
提供:東洋テック(株)
取材日:2026年7月2日
① AI時代でも、最後に人が守る!東洋テックの警備とは?
② 建物を”長く価値ある資産”に。ワンストップ管理の強み
③TEC WAYが育てる、自ら考え行動するプロフェッショナル

株式会社東洋テック
代表取締役社長 竹野 譲 様
管理本部 経営統括部 主任 平尾 康治朗 様
管理本部 経営統括部 西畠 楓 様
他学生メンバー (後述)
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業種
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サービス業
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本社所在地
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大阪市浪速区桜川1丁目7番18号
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市場区分
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東証スタンダード
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銘柄コード
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9686
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現在価格
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今回の取材記事担当は阪南大学 2年 番匠 一葉です。よろしくお願いします!
企業理念
「東洋テックグループは、安心で快適な社会の実現に貢献します。」
東洋テック株式会社は、2026年で創業60周年を迎える関西を代表する総合生活安全企業です。警備業務だけでなく、ビルメンテナンスや設備管理、清掃、不動産管理・仲介まで幅広く手掛けており、一つの建物をワンストップで管理できることが大きな強みです。
近年はAIやITを活用した警備にも力を入れ、「人・街・未来をまもる」というスローガンのもと、人と街、そして社会の未来を支える企業として進化を続けています。

提供:東洋テック(株)
万博で発揮された警備体制
大阪・関西万博では東洋テックさんが広いエリアの警備を担当されたそうですが、昔と比べてどのような点が大きく変わったのでしょうか。
万博では、会場の半分以上を私たちが元請会社として警備を担当しました。人による警備はもちろんですが、今はAIやITの力を使った警備が非常に重要になっています。
会場内にはAIカメラが設置されていて、人が倒れたり、人に危害を加えたりするような異常行動を検知するとセンターへ通知されます。その情報をもとに警備員へ指示が出されるので、20年前とは比べものにならないレベルの警備ができるようになっています。
AIが異常を検知しても、最終的に現場へ向かうのは警備員の方ですよね。
そうですね。万博では、夏季は熱中症で倒れる人が出ることは日常茶飯事でした。そういう時には警備員がいち早く駆け付け、AEDを使用する場面もあります。
AIは異常を知らせることはできますが、その場で判断して対応するのは人です。
記事を読ませていただいた際、ファインプレー賞の事例も拝見しました。特に印象に残っている出来事はありますか。
一番というのは難しいですね。
ただ、全部に共通して言えるのは、マニュアルには書いていないことを実行できているという点なんです。
異常な事態が起こった時に、そこで働く警備員や清掃員が慌てることなく、「今何をするのが一番いいのか」を自分で考え、自分で判断して行動できた。
それが結果として人命救助やトラブル対応につながっています。
東洋テックグループストーリーの動画でも、ご高齢のご夫婦を駅まで送り届けたエピソードがありました。
本来はルール上できないこともある中で、「どうすればこの方が安心して帰れるのか」を関係者同士で考えながら対応されていた姿がとても印象的でした。
警備という仕事はルールを守ることが大切です。
でも、それ以上に人の心に寄り添い、その場で最善を考えることが重要です。
万博では毎日のように判断を迫られる場面がありましたが、自ら考え、自ら決断し、自ら行動するということを現場のみんなが実践してくれました。
私はそこが一番素晴らしかったと思っています。
動画で見る東洋テック株式会社のストーリーEP
ビルメンテナンスの重要性
東洋テックさんは警備会社というイメージが強かったのですが、お話を伺っているとビルメンテナンスにも非常に力を入れられていることが印象的でした。どのような役割を担っているのでしょうか。
ビルメンテナンスといっても、設備管理や清掃だけではありません。例えばLED化や外壁の補修、不動産管理まで含めて、一つの建物を総合的に管理しています。
建物によっては建設時に多額の費用がかかりますが、実は建てた後の維持管理にも、それと同じくらいのお金がかかると言われています。
そのメンテナンスの質によって、建物の寿命や資産価値は大きく変わってくるんです。
建てる時だけでなく、その後の維持管理にも同じくらい費用がかかるというのは意外ですね。
そうなんです。
例えば、築50年でも「まだ新しい建物だね」と言われる建物がありますよね。
それは計画的に修繕や設備更新を行ってきた結果なんです。
逆に、何もしないまま傷んでから一気に修繕するよりも、長い目で見れば計画的に投資していく方が建物を長持ちさせることができます。
建物の管理は人間の健康管理と似ています。
人間も毎日運動して、健康的な食事をしていれば病気になりにくいですよね。
建物も同じで、日常清掃を行ったり、設備点検や外壁の補修を定期的に実施したりすることで、大きな故障や事故を防ぐことができます。
だから私たちは、「悪くなってから直す」のではなく、「悪くならないための提案」をしていくことを大切にしています。
提案する内容は、どの建物でも同じなのでしょうか。
いえ、それぞれ違います。
30年間大切に使いたい建物もあれば、数年後に売却を考えている建物もあります。
そうしたオーナー様の考え方や建物の状況に合わせて、1年間の計画だったり、10年間の修繕計画だったり、その建物にとって最適な提案をしています。
一昔前は「言われたことをやる」という仕事が多かったですが、今は私たちから「こうした方が建物のためになります」と提案していくことも大きな役割になっています。

取材の様子
東洋テックが育てる人材とは?
今年、新しい行動指針「TEC WAY」が制定されたと伺いました。半年以上かけて作り上げられたそうですが、どのような思いが込められているのでしょうか。
社員や経営陣、外部の方々も交えながら何度も議論を重ねて完成したものです。
私たちが一番大切にしたかったのは、「判断の軸」を全員で共有することでした。
現場では毎日さまざまな出来事が起こります。
そのたびに上司へ確認できるわけではありません。
だからこそ、「この判断はTEC WAYに照らしてどうなのか」という共通の基準が必要なんです。
だからこそ、「プロとして、自ら考えて動こう」という行動指針があるんですね。
万博でのお話を伺っていても、自ら考えて判断することの大切さを何度も感じました。
そうですね。
誰かが細かく指示を出さなくても、それぞれが同じ方向を向いて判断できることが大切なんです。
「誠実か」「相手に寄り添えているか」「期待の一歩先まで考えられているか」。
そういう基準があるからこそ、誰が判断しても同じベクトルで動くことができます。
社員の方だけでなく、多くの協力会社の方とも一緒に仕事をされていますよね。
そうした方々にもTEC WAYは共有されているのでしょうか。
もちろんです。
この規模の会社になると、自社だけですべてを行うことはできません。
協力会社の方にも勉強会へ参加していただいたり、また、「こういう会社を目指したい」「こういう仕事をしていきたい」という思いを継続して発信したりしています。
外部の会社だからという線引きはあまり感じられないですね。
そうですね。
私たちは元請として仕事を受けています。
ですから、「外注先がやったことだから」という考え方ではいけません。
お客様へ提供するサービスの品質は、すべて東洋テックの責任です。
だから協力会社の皆さんも、私たちと一緒にサービスをつくる仲間だという感覚で取り組んでいます。
万博で数多くのファインプレーが生まれた背景には、こうした日頃からの理念の共有や人材育成があるのだと感じました。
マニュアルだけでは対応できない場面でも、一人ひとりが「自ら考え、自ら判断し、自ら行動する」。
その文化が会社全体に根付いていることが、東洋テックさんの大きな強みなのですね。
今後の展望
最後に、60周年という節目を迎えられた今、東洋テックがこれから目指していく姿についてお聞かせください。
ここ数年で関連会社の統合などを進めてきて、会社としての体制はある程度整ってきました。
そして今回、万博という大きなイベントをゼロインシデント、つまり重大事故ゼロで終えることができました。これは私たちにとって大きな実績であり、会社としてのPRにもなったと思っています。
次のステップとしては、警備・ビルメンテナンス・不動産をトータルでサービスできる会社として、さらに進化させていきたいですね。
これまでのお話でも、警備だけではなく、建物全体をワンストップで支えられることが東洋テックさんならではの強みだと感じました。
そうですね。
それに加えて、人だけではなく、AIやITといったインフラも組み合わせながらサービスを提供できる会社になっていきたいと思っています。
AIやシステムに強い会社はたくさんありますし、現場で人が対応できる警備会社もたくさんあります。
ただ、その両方を持っている会社は多くありません。
すでにあるインフラやAIの技術と、最後に現場で対応できる人。この両方を活かせることは、私たちの大きな差別化になると考えています。
その強みを活かしながら、新しい事業にも取り組まれていくのでしょうか。
もちろんです。
M&Aだけでなく、新規事業にも挑戦していきます。
24時間体制で建物のトラブルに対応するサービスをさらに充実させていきたいですし、スマート農業やEV関連、高齢者支援なども、まだ可能性を探っている段階ですが取り組んでいます。
既存事業をしっかり伸ばしながら、新しいことにもチャレンジしていく。その両輪で成長していきたいと思っています。
最後までお話を伺っていて、一貫して「人」という言葉が印象に残っています。
AIやITが進化しても、最後は現場で判断する人がいて、その人を育てるためにTEC WAYがあり、日々の取り組みがある。すべてのお話がつながっているように感じました。
結局、私たちはモノを作っている会社ではなく、サービスを提供している会社です。
だから最後は「人」なんです。
社員がいきいきと働いて、仕事や仲間との関わりを通じて成長していく。
そうやって人材が育てば、サービスの品質も自然と高くなっていくと思っています。
そんな会社にしていきたいですね。

竹野社長よりメッセージ
以上、東洋テック株式会社(銘柄コード:9686)の取材報告でした!
レポーター:甲南大学 4年 北田大夢
大阪・関西万博での事案を通してマニュアルにはない行動は「TEC WAY」を参考にして自ら考え、判断し、行動することの大切さに大変感銘を受けました。「ルールを守る」ことだけではなく、その先にある「人を護る」という目的を第一に考える貴社の行動指針が、現場にもしっかりと浸透しているのだと感じました
レポーター:同志社大学 2年 澤木太一
普段は意識することの少ない警備業務ですが、大阪・関西万博に関わっていたことを知って驚きました。毎日のように熱中症やトラブルが起きていた中で、重大事故がゼロだったのは東洋テック様のような企業が裏方として活動してくれているからであるということを改めて実感します。
取材を通して特に印象的だったのは、企業理念を大切にされている点です。マニュアルにない対応を現場の方がするときに「必要な考え方」を理念で示す、という考え方はとても理にかなっており、素敵なものだと感じます。TEC WAYとは、竹野社長をはじめとする多くの方々が考案に関わり、考え抜かれてきた理念なのだなと強く思いました。
レポーター:阪南大学 2年 番匠一葉
今回のお話を通して、「安心」を支えているのは設備やシステムだけではなく、その場で考え、判断し、行動する「人」の存在なのだと実感しました。60周年という節目を迎えた東洋テックが、これからどのような進化を遂げていくのか。人とAI、それぞれの強みを活かしながら、総合生活安全企業として歩み続ける今後にも注目していきたいと思います。
取材協力:東洋テック株式会社
取材レポーター:北田大夢(甲南大学 4年)
澤木太一(同志社大学 2年)
番匠一葉(阪南大学 2年)
取材記事担当 :番匠一葉(阪南大学 2年)
取材SNS担当 :平川湧斗(甲南大学 4年)
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企画・構成・撮影:株のトラ®
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