トヨタ自動車【7203】

提供:トヨタ自動車(株)

取材日:2023年8月29日

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①世界のトヨタに取材!
②トヨタの目指すカーボンニュートラルとは!

③トヨタの使命【マルチパスウェイ】って?

トヨタ自動車株式会社
資本関連事業部 資本戦略室 IRグループ 主幹 三上様(上段右から2番目)
資本関連事業部 資本戦略室 IRグループ 主任 小山様(上段右から3番目)

他学生メンバー(後述)

 

今回の取材記事担当は名城大学2年 片野源也です。よろしくお願いします!
東証プライム、名証プレミア上場企業のトヨタ自動車(銘柄コード:7203)に取材させて頂きました!

 

今回は取材前に本社の横にあるトヨタ会館にて見学させていただきました。
トヨタ自動車の行っている活動やカーボンニュートラルに向けた取り組みを伺うことができ、また、新型車に乗り込むことができました!
 

トヨタ会館の中の様子

 

トヨタの最先端の安全機能や燃料電池自動車【FCEV】、電気自動車など、実際に見せて頂いたことでトヨタの目指している自動車の世界を感じることができました!

 
大切にしていること

「自分以外の誰かのために」「幸せを量産する」ということを大切にしています!

 

全社員が「幸せの量産」というトヨタの原点に立ち返り、「もっといいクルマをつくろう」、「世界一ではなく、町いちばんをめざそう」、「自分以外の誰かのために仕事をしよう」と胸に刻んで仕事をしています。

 
 

過去のリコール時の話を社員が振り返り話し合う時間が毎年あるんだって!

 

今回はトヨタが目指す【マルチパスウェイ】についてお聞きしました!

トヨタの掲げる【マルチパスウェイ】とは?

電力を再生可能エネルギーによりまかなっている欧米諸国ではカーボンニュートラルを実現するためにEV化が進んでいる一方、化石燃料による発電が中心で、充電ステーションなどのインフラがまだ整っていない日本やその他の国や地域ではハイブリッド車や燃料電池自動車【FCEV】の方がより多くのCO2を減らすための近道だったりもします。カーボンニュートラル以外の観点でも、まだまだ車自体の普及が十分でなくファーストカーとしてガソリン車をチョイスする国もあることなどから、各地域に合わせた自動車を提供していくことがトヨタの使命だと考えています!

 

自動車メーカーとして世界最多の200以上の国・地域に展開しているトヨタならではの使命だね!

 
電気自動車【BEV】
 

トヨタ自動車の電気自動車【BEV】について教えて下さい!

 
 

トヨタ自動車は2022年に電動車のフルラインアップ化の一環として【bZ4X】を発売しました!【bZ4X】をはじめとするbZシリーズは、今までトヨタがガソリン車・ハイブリッド車で培ってきた知見を元に開発したBEV専用プラットフォームを採用しています。2026年には、「クルマ屋」であるトヨタが創る今までとは全く異なる次世代BEVを投入予定です!

 

出典:トヨタ自動車(株)

2026年までにBEV150万台を目標にされていますが、どのように達成していきますか?

BEVのモデル・ラインナップの拡充や、BEVに欠かせない電池の開発・生産・調達を行いながら供給・販売体制の構築に取り組んでいきます!

電池

米国・ノースカロライナ州に新しい電池工場を建設して2025年から稼働する等、日本・北米・中国等、世界各地域で電池の供給体制を準備しています。BEVについて2026年までに10モデルの投入を計画し、2030年までに約5兆円を投資していきます!右の写真はトヨタが開発中の全固体電池という全く新しい革新的な電池です。

工場

従来、上から吊り下げて車を作る工程から、自動運転開発で培ってきた制御技術と工場に設置されたセンサーによる人・車・環境の認識技術を組み合わせて、完成車を自走搬送することが可能になりました。 レイアウトの柔軟性が大幅に向上でき、生産準備のリードタイムと工場投資を大幅に削減することがでるようになります。

BEVファクトリーという新組織が5月に立ち上がり、2026年以降の次世代のBEVにチャレンジしています。

今までの常識を覆す車が誕生しそうですね!

燃料電池自動車【FCEV】

水素社会を実現するためにトヨタでは燃料電池自動車【FCEV】「MIRAI」を製造・販売しています!

🔍燃料電池自動車【FCEV】
FCEVは酸素と水素を「燃料電池」に取り込んで電気をつくり、その電気でモーターを回して走るクルマです。

自動運転と安全性能の技術!

自動運転について

出典:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/common/001226541.pdf

自動運転についてはどのように考えていますか?

自動運転はお客さまの安全を守り、交通事故を無くすために必要だと考えています。

レベル4・5の完全自動運転はいつ頃実現しますか?

まずは、ロボタクシー、商用車や物流などの領域ではじまっていくと思います。具体的な時期は未定ですが、子会社のWOVEN by TOYOTAを中心に研究開発を行っています。

トヨタセーフティセンスとは

Toyota Safety Senseは、重大死傷事故低減に寄与する機能です。先行車や歩行者との衝突回避支援または被害軽減を図る「プリクラッシュセーフティ【PCS】」、車線逸脱による事故の予防に貢献する「レーンディパーチャーアラート【LDA】」、夜間の前方視界確保を支援する「オートマチックハイビーム【AHB】」を中心とする、複数の予防安全機能をパッケージ化しています。

生産する際に匠の技が必要な理由

トヨタ自動車には高い技術力を持つ「匠」と呼ばれるプロが多数在籍しています。匠はロボットにはできない繊細な作業をするため、なくてはならない存在!※1 しかし、匠の技術は言葉で簡単に伝わる物ではありません、そのため、トヨタ自動車ではデジタルを活用して「わかりやすく」「簡単に」「広く」伝えるためのツールを開発し、人材の育成にも力を入れています。※2

出典
※1トヨタのものづくりの原点(創業の精神・高い技能と技術)
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/39758166.html(参照日2023/10/13)
※2「モノづくりは人づくり」モノづくりを支える人材を鍛える現場の力
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/39758339.html(参照日2023/10/13)

 

ポスターの掲載にご協力いただきました!

 

日本初の営業利益1兆円超えの要因ともう一つのメイン事業!

第一四半期の営業利益が一兆円を超えた要因は?

1.半導体不足の解消による販売台数の回復
2.商品の売り上げの構成が改善された
3.為替変動の影響
4.海外を中心とした価格改定 

 

減配しない宣言!?

トヨタ自動車は配当方針を今までの配当性向30%ではなく、『安定的・継続的に増配を実施』する方針に変更しました。
現状トヨタ自動車にとって追い風である円安も含め、世界情勢がわからない中でのこの決断は

日本を代表する企業としての覚悟を感じました!今後のトヨタ自動車の情報も要チェックです!

 

たくさん事業を行っている中で2軸のうちの一つとして挙げられた金融事業ってなんですか?

 
 

お客様の自動車購入や素敵なカーライフに貢献するためのファイナンシャルサービスです。世界40以上の国で、様々なお客様のライフスタイルや生活ニーズに寄り添い、お客様に合った自動車の買い方やお支払方法を提案しています。

 
 

車を購入しやすくするだけじゃなく、購入後のカーライフを支えるための事業なんだね!

 
今後の展開

これまで培ってきたもっといいクルマづくりと町いちばんの考え方を基盤に、モビリティ・カンパニーへの変革を進めていきます!

以上、トヨタ自動車(銘柄コード:7203)の取材報告でした!

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コラム

レポーター:中部大学3年 多田晃也
カーボンニュートラルになるにはどうすれば良いか

レポーター:名城大学1年 箕浦琢真
トヨタ自動車の安全の秘密

取材協力:トヨタ自動車株式会社
取材レポーター:片野源也(名城大学   2年)
        河出享一郎(名城大学  3年)
        神田華栄(名古屋大学  4年)
        岡凌央(名城大学  3年)
        箕浦琢真(名城大学  1年)
        多田晃也(中部大学  3年)
取材記事担当 :片野源也(名城大学   2年)
取材SNS担当 :神田華栄(名古屋大学  4年)
当ホームページはミラキン独自の見解が含まれており、特定銘柄の推奨や株価の上昇または下落を示唆するものではありません、最終判断はご自身にて行って下さい。
本記事の内容の著作権はミラキンⓇに帰属します。

企画・構成・撮影:未来金融研究部

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