(株)SCREENホールディングス【7735】

提供:(株)SCREENホールディングス

取材日:2026年4月13日

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①世界の半導体づくりを支えるSCREEN
②高い収益力を生んだ後藤社長の経営判断
③AI時代を見据えた次の成長ステージ

株式会社SCREENホールディングス
代表取締役 取締役社長 CEO 後藤 正人 様(中央)
上席執行役員 グローバルコミュニケーション戦略本部長 兼 IR室長 乙部 千穂 様(右)
グローバルコミュニケーション戦略本部 IR室 大同 祐理花 様(左)
他学生メンバー  (後述)

業種
電気機器
本社所在地

〒602-8585 京都市上京区堀川通寺之内上る四丁目天神北町1番地の1

市場区分
東証プライム
銘柄コード
7735
現在価格

 

法貴
法貴

今回の取材記事担当は神戸大学3年 法貴柾です。よろしくお願いします!

どんな会社?

株式会社SCREENホールディングス(以下、SCREEN)は、京都に本社を置く、世界トップクラスの半導体製造装置メーカーです。

提供:(株)SCREENホールディングス

半導体製造装置とは、スマートフォンやパソコン、AI、自動車などに使われる「半導体」を作るための装置のことです。
SCREENは半導体そのものを作る会社ではなく、半導体を作るための装置をつくることで、世界のものづくりを支えている企業です。

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特に、半導体を製造する過程で欠かせない「洗浄工程」に強みを持っています。

企業理念

人と技術をつなぎ、未来をひらく

歴史と事業の流れ

SCREENの創業は1868年(明治元年)。石田旭山印刷所としてスタートしました。150年以上の歴史を持つ企業が、現在は世界の最先端で半導体製造装置の技術を磨き続けています。

もともとは印刷や製版といった分野で技術を磨いてきた会社です。

その後、ガラスの表面を加工する技術などを応用し、現在の半導体製造装置へと事業を広げていきました。

また、売上の約8割を半導体製造装置事業が占めており、海外売上比率も高いことから、グローバルに事業を展開している点も特徴です。

世界の半導体づくりを支えるSCREENの強み
法貴
法貴

SCREENの強みはどこにありますか?

大きな強みは、半導体製造に欠かせない洗浄工程で培ってきた技術力です。半導体は非常に精密な製品なので、目に見えないレベルの汚れを取り除く技術が重要になります。

後藤社長
後藤社長

SCREENの強みは、半導体製造の中でも特に重要な「洗浄工程」にあります。

半導体は、スマートフォンやパソコン、AI、自動車などに使われる、とても精密な部品です。そのため、製造途中で小さなゴミや汚れが残るだけでも、性能に影響が出ることがあります。

そこで重要になるのが、半導体を作る途中でウエハーをきれいにする洗浄装置です。

ウエハーとは

半導体を作る土台となる薄い円盤状の板のことです。このウエハーの上に細かな回路を作り込んでいくことで、半導体が作られます。

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SCREENは、この洗浄装置の分野で世界トップクラスの存在感を持っています。
枚葉式洗浄装置、バッチ式洗浄装置、スピンスクラバーの主要装置で、いずれも世界シェアNo.1です。

技術を守り、受け継ぐという強さ

SCREENの強さは、売上や利益率、世界シェアといった数字だけでは見えません。

後藤社長は、海外に安易に工場を置かない理由について、ノウハウの流出を防ぐためだと話されていました。SCREENの装置には、図面や部品だけでは表しきれない現場の工夫や、長年培われた技術の蓄積があります。

こうした目に見えにくい技術を守り、次の世代へ受け継いでいくことが、SCREENの洗浄技術や製品づくりを支える土台になっています。

取材の様子

高い収益力を生んだ後藤社長の経営判断
法貴
法貴

半導体メーカーごとに求める装置は違うと思うのですが、どのように対応しているのですか?

すべてをオーダーメイドにするのではなく、セミオーダー方式を取り入れています。

後藤社長
後藤社長
法貴
法貴

セミオーダー方式?

セミオーダー方式とは、「あらかじめ用意した部品や設計を組み合わせて製品を作る方法」です。これにより、設計の効率化、生産スピードの向上、コスト削減を実現しています。

後藤社長
後藤社長
法貴
法貴

それでもお客様の満足度が高いのはなぜですか?

完成品のシミュレーションを事前に見せることができるからです。

後藤社長
後藤社長

SCREENは、彦根や洛西にある施設で、製品導入前に「完成後の状態」を確認できる体制を整えています。

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これにより、導入前の不安を減らし、トラブルを事前に防ぐことができ、信頼につながっています。

後藤社長
後藤社長

単に高性能な装置を作るだけでなく、顧客にとって使いやすく、導入しやすい形にできることも、SCREENが選ばれる理由の一つです。

経営判断の重要性

後藤社長はCEOに就任する前、主力である半導体製造装置事業の営業利益率を、5年で7%から23.2%へと大きく改善させました。

その背景には「選択と集中」があります。すべての事業を同じように進めるのではなく、どの領域で勝つのかを見極め、力を集中させたのです。

技術力を高い収益力につなげる経営判断が、SCREENの競争力を支えています。

AI時代に向けて、次の成長ステージへ

スマートフォン

自動車

通信インフラ

半導体は、スマートフォンや自動車、通信インフラだけでなく、AIやデータセンターなど、これからの社会を支えるさまざまな分野で使われています。

特にAIの広がりによって、より高性能な半導体を作るための投資が世界中で進んでいます。

そのため、半導体そのものを作る企業だけでなく、半導体を作るための装置を手がける企業にも、大きなチャンスが広がっています。

法貴
法貴

半導体業界の課題は何ですか?

AIをはじめとする技術革新に伴い、微細化の限界や環境負荷への対応が急務となっています。

後藤社長
後藤社長

微細化とは

「半導体の回路線幅をより細かくし、高性能化を目指すこと」です。
ただし、小さくすればするほど、技術・ノウハウが必要になり、「動作が不安定になる」「エラーが起きやすくなる」という課題があります。

現在は、「電気以外の仕組み(磁気)を使う技術」「部品を立体的に重ねる技術(3D化)」など、新しいアプローチが進んでいます。性能とコストのバランスをとることが重要になっています。

こうした変化の中で、SCREENは主力である半導体製造装置事業をさらに成長させようとしています。

洗浄技術を中心とした強みを活かしながら、AI時代の半導体需要を取り込もうとしています。

法貴
法貴

御社の生産・量産化への取り組みは?

将来的には、AI(人工知能)による生産計画の最適化、ロボットによる作業の自動化を進めることで、労働力不足にも対応していきます。

後藤社長
後藤社長

今後、半導体製造装置には、より高い性能だけでなく、安定して作れる生産体制も求められます。SCREENは、AIやロボットの活用によって、生産の効率化や自動化にも取り組もうとしています。

また、海外での研究開発体制も強化しています。

たとえば、米国ニューヨーク州に開設した研究開発拠点「ATCA」では、最先端の半導体技術に関わる研究開発を進めています。これにより、洗浄・エッチング領域、熱処理、アドバンスドパッケージなど、幅広い分野で競争力を高めていこうとしています。

法貴
法貴

今後はどのようなことに取り組んでいきますか?

学生が働きたいと思える会社にしていきたいですね。そのためにはやはり製品力や業績を高めることが必要です。半導体分野で世界トップクラスの地位を維持し、そこで得た資金を次の事業へ戦略的に投資していきます。

後藤社長
後藤社長

SCREENは、半導体製造装置で培った技術力をさらに磨きながら、次の成長にも挑戦しようとしています。

半導体市場は、AIの普及やデジタル化の進展によって、今後も重要性が高まる分野です。その中でSCREENは、世界の半導体づくりを支える企業として、次の成長ステージへ進もうとしています。

創業から150年以上を迎えましたが、次は200年企業を目指して、未来へつないでいきます。

後藤社長
後藤社長
法貴
法貴

ありがとうございます。これからも応援しています!

学生へのメッセージ!

後藤社長よりメッセージ

後藤社長よりメッセージ色紙を頂きました!

法貴
法貴

以上、株式会社SCREENホールディングス(銘柄コード:7735)の取材報告でした!

北田
北田

レポーター:甲南大学 3年 北田大夢 
SCREENホールディングスは株式市場では広く知られている一方で、一般の方にはまだ馴染みある企業ではないとお聞きしました。その中で、テレビやYouTubeなど媒体を使い分けながら認知度向上に取り組まれている点が印象的でした。さらに、認知度を高める目的が、社員の皆様が「SCREENホールディングスで働いていること」に誇りと自信を持てるようにするためだと伺い、広報活動の意義まで深く学ぶことができました。

平川
平川

レポーター:甲南大学 4年 平川湧斗
[仕事とは積分である」
まず初めにこの意味が気になったあなた、ぜひ動画の方をご覧ください。半導体業界が直面している課題や、それを踏まえたSCREENホールディングスの成長戦略について、学生の私たちにも分かりやすくご説明いただきました。業界全体の構造と御社の取り組みを深く理解することができ、大変有意義な時間となりました。

藤山
藤山

レポーター:大阪国際大学 3年 藤山友汰
創業158年という長い歴史の中で、印刷事業から培われた技術が今の事業にも活かされている点にとても面白さを感じました。単なる事業転換ではなく、技術を軸に発展しているところが印象的でした。また、技術を受け継ぐだけでなく、環境に合わせて変化し続けている点から、無形資産が企業文化としてしっかり根付いていると感じました。企業の強みはこうした積み重ねにあると学びました。

法貴
法貴

レポーター:神戸大学 3年 法貴柾 
SCREENホールディングスの、AIやロボットを活用した効率化によって労働力不足に対応しつつ、技術流出や国際情勢も見据えた経営戦略が印象的でした。さらに、半導体の微細化に伴う課題に対して磁気を利用した新たな技術で挑戦し、変化する先の読めない時代に対応する半導体企業の最前線が感じられました。

取材協力:株式会社SCREENホールディングス
取材レポーター:北田大夢(甲南大学 4年)  
        平川湧斗(甲南大学 4年) 
        藤山友汰(大阪国際大学 3年) 
        法貴柾(神戸大学 3年)                           
取材記事担当 :法貴柾(神戸大学 3年)
取材SNS担当 :平川湧斗(甲南大学 4年)
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