取材日2023年8月22日
①再生医療って!
②医療の改革!?
③業界の発展性!
J-TEC
執行役員 経営管理部長 村井様(右から3番目)
経営管理部 マネージャー 鬼頭様(左から3番目)
経営管理部 齋藤様(左から4番目)
他学生メンバー(後述)
今回の取材記事担当は名城大学3年 岡凌央です。よろしくお願いします!
東証グロース上場企業の株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング『以降:J-TEC』 (銘柄コード:7774)
に取材させて頂きました!
提供:J-TEC
本社
ヒトの皮膚、軟骨、角膜といった細胞を使った再生医療等製品とともに、再生医療という「産業」をつくっている会社です。
1999年創設なのですね!
今でこそ「再生医療」という言葉がありますが、創設当時はそのような言葉がありませんでした。
村井様
今ではニュースなどで当たり前のように再生医療という言葉を聞きます!
昔と今とではどのように風向きが変わりましたか?
アベノミクスにおいて再生医療が成長戦略の柱の1つに掲げられ、山中教授のノーベル賞受賞を機に、再生医療という言葉が社会に知られる様になりました。今では、国をあげて再生医療を進めていく体制ができました。
村井様
再生医療推進法が成立され、再生医療に対して様々な補助金や制度が整備されているのですね!
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最先端の医療!?
再生医療とは、従来の薬物治療や臓器移植とは異なります。われわれの身体に備わっている組織の再生能力を引き出すことで、失われた組織や臓器の機能を、細胞を使って回復させることに主眼をおいた医療です。
我々の社名にもあるティッシュエンジニアリングとは人の細胞を一度外に取り出し、その細胞を増やしてもどすという技術のことです。
失われた組織や臓器の機能を、細胞を使って回復させる医療に使われています。
実際に、J-TECの製品が、失われた組織や臓器の機能を、細胞を使って回復させる医療に使われています。
村井様
根本治療に重きを置いた治療法なのですね!再生医療は一般的に使われているのですか?
対象となる疾患がまだ限定されてはいますが少しずつ治療に使われてきています。
村井様
見学の様子
提供:J-TEC
表皮細胞シート
自家培養表皮ジェイスは、大やけど・生まれつきのあざ・少しの衝撃で皮膚がはがれてしまう病気などの治療に使われます。
提供:J-TEC
自家培養表皮の移植フロー
自家培養軟骨ジャックは患者さんの軟骨を少量いただいてきて、細胞をコラーゲンの立体構造の中で増やしたもので、大きさは500円玉程度のものです。
スポーツや事故などでひざの軟骨が大きく欠けてしまった患者さんの治療に使われます。
提供:J-TEC
培養軟骨
提供:J-TEC
自家培養軟骨の移植フロー(膝関節)
提供:J-TEC
培養角膜上皮
自家培養角膜上皮ネピックは患者さんの眼の角膜の部分を少量いただいてきて、J-TECで細胞を増やしてシート状にしたものです。化学薬品などで片方の黒目が濁ってしまった患者さんの治療に使われます。
患者さんの口の中の粘膜を少量いただいてきてJ-TECで細胞を増やしてシート状にした自家培養口腔粘膜上皮オキュラルも製造販売されています。オキュラルは病気などで両目が白く濁ってしまった患者さんの治療に使われます。
提供:J-TEC
角膜上皮の移植フロー図
御社には様々な製品がありますね。他にも大学やベンチャー企業と共同研究をしていますか?
J-TECはこれらの製品を製造販売するだけでなく、再生医療を普及するために他社や研究機関の製品開発をサポートしています。
村井様
他社の製品開発をサポートしているのですね!長年の研究成果と高度な技術力があるから可能なのですね!
その通りです。他にもこれらの技術を応用し、化粧品や点眼薬などの安全性を確かめる実験材料として使われるものを提供しています!
村井様
我々は、「再生医療をあたりまえの医療に」をビジョンに掲げ、社会性のある企業として成長していきたいと考えております。
J-TECは再生医療のパイオニアとしてこれからも再生医療の普及を先頭に立って進めていきます。
そのため、ビジネスとして成り立つのか、成長していくのか我々が一つのベンチマークとなりえるので、ここが当社の責務となり期待される面だと思います!
村井様
これからの成長が楽しみです!投資の観点から見たときの強みはありますか?
将来性が高い分野であることと、すでに質が高く医療機関から評価されている製品を提供し販売していることがアピールポイントです!
村井様
社会性のある事業であり、国からの補助金などにより経済的な面からみてもさらに加速していくことが期待されています!
将来性が高い分野であることと、すでに質が高く医療機関から評価されている製品を提供し販売しているので安定的に成長していくでしょう!
ポスターの掲示にご協力いただきました!
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学生へのアドバイス!
執行役員 経営管理部長 村井様 メッセージ
村井様よりメッセージを頂戴いたしました!
多くの企業を訪問することの大切さを改めて実感しました!ご丁寧に取材の対応をしていただきありがとうございました。
以上、J-TEC(銘柄コード:7774)の取材報告でした!
レポーター:名城大学2年 片野源也
ティッシュエンジニアリングについて
取材協力:J-TEC
取材レポーター:神田華栄(名古屋大学 4年)
岡 凌央(名城大学 3年)
片野源也(名城大学 2年)
箕浦琢磨(名城大学 1年)
取材記事担当 :岡 凌央(名城大学 3年)
取材SNS担当 :神田華栄(名古屋大学 4年)
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企画・構成・撮影:株のトラ®
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