
提供:(株)エクスモーション
取材日:2025年4月10日
①ソフトウェア開発 “技術参謀”の会社!
②AIツールでスケールをねらえ!
③ブルーオーシャンを進め。“価値で選ばれる企業”エクスモーションの戦略

株式会社エクスモーション
代表取締役社長 渡辺博之様(左から2番目)
執行役員 管理本部 本部長 兼 経営企画室 室長 三上宏也様(左から1番目)
他学生メンバー(後述)
業種
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情報・通信 |
本社所在地
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東京都品川区大崎2-11-1 大崎ウィズタワー
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市場区分
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東証グロース
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銘柄コード
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4394
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現在価格
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今回の取材記事担当は甲南大学4年 平川湧斗です。よろしくお願いします!

提供:(株)エクスモーション
自動車業界を中心に、ソフトウェア開発の“設計”に特化したコンサルティング会社です。メーカーが作る製品には、たくさんのソフトウェアが入っています。
~例~
・車←←←ナビ、音楽、テレビ、自動運転…
・医療機器←←←波の形で表示するやつ、薬の自動投与、画像処理…
これらの機能をつけるにはソフトをどう作るか、どんな構造で作れば安全で効率的かを考えておかなくてはいけません。エクスモーションは、プログラミングする前の「どう作るか?」を一緒に考えるプロ なんです。
ソフトウェア…コンピューターやスマホを動かすための「プログラム全部」のこと。
例 「iOS」や「Android」など
アプリケーション(アプリ)…ソフトウェアの中で、ゲームやSNSのような「特定の目的」で使うもののこと。
例 「LINE」や「YouTube」など
要するに、凄いプログラマーの集団でしょ?と思った方、惜しいんです。実はプログラミングはソフトウェア開発の最終段階。エクスモーションの担当は、最初期段階のプログラムの全体設計部分から実用化されるまでの全てをアドバイスすることなんです。
プログラマーというよりも”ソフトウェア界の設計事務所”の方が近いですね。


プログラミング過程
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取材の様子
超専門的な技術で他社には真似できない!
設計段階からアドバイスできる人材は非常に少なく、その技術はとても高度。長年にわたり積み重ねてきた知識が、非常に強力な武器となっているんですね。

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“伴走型”のコンサルで長期的な信頼関係
一度契約すると、ずっと同じお客さんと継続して関わり続ける「伴走型コンサル」のスタイルを取っています。(ん?困りごとが解決したらお仕事完了じゃね?)と思う勘の良い方もきっといるでしょう。そう、ここがポイントなんです。エクスモーションのコンサルの方々は、お客さんの困りごとを見つけ出すスーパーエリート。お客さんからするとどんどん困りごとを解決していってもらえるので、信頼性うなぎ登り、というわけです。
一つが完了してもまた次の支援へ、そのまた次へ、次の次の次の、、、と契約を更新してもらえるんです!実際にコンサルティング事業売上の約8割以上が継続の会社さんで、残りの1~2割は新規の会社さんになっているんだそうです。

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エクスモーションさんはとても頼りにされているんですね!ちなみに新規のお客さんとはどの様に出会うのでしょうか?
既存のお客さまから紹介して頂いたり、展示会に参加した際にお声がけ頂くことが多いです。


お客さんから別の新たなお客さんを紹介してもらえる点からも、関係性が伺えますね!
お客さんってどんな会社が多いんだろう?と気になった方がいらっしゃいましたらこちら(取引先一覧)をご覧ください。おそらく皆さんご存知であろう企業がいくつも載ってます。お客さんからの声もセットで載っている点も注目ポイントです。
NEXT>>>成長戦略について
コンサルティング事業(=人が動かないとやっていけない)というビジネスモデル上、
・人がいないと売上が上がらない
(例えば社員1人につき1社持つと10社契約すると10人必要、売上と同時に人件費も10倍になる。)
・教育がとても大変
(超専門的な知識と技術を習得するまでに何年かかるんや、、、)
などの課題があります。(実際にエクスモーショングループの社員数は全体で79名程(2025年4月時点)のため、過去には人手の問題から対応しきれない案件は泣く泣くお断りしたこともあるのだとか。)
そこで、コンサルで培ったノウハウを製品として提供する事業をスタート。それが「CoBrain」「Eureka Box」などです。

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「CoBrain」
エクスモーションの専門知識を凝縮して作られたAI。コンサルティングよりも低価格から利用可能で、AIに相談しながら問題を解決出来るツールです!
「Eureka Box」
設計レビューに“ひらめき”と“気づき”をもたらす、プロのためのチェック支援ツールです!チェックリストだけでなく、“なぜその項目が大事か”まで教えてくれます。

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これらのツールはストック型のビジネスモデル(月額料金制のサブスク的なイメージ)で安定的に収益が確保できるうえ、割と簡単なことならコンサルティングなしでもお客さんの課題を解決できます。さらに、比較的安いサービスのため導入されやすく、エクスモーションの知名度アップ、ツールで試したけど難しかった…というお客さんへコンサルティングで入ることができる、などのメリットもあります。これを考えた人はきっと天才ですね。

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社内にポスターを貼っていただきました!
エクスモーションでは、10年以上前から新卒採用を続けているものの、「苦難の歴史」だったそうです。なぜなら、通常のプログラミングや開発とは異なり、ソフトウェア設計の最初の工程に関わるので、いきなり難易度が高いから。プログラミングができても、その前段階は知らん!イメージできない!という方はなかなか大変と言われるみたいです。逆に言うと、論理的な思考さえあれば文系理系関係なくスーパーエリートになれる(?)らしいです。
興味がある方は是非エクスモーションのnoteも覗いてみてください。(個人的には、 エクスモーションの社員に聞いた「渡辺社長ってどんな人?」 の記事が一番好きです。特に渡辺社長の意外なエピソードは必見かと。)
➡ エクスモーションのnoteを見る!!

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ソフトウェア設計の需要がどんどん増えていくなかで、「CoBrain」「Eureka Box」などのストック型ビジネス、M&A、新規事業、などを進めることで事業をスケールさせていきます。価格競争のレッドオーシャンではなく、価値重視のブルーオーシャンのビジネスにこだわって事業を成長させていきます。


渡辺博之社長よりメッセージ

以上、株式会社エクスモーション(銘柄コード:4394)の取材報告でした!

レポーター:甲南大学 4年 平川湧斗
日本の一大産業である車業界でソフトウェア開発の需要が伸びていること、AIの開発へも注力されている点からエクスモーションさんの今後の成長がとても楽しみだなと感じました。

レポーター:名城大学 4年 片野源也
DX化が必要不可欠となる時代において、お話を伺い、エクスモーション様の行われている事業によって日本のDX化がさらに進むと感じました!今後どのように事業展開していくのか楽しみです!

レポーター:慶応義塾大学 4年 松尾裕生
今回の取材を通じて渡辺社長は株価のボトルネックとしてビジネスのスケール化に焦点を当てられていましたが、CoBrain、Eureka Boxをはじめとする新プロダクトや幅広な視野からのM&Aなど、様々な打開策に意欲的であると強く感じました。
実際にエクスモーション社が今後どのように成長を実現するのか楽しみです。
取材協力:株式会社エクスモーション
取材レポーター:平川湧斗(甲南大学 4年)
片野源也(名城大学 4年)
松尾裕生(慶応義塾大学 4年)
取材記事担当 :平川湧斗(甲南大学 4年)
取材SNS担当 :平川湧斗(甲南大学 4年)
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企画・構成・撮影:株のトラ®
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