上場ってなんだろう

今回は、2022年4月に上場したASNOVAさんを取材させていただきました!

上場企業を取材している未来金融部ですが、そもそも上場とはどういったものでどんなメリットがあるのか、詳しく見てみましょう!

上場(IPO)とは?

上場(IPO)とは、企業が発行する株式を証券取引所で売買できるようになることです。日本には名古屋、東京、福岡、札幌に証券取引所があります。証券取引所は上場企業と投資家を繋ぐ場のようなイメージです!上場することによって、会社の株を株式市場に公開でき、ほかの企業や投資家に買ってもらうことができるようになります!また、上場するには高い基準や証券取引所の厳しい審査をクリアしなければならないという、非常に狭き門なのです!具体的に数字で見ると、日本には全体で約243万社の株式会社があり、このうち上場企業は4032社。なんと上場企業は全体の0.16%程なのです!

❶資金調達がしやすくなる!
上場することによりほかの企業や一般の投資家に証券取引所を通じて簡単に株式を買って もらえるようになるからです!証券取引所が仲介することにより市場から大きな資金調達 が可能になります!未上場でも株式を発行し売買することはできますが、自身で購入相手を探し、当事者間で値段を判断して取引するのでかなり大変です!そして会社は得た資金から事業の拡大を進めていけるのです!

❷会社の信頼度が上がる!
上場するには証券取引所もよる厳しい審査が行われているため、上場している企業への信頼はとても厚いです!信頼のあることで銀行からも資金を借りやすくなることもあります!また、上場により一般的な知名度の上昇も起こります。耳にしたり、利用したりする企業の方が安心感を感じることもあると思います。その結果、就職したいと考える学生が増え、優秀な人材の確保につながることもあります!

❸会社の価値を客観的に把握しやすい
株式が市場で取引されることで、世間から見た企業の価値が株価に反映されます。会社の中にいると見えにくい、客観的な目線に立って会社を見ることで世間からのニーズ を的確に捉えやすくなります。また、会社の売買(M&A)の際の値段の参考にもなります!デメリットとしては手続きや維持に多大な手間とお金がかかってしまうことが主にあげられます。それでも、これだけのメリットがあり上場することの価値は計り知れません!

上場するための条件は、取引所や上場先の市場によっても異なります。日本には、名古屋、東京、福岡、札幌に取引所があり、市場としては主にプライム市場、スタンダード市場、グロース市場があります!

上場の条件には

1実質検査基準
企業の体制や取り組む姿勢が上場にふさわしいかを見る

2形式要件
株主数、時価総額、純資産や売り上げなど具体的な数値で審査する

この2つの条件をクリアしなければなりません受験でいうと実質検査基準は内申点、形式要件はテストの点数のようなイメージに近いです!

例として東証プライムの新規上場条件の一部を見てみましょう!

要件
株主数:800人以上
流通株式数:20000単位以上
流通株式時価総額:100億円以上
純資産数:50億円以上

東証プライムとは、東京証券取引所が2022/4/4から導入した市場区分のうち最上位の市場のことです!上記の条件から日本最高峰の企業にしか上場できないことが一目でわかりますね!

最後に

こうして上場について調べてみると、私たちはこれほど素晴らしくて希少な上場企業に取材の機会を頂けていること、改めて嬉しく思いました!これからも、厳しい社会を何度も勝ち抜き上場を達成している企業さんのスキームや魅力を沢山届けられるよう頑張ります!

レポーター:名古屋大学 1年 稲葉琉斗

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