提供:パーク24(株)
取材日:2026年4月8日
注目ポイント!
① 駐車場×カーシェアの好循環モデル
② サービスに係るシステムを基本的に自社で開発する強み
③ 新規事業「タイムズプラットフォームサービス」で、国内のモビリティサービス全体を支える存在になることを目指す

パーク24株式会社
グループ企画部 IRグループ グループマネージャー 藤井 岳様
経営企画グループ サミンアールジェイ様
| 業種 | 不動産業 |
| 本社所在地 | 東京都品川区西五反田2丁目20−4 パーク24グループ本社ビル |
| 市場区分 | 東証プライム |
| 銘柄コード | 4666 |
| 現在価格 | こちら |
今回の取材記事担当は 南山大学 3年 角田優宙です。よろしくお願いします!

提供:パーク24(株)
パーク24は全国で24時間無人の時間貸駐車場「タイムズパーキング」や、カーシェアリングサービスの「タイムズカー」を中心に、駐車場事業、モビリティ事業を展開する交通インフラ企業です。
企業理念(グループ経営理念)
時代に応える、時代を先取る快適さを実現する。
駐車場事業国内においては、主に24時間無人の時間貸駐車場「タイムズパーキング」を運営しています。タイムズパーキングは「主に個人のオーナー様から、空地(土地)を借りて展開する“スタンダード”タイプ」と「主に法人のオーナー様から、商業施設や病院などに付帯する駐車場施設を借りて展開する“パートナーサービス”タイプ」の2つのモデルに大別できます。それぞれ土地・施設のオーナー様に、毎月一定の賃料を払うことで運営しており、2026年4月末時点で、全国に約20千件展開しています。

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契約期間はどのくらいですか?
土地・施設のオーナー様とのリース契約は、2年契約、その後1年毎の自動更新が基本で、比較的短期契約であることが特徴となっています。土地・施設等を自社で保有せず、リース契約にて調達することで、アセットライトなビジネスモデルとなっています。

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パーク24が展開するカーシェアリング「タイムズカー」は、先に展開していたタイムズパーキングを「車を置く場所(ステーション)」として活かすことで、他社より圧倒的に早く拡大してきました!タイムズカーの会員は、好きな時に好きな時間分だけ、好きなクルマを借りることができる仕組みで、2026年4月末時点で、全国に約84千台展開しています。
駐車場を保有していたことは、タイムズカーの成長にどのように影響したのですか?
自社でタイムズカーのステーションを確保できたことで、迅速に貸出拠点数・車両数を拡大することができました。その結果、タイムズカー会員数も増加し、利用も拡大しました。利用の拡大を受け、当社としても、さらに車両を増やすことができるという好循環が生まれました。
『タイムズカーの車両について』
タイムズカーの車両の半分はリース、半分は購入で、いずれも新車で調達しており、原則4年間使用したのちにリースは返却し、購入車両は中古市場で売却しています。この4年間で循環させるモデルは「お客様が新しい車両で快適に過ごせるように」というパーク24グループのサービス品質方針に基づくものです。また、購入車両については、価値を維持しやすいタイミングで入れ替えを行うことで、売却時の資産価値の確保にもつなげています。
タイムズカーの会員は20〜30代が過半数で、男女比は7対3となっています。また、個人会員と法人会員の構成割合は6対4です。会員の6割を占める個人の利用は休日に集中しやすいため、平日は休日に比べて稼働率が低くなっています。つまり、この「平日の稼働」をいかに高めるかが収益性向上の鍵となっています。

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どのような対策を行っているのでしょうか?
法人会員の獲得に注力しています!営業車の代替としてタイムズカーを提案し、「車を保有する」から「必要な時だけ使う」へと転換することで固定費を変動費化できるといった利点を訴求しています。

パーク24は、サービスに係るシステム等を基本的に自社で開発しています!2003年に独自のITシステムインフラ「TONIC」を導入したことにより、駐車場の稼働状況をリアルタイムに把握できるようになりました。このTONICというシステム基盤が、リアルタイムで駐車場の満車・空車状況が確認できるサービスや、車に乗ったまま駐車料金を精算できるアプリ決済サービス等の自社開発を可能にし、サービスの利便性向上につながっています。
パーク24は2006年に台湾で駐車場事業を開始し、2017 年にはSECURE PARKING(主に豪州)とNATIONAL CAR PARKS(英国)を買収し、グループ化しました。しかしながらコロナ禍の影響を背景に、2026年3月、英国事業の再編およびシンガポール事業の売却を行いました。

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日本の駐車場業務とは異なる点があるそうですね?
台湾については、当社がゼロから事業を開始したため、日本の駐車場事業と同じビジネスモデルですが、2017年にグループ化した英国と豪州は、もともと現地で駐車場事業を展開していた他社をM&Aしたため、主に3つの点でモデルが異なります。
①駐車場が大型物件に偏重している点
②土地・施設オーナー様との契約期間が長期で、英国で平均約15年、豪州で平均約5年となっている点
③オーナー様との契約にインフレ条項が含まれており、月々オーナー様に支払う賃料がインフレに連動して上昇する点です。
コロナ禍の影響はありましたか?
そうですね。やはりコロナ禍では、ほぼ全ての地域において移動が制限されたため、駐車場の需要は大幅に低下してしまいました。またコロナ禍以降も、在宅勤務の定着を背景に、英国・豪州を中心に、駐車場の需要(稼働)の回復は限定的でした。一方、インフレ条項により、毎月オーナー様に支払う賃料は増加傾向が続いたため、英国を中心に構造的な赤字となってしまいました。そのような状況を踏まえ、コロナ禍以降は日本と同様の「小型・短期リース契約の駐車場=各国版タイムズパーキング」の開発・拡大による収益改善に取り組んできました。しかしながら、既存事業における構造的な赤字の解消には相応の時間を要することが見込まれたため、2026年3月に事業再編を実施し、事業規模を大幅に縮小しました。現在は、収益性の高い事業領域へ経営資源を集中し、コロナ禍以降に取り組んできた「各国版タイムズパーキング」の開発・拡大を通じて、海外事業の持続的な成長を目指しています。

提供:パーク24(株)
「タイムズプラットフォームサービス」は、パーク24独自のITシステムインフラ「TONIC」や自社開発した駐車料金精算機「タイムズタワー」、タイムズカーの会員ネットワーク等、駐車場・モビリティサービスに必要となるシステム・機器・機能等を他社ブランドの駐車場やカーシェアリングに提供し、他社ブランドでの駐車場事業やカーシェアリング事業の展開を支援するサービスです。TPLを利用する事業者様は、自社ブランドを活かしつつ高い水準のサービス展開ができ、お客様の利便性向上にもつながります。また、当社グループは他社ブランドの駐車場・モビリティサービスのパートナーシップを獲得できるため、加速度的なネットワークの拡大が見込めます。
「タイムズパーキング」や「タイムズカー」といった自社ブランドでのサービスを広げていくだけでなく、「タイムズプラットフォームサービス」を通じて他の会社の駐車場・モビリティサービスも支援しながら、業界の大変革期において、国内のモビリティサービス全体を支える存在へと成長していくことを目指していきます!

以上、パーク24株式会社(銘柄コード:4666)の取材報告でした!
取材協力:パーク24株式会社
取材記事担当: 角田優宙(南山大学 3年)
片野源也(名城大学 4年)
稲葉琉斗 (名古屋大学 3年)
取材SNS担当 :角田優宙(南山大学 3年)
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