒的に不足しています。ファイナンスという「共通言語」の欠如こそが、日本企業が世界でお手本にされなくなった背景にあります。

森川社長
森川社長

年間MBA輩出数

米国:約205,800人(NCES 2021-22年度)

日本:2,504人(文部科学省 2023年度)

人口100万人あたりの輩出数

米国:約595人

日本:約20人 (米国は日本の約30倍)

富 樫
富 樫

最近の日本の株価は結構上がってますよね・・・?この流れにはなにか起点があったのですか?

約13年前、2012年末から始まった「アベノミクス」が決定的な転換点です。

森川社長
森川社長
富 樫
富 樫

何度も聞いたことがあります!!どのような方法だったのですか?

2014年に発表された「伊藤レポート」が理論的支柱となりました。一橋大学の伊藤邦雄氏を中心とした検討会が、「グローバルな投資家と対話する際の最低ラインとして、ROE(自己資本利益率)8%以上」を目標とすべきと提唱したのです。「株主から預かった資産でどれだけ利益を出しているか」を問われたことは日本の経営層にとって非常に衝撃的でした。

森川社長
森川社長

日本企業の目安(伊藤レポート): ROE 8%

アバントグループの実績: ROE 23.8%(2026年6月期第2四半期)

投資家が注目する「稼ぐ力」の指標において、目標の約3倍!

アバントグループは、持株会社である株式会社アバントグループのもと、主に「ディーバ」「ジール」「アバント」の3つの事業会社を中心として構成されています。

株式会社ディーバ

・利用者視点:連結決算という「経営の見方」そのものをシステム化することで、グループ全体の現状を精緻に、かつ迅速に可視化できる。

投資家視点:一貫性のある会計基準に基づいた正確な情報が開示されるため、企業の真の実力を測るための「信頼の定規」が得られる。

株式会社ジール

・利用者視点:最新のAI技術やBIを取り入れることで、社内に眠る膨大なデータを、それぞれの階層が必要とする「生きた情報」へと変換し、現場の改善や戦略立案に直結させられる。

投資家視点:データに基づいた客観的な経営(エビデンスベースドな経営)が行われていることが示され、将来の成長予測の精度が高まる。

株式会社アバント

・利用者視点:正確な数字(財務)と最新の武器(技術)を組み合わせ、未来の計画を立てるための「羅針盤」として経営管理を高度化できる。

投資家視点:過去の実績報告に留まらず、未来に向けた資本効率の最適化や事業ポートフォリオ(事業の組み合わせ)の変革が実行されるため、中長期的なリターンが期待できる。

この3層構造は、単なる「ソフト売り」ではなく「経営の意思決定を支えるインフラ」を提供していると言えます。

アバントグループは、テクノロジーと人間力の融合により「経営を楽しくする」ことを実現し、着実に企業価値を高めることに邁進しています。

現在は、自社独自のIP(知的財産:収益創出の源泉となる独自のノウハウや技術)とソフトウェアを組み合わせ、最小の資本投下で継続的に最大の利益を生み出す「ソフトウエアドリブン戦略」を推進し、さらなる高みを目指しています。

株価は長期的には企業のファンダメンタルズ(会社の実力:収益性や財務基盤の健全性)に収束するという信念のもと、表面的な数値管理に留まらない「本質的な稼ぐ力」を磨き続けています。この積み重ねにより「100年企業の創造」を成し遂げることが、描く未来の姿です。

富 樫
富 樫

海外展開についてはどうお考えですか?

創業時からやると決めています。ただ、日本のソフトウエアが海外で売れない理由があるんです。

森川社長
森川社長
富 樫
富 樫

先ほどお話ししてくださった日本企業が世界で評価されなくなった経緯が関係していますか?


その通りです。ではうちの連結会計システムがなぜ売れたかというと、トヨタさんと一緒に作ったからです。トヨタさんがグローバルで戦うための仕組みとして作った。だから説得力があったんです。

海外で展開していくためには、海外の優れた企業にも評価されるレベルの価値を提供できるかどうかが重要になります。
そのため、自社の強みを磨き続け、グローバルな視点で価値を高めていくことが求められます。

森川社長
森川社長
富 樫
富 樫

なるほど!
ありがとうございます!

富 樫
富 樫

学生のうちに学ぶべきこと、やっておくべきことはありますか?

「頑張れ」かな。
真面目な話をすると、学生時代にしかできないことを考えてやること。
社会人になると付き合う相手が絞られたり、時間に制約が出てきます。社会人になったら絶対付き合えないような人たち(経営者など)と、学生という立場を活かしていっぱい会って、対話すること。これはすごく貴重な経験になるし、宝物になると思います。

森川社長
森川社長

 

富 樫
富 樫

自分で考えること、AI時代にこそ重要ですね、、!本日はありがとうございました!

社内にポスターを貼っていただきました!

森川社長よりメッセージ色紙を頂きました!

森川社長よりメッセージ動画!

富 樫
富 樫

以上、株式会社アバントグループ(証券コード3836)の取材報告でした!

北田
北田

レポーター:甲南大学 4年 北田大夢
アバントグループ様のお話を伺って、「なぜ海外で日本のSaaSが広く出回りにくいのか」という背景を学ぶことができました。
その要因の一つとして、以前の日本のように世界的に時価総額が高い企業がないことにあります。昔と比べると、海外から見て象徴的な存在の企業が減っている現状を知って、少し寂しさも感じました。
もし当時の勢いのまま、いまのようにインターネットが当たり前の時代を迎えていたら、日本のSaaS企業ももっと世界で存在感を出せていたのかもしれない。そう思うと、少し複雑な気持ちになります。
この課題にアバントグループ様は立ち向かう姿はとてもカッコよく今後の展望が楽しみです。

木村
木村

レポーター:神戸電子専門学校 2年 木村帆天
 アバントグループさんを取材し、企業の見えない価値をソフトウェアで可視化して経営を支えるという事業にとても大きな意義を感じました。そして、社長のビジネスにかける熱意にも胸を打たれました。単なるシステム導入ではなく、日本企業の成長に本気で伴走する姿勢がとても印象的でした。これからも応援しています。

澤木
澤木

レポーター:同志社大学 1年 澤木太一
アバントグループ様の掲げる「経営情報の可視化」がいかに重要であるかを強く実感する取材でした。まさにこれからは「IT×経営」の世界が到来すると強く感じます。
これまでファイナンスとは「過去のデータを整理記録するもの」であると考えていましたが、お話を伺うことで、それは「未来を創造する技術」であることがわかりました。今の価値、つまり現在価値を正しく把握することは企業経営や投資の視点だけでなく、今後私たちの意思決定という視点にも活用できると思います。
まだファイナンスの本質が十分に浸透していない日本において、アバントグループ様のような企業に取材する活動はとても貴重で、意義のあることだと感じています。今後も継続的に金融について学んでいこうと強く思える取材でした!

富 樫
富 樫

レポーター:法政大学 1年 富樫玲巴
日本の経営の変遷、経済の変遷をお話しいただいてから、アバントグループさんの事業を見るとまるで転ばぬ先の杖のようでした。経営に疎い私にとっても、実績を示す「会計」に対し、未来を可視化する技術としての「ファイナンス」の定義は非常に明快でした!リテラシーの欠如という日本の構造的な弱点を補い、経営者が自らの「夢」を価値として定量化できるよう支援する仕組みは、日本企業がグローバルで戦うための不可欠な装備であるなと感じます。これからも応援しています!

取材協力:株式会社アバントグループ


取材レポーター:北田大夢(甲南大学 4年)  
        木村帆天(神戸電子専門学校 2年) 
        澤木太一(同志社大学 1年)
        富樫玲巴(法政大学 1年)                  
取材記事担当 :富樫玲巴(法政大学 1年) 
取材SNS担当 :木村帆天(神戸電子専門学校 2年) 
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