リンナイ【5947】

取材日:2024年2月14日

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世界中の生活を支えている会社!?
②家事の時短に貢献!
③リンナイが選ばれる隠された理由とは!

リンナイ株式会社
経営企画本部 広報部 次長 土屋様(上段右から2人目)
経営企画本部 経営管理・IR部 係長 小林様(上段中央)

他学生メンバー(後述)

 

今回の取材記事担当は名城大学1年 箕浦琢真です。よろしくお願いします!
東証プライム名証プレミア上場企業のリンナイ株式会社(銘柄コード:5947)に取材させて頂きました!

 
どんな会社?

リンナイ株式会社は1920年に創業し、最近100周年を迎えた歴史ある企業です!給湯製品などのガス製品を中心に世界へ販売しています。

 

大切にしていること

「品質こそ我らが命」という原点思想を、リンナイのガス機器開発・製造では常に心に留めています!この言葉は、リンナイの全社員が共有する価値観であり、日本国内だけでなく、世界中の会社にも浸透しています!品質への徹底したこだわりは、リンナイのガス製品の信頼性の高さと長寿命を保証する基礎となっており、これがリンナイ製品が世界中で選ばれ続ける理由の一つとなっています!

 

品質へのこだわりに対してはどのようなことに取り組んでいますか?

 

工場内の整理整頓が徹底され清潔に保たれていること、そして高い内製化率を実現していることです。内製化により、コスト削減はもちろん、品質管理や迅速な問題解決が可能になっています。

土屋様

🔍内製化とは?
リンナイは、商品の重要部分を自社で製造できるように、工場にあるロボットアームなどの制御ソフトも自社で組み換えて作っています!
 

このようにして、社員全員が品質について考えることにより、開発する製品の付加価値について考えることにも繋がるんですんね!

 

リンナイの注目二大製品!

ハイブリッド給湯・暖房システム「ECO ONE(エコワン)」って?

エネルギー効率と経済性を追求した「ECO ONE」は、リンナイが誇るハイブリッド給湯暖房システムです!このシステムは、電気給湯器の高い熱効率とガス給湯器の瞬間的な加熱能力を組み合わせることで、最適な給湯効率と省エネルギー性を実現しています!

ECO ONEは初期段階では、費用がかかると同時に、当時はオール電化のランニングコストがとても安かったので、ECO ONEはあまり注目されませんでした。

土屋様

 

なぜ人気になったのですか?

 

震災などによって、電気やガスが使えない場合のための備えとして、どちらかだけでもお湯を出すことができるという魅力が一つあります。また、現在では、エネルギーコストの上昇に伴い、省エネ性能を重視する動きが多く見られ、人気の上昇に繋がりました。

土屋様

家事の時短に貢献する「乾太くん」

家事効率を格段に向上させる「乾太くん」は、リンナイのガス衣類乾燥機で、特に家事に忙しい現代家庭において重宝されています!この乾燥機は、ふんわりな仕上がり、驚異的な乾燥スピードの2点に特化し、その効率の良さはSNSなどで話題になるほどです。

ガス栓を使用する関係から新築を立てる際によく設置され、沖縄では、新築の約40%が乾太くんが設置されています。

土屋様

 

沖縄ではスコールなどの気候変動があるため、室内で簡単に素早く乾燥できる必要があるのですね!

 
日本国内市場の展望

日本では、少子化による世帯数の減少に伴い、新築の需要は下落していくと思われます。しかし、給湯器の新築と買い替えの比率が2:8であるため今後も買い替え需要が期待できます!

 

買い替え時に選んでもらうために何か工夫していますか?

 

消費者が業者の方に買い替えを依頼する際、設置する製品は業者の方が選ぶことが多いため、業者の方が設置しやすいように、製品の軽量化に取り組んでいます。

土屋様

 

軽量化によって、設置作業の効率化を実現し、結果として業者の方の人件費の削減にも繋がるんですね!

 
海外展開の秘密

リンナイは、18ヵ国に拠点展開、80ヵ国以上に販売しており、現地での生産・販売、雇用創出、そして製品使用を通じて、各国の社会への貢献を目指しています!

 

海外進出を進めている理由は何ですか?

 

いくら買い替え需要が高いといっても人口や新築世帯数の減少などにより、日本市場での販売台数の伸びが期待できないため、海外への拡大を狙っています。

土屋様

海外で必要とされる日本の技術

日本特有の入浴文化により、短い時間に大量の湯が必要となります。瞬間的にお湯を沸かす給湯器の技術は、日本独自の技術となっており、多くの国で日本企業が先駆者として、活躍・競合しています。

 

海外でも日本の企業がライバルとなっているのですね!日本法人のライバルとの差別化として、どのような工夫をされていますか?

 

現地法人と合弁会社を組んで現地のニーズに合った製品を現地で生産することで差別化を図っています。

土屋様

取材の様子

今後の展望は?

リンナイは、地産地消の理念に基づき、現地での生産、雇用創出、そして製品使用を通じて、各国の社会への貢献を目指しています!リンナイは、今後も社会課題への貢献、生活の質を向上させること、そして地球環境に優しい製品の開発に力を入れていきます。特に、まだ市場として手付かずの地域であるインドやアフリカへの展開を積極的に進めることで、新たな成長機会を探求していきます。また、家事の時短や室内干しの増加など消費者のニーズやライフスタイルの変化に合わせたガス製品開発と、それを支えるマーケティング戦略の強化にも注力していく予定です。

学生へのメッセージ

経営企画本部 広報部 次長 土屋様 メッセージ

 

以上、リンナイ(銘柄コード:5947)の取材報告でした!

 

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レポーター:名城大学 3年 岡凌央
 取材を行って製品の話を聞くことによってリンナイの製品に対する思いが伝わってきました。製品開発においてのキーワードは付加価値でした。今の製品をもっと良いものにできないか、さらに使いやすい製品を提供したいという思いを一人一人が持っているからこそ、今の乾太くんのようなヒット商品が生まれたのだと感じました。また、海外に進出する場合でも、海外の企業と連携することによってその土地の文化や風習を重んじてニーズに合わせているのだと感じました。さらに、海外においてもライバル企業が日本の企業ということをお聞きし、改めて日本の技術力の高さに感動しました。これからもリンナイの製品に注目していきたいです。

レポーター:名城大学 2年 片野源也
 日本の企業が海外へ展開する際に、日本の文化や生活が違うなどの背景から適応するのが難しい企業が多いイメージでしたが、リンナイの現地の法人と合弁会社を組むことによって0から始めることなくリスクも軽減できるという展開の仕方がとても学びになりました。また、製品も製造段階のロボットのシステムの段階から自社で行い、良いモノを作るという会社の風土があるのでその精神を基にメイドインジャパンというブランドを広めてほしいです。名古屋に本社があり身近で我々の生活を陰で支えている会社が今後、海外の人々の生活も支えていく会社になっていってほしいと思いました!

レポーター:甲南大学2年 北田大夢
 リンナイ株式会社様は、世の中に貢献する商品を作り出し、それが確実に売れるという自信をお持ちだと感じました。 その一例が乾太くんです。30年間も改良を重ねて販売されてきましたが、売れない時期も長くありました。しかし、現在ではSNSを中心に大ヒット商品になっています。また、リンナイにしか作れない製品や、海外で日本の給湯器を広める取り組みもされています。世の中の当たり前を変えるような先駆者としての活躍に感心します。 自信を持って世の中に価値を提供する姿勢は、私たちにとっても見習うべきものです。私たちも努力と継続を忘れずに、目標に向かって進んでいきたいと思います。

レポーター:大阪国際大学1年 藤山 友汰
 リンナイ株式会社の社内には「原点思想 品質こそ我らが命」という言葉があらゆる場所に掲げられているそうです。経営理念の基本となっているこの言葉は、社員にとって、品質の高い製品やサービスを提供することが、自分たちの存在意義であるということを常に意識させるものです。私は、この言葉が社内のあらゆる場所に掲げられていることから、組織としての一体感を重要視していることを感じました。また、商品サービスについても、先駆けて新しいことに挑戦することや、海外への進展についても、「進化」を感じました。「原点思想 品質こそ我らが命」という言葉をもとに、これからも品質の高い製品やサービスを提供することで、社会に貢献していくと思います。

 

コラム

レポーター:名城大学3年 岡凌央
無形資産って?

レポーター:名城大学2年 片野源也
日本と海外の入浴文化の違い

レポーター:名城大学1年 箕浦琢真
合弁会社って何?

レポーター:甲南大学3年 北田 大夢
連結子会社ってなに?

レポーター:大阪国際大学1年 藤山 友汰
自社株買いって何?

取材協力:リンナイ株会社
取材レポーター:箕浦琢真(名城大学 1年)
        河出享一郎(名城大学 3年)
        神田華栄(名古屋大学 4年)
        岡凌央(名城大学 3年)
        片野源也(名城大学 2年)
        北田大夢(甲南大学 2年)
        藤山友汰 (大阪国際大学 1年)
取材記事担当 :箕浦琢真(名城大学 1年)
取材SNS担当 :神田華栄(名古屋大学 4年)
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本記事の内容の著作権はミラキンⓇに帰属します。

企画・構成・撮影:未来金融研究部

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