配当性向を知ろう!

今回は配当性向について調べました!

配当性向とは

配当性向とは、企業が純利益(税引後利益)の中から配当金をいくら支払っているかをパーセンテージで表したものです。
配当性向(%)=1株あたりの配当額÷1株あたりの純利益×100
という計算式で求められます。
つまり配当性向が高いほど会社の資金を株主に還元しているということです。


成熟企業と成長企業

配当性向の高さを決める要因の一つに成熟企業であるか成長企業であるかがあります。

成熟企業とはコメダ珈琲のように市場での地位を確立し、長期的な成功を目指している企業です。安定した顧客や確立したブランドを持っていることも特徴です。

一方、成長企業とはベンチャー企業のように、市場でのシェアの拡大を目指している企業であり、急速な成長を目指している企業です。そのため設備の拡張や新規事業に大きな資金を投じることがあります。

一般的に成熟企業では配当性向は高く、成長企業では低く(0の場合も)なっています。

インカムゲインとキャピタルゲイン

ではなぜ企業の種類によって配当性向の違いが生まれるのか。
そこで関係するのがキャピタルゲインとインカムゲインです。
インカムゲインーー株式運用における配当のこと
キャピタルゲインーー売買差益(株式を買ったときと売ったときの差額)
成熟企業の株は長期的な安定した運用と、配当によるインカムゲインを、成長企業の株は企業の成長と株価の上昇によるキャピタルゲインを狙った投資になります。

まとめ

配当性向という言葉はあまり聞き慣れない言葉ですが、自分の投資、運用における目的(長期運用か短期運用か、ハイリスクハイリターンかローリスクローリターンか)を達成するためにとても大切な指標となります。
それぞれの企業のメリット、デメリットをしっかりと理解して購入する企業の株を選んでいくことが大切です。

レポーター
名古屋大学2年 渡邉康介

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