①126年の歴史!積み上げてきた信頼と気遣いの営業力!
②国内を徹底的に極める経営戦略!
③「人」を大切に。次の100年への道!
どんな会社?
カノークスは主に鉄鋼の商社として、仕入れ、受注、加工、在庫管理、納品までをワンストップで手がけています!
鉄鋼メーカーから直接鉄鋼を買うことができる1次商の会社としてメーカーの細かな要望にも対応し、お客様の信頼を勝ち取っている会社です。国内の拠点を充実させることに注力し、全国をつなぐ営業網を作ることや、お客様に合わせた加工拠点を作るなどして、お客様を第一にという理念のもとで日々日本の鉄鋼業界を支えています!
過去の取材記事はこちら(2022年11月取材記事)
仕入れから納品までワンストップの商社!
カノークスは1次商(鉄鋼メーカーから直接鉄を購入できる)の商社としては珍しく、鉄鋼の仕入れから納品までをすべて自社で行うワンストップの商社です。それにより、「Just in time」 、「必要な時に必要なもの」を提供することを可能にしています!
大手の商社とカノークスの違いは何なのでしょうか
大手の商社は受けた注文を子会社に振ることが多いですが、それに対しカノークスは自社で仕入れから納品までを行うことで細かなニーズに対応できます!
田中様
提供:(株)カノークス
困難を乗り越える武器は「営業力」
提供:(株)カノークス
コロナ禍や半導体不足、メーカーの不正問題など向かい風となる出来事が多い中でも、カノークスは売り上げを伸ばしています!その要因はズバリ営業力!メーカーの細かな要望に対して着実に対応し、メーカーが落ち込んでいる時にも様々な対応策を提案することで信頼を勝ち取り、注文量を増やしています!
EVシフトへの対応!
世界的にガソリン自動車から電気自動車へのシフトが起きており、その流れの中で必要でなくなる部品、新たに必要となる部品が生まれます。カノークスにとっても需要がなくなる製品もありますが、信頼関係を築いているメーカーと情報交換をしながら新しい需要に対応し、アップデートしています!
提供:(株)カノークス
126年の歴史!積み上げてきた信頼!
カノークスは今年で126年目の企業。古くから常にお客様のために尽力し、その中で勝ち取った信頼が今の取引にも大きく活かされています!
また鉄鋼の商社には鉄鋼メーカーの子会社の商社が多い中でカノークスは独立系の商社です!そのためしがらみが少なく、臨機応変に対応でき、経営理念に掲げられている「常にお客様から第一に求められる企業に」を実現しています!
売っているのは気遣いです!
田中様
株主との2人3脚!長く愛される会社に!
カノークスは国内に特化した企業であり、為替などの影響が少なく比較的安定した株です。また配当性向が50%を超えており、その背景には株主にともに歩んでいくパートナーになってもらいたいという考えがあります!もちろん流動性も大事にしながら、株主に長く株を持ってもらい、買ってもらう。そのようにして株主と2人3脚で歩んでいくことを目指しています!
国内市場を徹底的に極める?!
カノークスでは経営資源を国内に重点的に分配しており、国内をすべてつなげる営業網を作り、お客様に合わせた加工拠点を作ることで、国内の地場産業に密着した経営戦略を取っています!
提供:(株)カノークス
メーカー一つ一つに合わせた加工拠点を作ってお客様のニーズに応えているんだね!
今後の展望
カノークスが次の100年生き残っていく上で大切なのが「人」にあります。「人」はカノークスの武器でもあり、優秀な人材がモチベーションを持って働けることが大切です。困難なときこそ人への投資を惜しまずに育てていくことが大切だと考えています!先を見据えたM&A、加工機能の強化も進めながら、最も大切な資源であり、武器である「人」を育てていくことが今後のカノークスの鍵となります!
取締役執行役員 経営企画部長 田中之介様よりコメント
(株)カノークスのIRページはコチラ
以上、株式会社カノークス(銘柄コード:8076)の取材報告でした!
レポーター:名城大学 3年 片野源也
取材をさせて頂いて商社として、ただモノをお客様となるメーカーに納品するだけでなく、どうしたら使いやすくなるのか、細かいところまでお客様に寄り添うからこそ規模の大きい商社の大きい商社にも負けず、そこにカノークス様の強みがあると感じました!
レポーター:名古屋大学 2年 稲葉琉斗
創業から126年の歴史のあるカノークス様から結局は人と人との繋がりが大切であるということを取材を通して学べました!大手商社には無い、小回りを効く点など一社一社の要望に丁寧に答えられている点や国内にまだまだ可能性を感じ注力されているという点などとても応援したい企業でした!
レポーター:名古屋大学 2年 渡邉 康介
取材中におっしゃられていた「気遣いを売っている」という言葉がカノークス様が100年以上、愛されて、信頼されてきた理由だと感じました!常にお客様を一番に考え、国内を徹底的に極めるその戦略に注目していきたいです!
レポーター:名城大学 1年 飯田 思遠
利益を上げたい企業にとって、利益の少ない仕事を請け負ったり、配当性向をあげたりするのは難しいことです。しかし、人との繋がりを大事にされているカノークス様が、このビジネス競争激化の中・長い歴史の中で生き残っている理由がわかりました。また、商売をする上で、一番大事な「お客様を大切にすること」を改めて感じさせられました。
取材協力:株式会社カノークス
取材レポーター:渡邉康介 (名古屋大学 2年)
片野源也 (名城大学 3年)
稲葉琉斗 (名古屋大学 2年)
飯田思遠 (名城大学 1年)
取材記事担当 :渡邉康介 (名古屋大学 2年)
取材SNS担当 :片野源也 (名城大学 3年)
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