
提供:IMV(株)
取材日:2026年4月27日
①振動で製品の寿命を再現するIMVの事業内容とは!
② なぜIMVは強い?信頼・データ・需要に支えられる強みとは!
③振動分野で世界一を目指すIMVの今後の展望とは!

IMV株式会社
取締役 経営企画本部長 柿原正治様
営業本部 広報部 広報課 課長 品川佳子様
経営企画本部 人事・総務部 人事課 採用・教育担当 百次あゆみ様
他学生メンバー (後述)
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業種
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精密機器
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本社所在地
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〒555-0011 大阪市西淀川区竹島2-6-10 |
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市場区分
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東証スタンダード
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銘柄コード
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7760
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現在価格
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今回の取材記事担当は大阪国際大学 4年 藤山友汰です。よろしくお願いします!
IMVは、モノが壊れる前に「どんな壊れ方をするか」を事前に調べる会社です。スマホや自動車、ロケットまで、あらゆる製品は使われる中で振動(ゆれ)を受けます。

提供:IMV株式会社
IMVはその振動を人工的に再現し、お客様が製品の耐久性を評価するための試験環境を提供しています。
実際に使う前に寿命を再現するイメージですか?
そうですね。本来は何年もかかる劣化を、試験の中で一気に再現します。
つまりIMVの仕事は、「製品の一生を短時間で再現すること」なんですね!
企業理念
SECURE THE FUTURE (未来の安全・安心のために)
事業は次の3つです。
① DSS 振動シミュレーションシステム(約7割)
振動試験機を開発・製造する主力事業!製品が受けるゆれや衝撃を再現し、お客様の製品評価に必要な試験を支えています。
② TSS テスト&ソリューションサービス(約2割)
製品の試験を支援する事業!振動や温度などの環境を再現し、お客様が評価・判断を行うための試験データを提供しています。
③ MES メジャリングシステム(約1割)
振動を測定する装置を提供する事業!地震や機械の異常を検知し、「壊れる前に気づく」役割を担います。
「装置・試験・データ」を一体で扱う点が特徴です!

提供:IMV株式会社(決算説明資料より作成)
工場内見学をさせて頂きました!



IMVの強みは、「参入の難しさ」と「継続的に強くなる構造」にあります。
①信頼と実績

提供:IMV株式会社
まず、振動試験はただ揺らすだけでは成立しません。現実に近い条件を、精度高く再現する必要があります。
そのためには電気制御(細かい振動の調整)、機械設計(装置そのものの構造)、ソフトウェア(制御・再現性の担保)といった複数技術の統合が不可欠です。さらに、試験環境の精度や再現性は、お客様が製品評価や品質判断を行ううえで重要な要素になります。
試験環境の精度が、お客様の製品評価や信頼性の判断を支えるということですか?
はい。だからこそ実績が重視されます。
技術だけでなく「信頼の蓄積」も必要なため、参入が難しい分野ですね。
自動車をはじめ、さまざまな製品の振動試験に関わっていて、日本のものづくりを支えているという実感があります。そこに誇りを持っています!
②実際の振動データの可能性
また、近年はシミュレーション技術も進化していますが、現実の振動は不規則で複雑です。IMVは実機試験を通じて、実際の破損データや環境ごとの振動データを蓄積しています。

最終的な判断には実際のデータが必要ですか?
はい。現実とのズレを埋めるのが重要です。
シミュレーションでは代替しきれない領域で強みがあるんですね!
コンピューターの中で試験する時代へ
最近は、車やロケットの動きをコンピューターの中で再現して、壊れないかを確認する「シミュレーション」が進んでいます。
たとえば、車の振動や衝撃をデータで再現し、部品がどこで壊れるかを事前に予測することができます。開発を早く進められるメリットがありますが、現実のゆれはとても複雑で、完全に再現することは難しいです。
そのため、コンピューターでの試験と、実際の試験を組み合わせることが重要になっています。
③安定した需要

提供:IMV株式会社
さらに、振動はすべての製品に発生します。輸送される製品、動く機械、外部環境にさらされる機器など、対象は非常に幅広いです。
特定の業界に依存しないんですね。
はい。どんな製品でも必ず関係します。
「壊れないこと」が求められる限り需要はなくならず、安全基準の厳格化により試験の重要性はむしろ高まっています。
なぜ製品評価のための試験が必要なのか
製品評価では、企業ごとの判断だけでなく、国際規格などの基準に沿った試験が求められます。
多くの製品には、ISO(国際標準化機構)などの国際規格があり、
「どのくらいの振動に耐えられるか」などの基準が定められています。
そのため企業は、こうした基準をクリアするために、
必ず試験を行う必要があります。

取材の様子
IMVは「振動分野で最も信頼される会社」を目指しています。この目標に対して、戦略は一貫しています。
まず、従来は装置販売が中心でしたが、今後は試験サービス、データ分析、コンサルティングを強化します。これは顧客が求めているのが「装置」そのものだけではなく、評価や判断につながる試験データ・分析だからです。


提供:IMV株式会社
次に、試験拠点を国内外に拡大しています。これは、顧客の開発拠点の近くで試験できることに加え、輸送コストや時間の削減にもつながります。
グローバル企業との取引拡大につながります。
さらに、EV(電動化に伴う新たな振動課題)、航空宇宙(極限環境での耐久性)、防衛(高い信頼性要求)といった成長分野に注力しています。これらは共通して「壊れてはいけない」分野であり、試験の精度・重要性がさらに高まる領域です。
業界の変化をどう見るか
企業の将来を考えるときは、お客さんとなる業界の変化を見ることが大切です。たとえばEV(電気自動車)はエンジンがなくなるため、「部品が減って試験も減るのでは?」と思われがちです。
しかし実際には、モーターやバッテリーなどの重要な部品が増え、大型化・高性能化によって、より厳しい試験が必要になっています。
今後は、実機試験で得たデータとシミュレーションによる予測を組み合わせていく可能性があります。

提供:IMV株式会社
データの使い方が差になりますか?
はい。同じ試験でも、活かし方で価値が変わります。
データを活用した“予測・最適化”ビジネスへ進化していきそうですね!
IMVの目指す世界一は規模ではありません。精度の高さ、信頼性、継続的に選ばれることです。
「振動分野で最も信頼される存在」を目指しています。

柿原様よりメッセージ

柿原様よりメッセージ色紙を頂きました!
以上、IMV株式会社(銘柄コード:7760)の取材報告でした!
レポーター:甲南大学 4年 北田大夢
ニッチトップ企業としての世界一になるという使命感を強く感じ実機を目の当たりにして技術のスケールの大きさを改めて実感しました。特に「あらゆる振動を実現する」という姿勢が印象的で、-30度でエンジンを駆動させる話や、ソフトシミュレーションと現実との計算の乖離の話はわかりやすくとても勉強になりました。
レポーター:大阪国際大学 4年 藤山友汰
振動という身近な現象がビジネスとして成り立っている点に、面白さを感じました。普段あまり意識しない分野ですが、それが製品の品質や安全を支えていると知り、欠かせない存在だと思いました。ニッチな分野でトップを担う、まさに縁の下の力持ちのような企業だと感じ、好きな企業になりました。
レポーター:同志社大学 1年 澤木太一
振動の計測・監視というニッチな市場において、強い存在感を持っている企業であるという印象を受けました。「どんな世の中の振動でもシミュレーションできる」というチャレンジ精神があり、世界トップクラスの幅広い振動データを蓄積している点が非常に魅力的だと感じました。
また、労働組合と会社の関係性が良好であり、手当や昇給制度が充実しているところから、インフレにも対応した従業員思いの、温かみのある企業であると感じました。
レポーター:関西大学 1年 安田ほの夏
最も印象に残ったのは、単なる技術力の高さだけでなく「未来のすべてのものの安心安全を担保する」という企業の価値観です。目に見えない『振動』という分野から、私たちの当たり前の日常が崩れないよう支え続けている点に、強い社会的意義と感銘を受けました。
また、「社員には失敗しても良いから挑戦させる」というお話を伺い、失敗を恐れずに挑戦できる環境があるからこそ、ニッチな分野でトップを走り続けられるのだと強く感じました。
取材協力:IMV株式会社
取材レポーター:北田大夢(甲南大学 4年)
藤山友汰(大阪国際大学 4年)
澤木太一(同志社大学 1年)
安田ほの夏(関西大学 1年)
取材記事担当 :藤山友汰(大阪国際大学 4年)
取材SNS担当 :平川湧斗(甲南大学 4年)
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