アイサンテクノロジー(株)【4667】

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①みんなが知らない「測量」の世界!
②営業と開発、自社完結の強み!
③自治体を支える自動運転コンサルティング!

アイサンテクノロジー株式会社
経営管理本部 経営企画部 
部長 幡 徳人様
係長 山下 栞様
他学生メンバー(後述)

業種 情報・通信業
本社所在地 愛知県名古屋市中区錦三丁目7番14号 ATビル
市場区分 東証スタンダード 名証メイン
銘柄コード 4667
現在価格 こちら
渡邉
渡邉

今回の取材記事担当は名古屋大学2年 渡邉康介です。よろしくお願いします!

どんな会社?

私たちがあまり知らない測量の世界。その業界で測量ソフトウェアの日本トップレベルのシェアを誇るのがアイサンテクノロジーです。また近年、自動運転業界へも参入を果たし、測量で培った技術を生かして自動運転業界でも重要な役割を果たしている企業です!

渡邉
渡邉

測量と自動運転は一見関係がないように感じるのですが、自動運転のどの部分に測量の技術が使われているのでしょうか?

自動運転では信号機や標識の情報などを地図に反映させた3次元的な地図が必要になります。我々は測量の技術を使ってこの3D地図の作成を行っています!

幡様
幡様
渡邉
渡邉

そんなところに測量の技術が使われているんだ!ここからはこの2つの事業について深堀していきます!!

ニッチな世界!測量ソフトウェア業界とは?

「測量」と聞くと町で道路や土地の大きさを測る人を思い浮かべる人が多いはずです。アイサンテクノロジーはそのような測量士の方が使う測量ソフトウェアの開発、販売をしています。道路などは国の予算で測量が行われるため、常に全国で需要があります!さらに今では2次元の図面だけでなく、建築業界などで3次元用の測量ソフトウェアが使われ始めています!

今の測量業界ではソフトウェアを使って、効率的に図面を書いているんだね!手作業のイメージがあったから意外!

測量業界トップシェアを誇るアイサンテクノロジー!
渡邉
渡邉

シェアが伸びている要因はどこにあるとお考えでしょうか?

測量ソフトウェアを開発している会社は少なく、また、一度選んで頂けると他社に乗り換えることが少ないため、安定して、弊社の製品を使って頂くことができます。

幡様
幡様
渡邉
渡邉

建設や測量の現場ではまだDX化が進んでいないところが多いイメージですが、現場とのギャップを埋めるためにどのような工夫をされているのでしょうか?

i-Constructionと呼ばれる取り組みが始まり、国が現場のDX化を進める呼びかけを始めたことで現場のDX化の動きが加速しています!弊社では展示会への参加や自社のオンラインフェアの開催などにより、そのような企業に商品を知ってもらう活動を行っています!

幡様
幡様

『i-Construction』

i-Constructionとは建設現場での省人化を少なくとも3割、すなわち生産性を1.5倍向上することを目的としたものであり、「施工のオートメーション化」「データ連係のオートメーション化」「施工管理のオートメーション化」を3本柱として建設現場のオートメーション化を進める取り組みのことをいいます。

営業と開発の連結!自社完結の強みとは?

アイサンテクノロジーは営業と開発をすべて自社で行っています!!そのため営業が取引先から受けた意見をダイレクトに開発に伝えることができ、お客様の意見をもとにしたアップデートを迅速に行うことができます!

営業と開発のつながりが一番の強みであると考えております!ただ測量の世界というのは一般の方々、特に学生には知られていない部分が多く、営業職の採用のハードルが高いです。測量の楽しさを知ってもらい、人材が増えればもっとシェアを拡大できると考えています!

幡様
幡様
渡邉
渡邉

大学生にまだ知られていない業界の良さをミラキンを通して知ってもらいたいです!

NEXT:学生たちが知らない測量業界の世界!!

渡邉
渡邉

普段、町で目にすることはあっても、その業務内容や使われている技術はほとんど知られていません。そんな測量の世界で使われているアイサンテクノロジーの技術をいくつかご紹介!

ANIST

WingEarth

MMS(モービルマッピングシステム)

このようなソフトウェアを使うことでワンタッチで効率よく測量ができるんだ!!

新事業!自動運転業界への参入!

現在アイサンテクノロジーは自動運転業界にも参入しています!国は2025年に全国50カ所で自動運転の社会実装を目指しており、現在はその社会実装に向けた試験として各自治体、企業と協力して自動運転の完成を目指しています!

          経済産業省のサイト

測量の技術を使った 3D地図!!

自動運転には信号機や標識の情報などを地図に反映させた3次元的な地図が必要で、その作成に測量の技術が使われています!

今後自動運転がさらに普及していけば、3D地図の需要がもっと高まっていきそう!

自動運転コンサルティングとは?

自動運転の実装はバス会社のドライバー不足や地方の公共交通機関不足などの社会問題から、需要が高まっています。特に地方の高齢者の交通手段として、バスの自動運転が注目されています!アイサンテクノロジーは主に自治体を相手に、国から各自治体に配布される補助金を運用し自動運転のコンサルティングを行っています。

自動運転には様々な要素(地図、情報システム、車両、ルート決め、など)が絡み合っていて、これらをノウハウのない自治体が管理するのは難しいです。そこで弊社が中心となり、自治体と様々な企業と協力しながら自動運転の実装を目指しています!

幡様
幡様

国から補助金が出ている自治体99箇所のうち25カ所をアイサンテクノロジーが担当しているんだって!

ポスターをお渡ししました!

中期経営計画について
渡邉
渡邉

今年策定された中期経営計画書では積極的な人材への投資について言及されていますが、どのような背景があるのでしょうか?

前回策定された計画書では達成できなかった、人材の部分や新たな価値の想像にも力を入れるため新たに経営企画部を設置し、積極的に投資を進めていきたいと思います!
測量というあまり知られていない業界だからこそ、若い人材を集め、魅力的な会社にすることが最も必要だと考えております。

幡様
幡様
今後の展望!

未来の社会インフラの創造は「測る」ことから始まります。お客様の納得を最も重要視し、2030年までに売り上げ100億円の突破を目指しています!

学生へのメッセージ!

アイサンテクノロジー株式会社
経営管理本部 経営企画部 部長 幡様からのメッセージ

渡邉
渡邉

以上、アイサンテクノロジー株式会社 (銘柄コード:4667)の取材報告でした!

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片野
片野

レポーター:名城大学  3年 片野源也
アイサンテクノロジー様を取材させていただいて測量の事業を通して培った情報を自動運転にも転用されていることを知り、自動運転をするにあたって必要である土地の情報を持っていることにとても強みを感じました!自動運転の技術が向上するにつれ、アイサンテクノロジー様が世の中でどのようなポジションになっていくのかが楽しみです!

稲葉
稲葉

レポーター:名古屋大学 2年 稲葉琉斗
測量という分野はあまり聞きなじみのない分野でしたが、測量ソフトウェアで確固たるシェアを持っていることに驚きました!また自動運転という近年話題の業界への参入は、次の成長戦略として非常に楽しみです!今後の自動運転の進捗に関して注目していきたいなと感じました!

渡邉
渡邉

レポーター:名古屋大学 2年 渡邉康介
アイサンテクノロジー様の測量や自動運転など国にとって重要な分野を国策に合わせて進めているのが非常に面白いモデルだと感じました。国の補助金なども活用されているお話しなど学びになるところが非常に多かったです!

レポーター:岡山大学 3年 佐々木健人
測量の現場には人材不足や高齢化といった課題がある中で現場のDX化は必要不可欠だと感じました。高齢化によるITリテラシーの格差がある中でも測量のソフトウェアのさらなる普及にどのように取り組まれていくのか非常に楽しみだと感じました。

 

取材協力:アイサンテクノロジー株式会社
取材レポーター:片野源也  (名城大学   3年)
       :稲葉琉斗  (名古屋大学  2年)
       :渡邉康介  (名古屋大学  2年)
       :佐々木健人 (岡山大学   3年)
取材記事担当 :渡邉康介  (名古屋大学  2年)
取材SNS担当 :稲葉琉斗  (名古屋大学  2年)
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企画・構成・撮影:未来金融研究部

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