(株)トーエネック【1946】

取材日:2024年7月23日

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① 中部エリアに確固たる基盤!今後は大都市圏や海外における事業拡大にも注力!
② 高まる期待と需要!社会から求められるトーエネックの技術!
③ 資本コストや株価を意識した経営の実践!

株式会社トーエネック
経営企画部 経営企画グループ 
副課長 内堀諭志様(左から二番目)
主任  川久保龍太郎様(左から一番目)
   伊藤沙也加様(右から一番目)
他学生メンバー(後述)

今回の取材記事担当は名古屋大学2年 稲葉琉斗です。よろしくお願いします!
東証プライム、名証プレミア上場のトーエネック(銘柄コード:1946)に取材させて頂きました!

どんな会社?

トーエネックは総合設備企業として、電気、空調、情報通信など生活に欠かすことのできないインフラ設備の工事を国内外で手掛けています!また、中部電力グループの一員であり、電柱や電線などの配電設備の維持・整備も担っており、1944年の設立以来、社会の発展や人々の暮らしを縁の下で支えています!社会の変化に合わせ、事業の拡大・多角化を図っており、現在では、再生可能エネルギー関連工事やエネルギー事業なども手掛けています!

 

中部を基盤に全国に拠点!

トーエネックは今年で創立80周年!設備工事において、80年間培ってきた信頼と実績で地元である中部エリアに確固たる基盤を築いています!また中部エリアだけでなく全国に拠点があり、各地で電気、空調、情報通信などの設備工事を手掛けています!

全国各地で仕事を行う際のポイントはありますか?

中部エリアを地元とする会社ではありますが、今までに培ってきた技術力やノウハウなどを活かすことで、中部エリア以外でも工事を行っています。さまざまな視点から各エリアの重要性や将来性を評価し、首都圏をはじめとする主要都市エリアでの事業拡大を目指しています!

内堀様

中部エリアだけでなく、全国各地で仕事を受注しているんだね!

トーエネックの海外進出!

建設業の業界は人口によって左右される面が大きいです。実際日本では少子化や人口減少が進んでおり、今後市場が小さくなっていく可能性も考えられます。また市場だけじゃなく作業員の減少の影響も考えられます。現在はタイ・ベトナム・台湾など、これから発展していくアジアを中心とした海外にも力を入れています!
 

どのような点を重視して海外のパートナー企業を選ばれていますか?

候補となる企業の事業内容や成長性などを総合的に勘案しながら、当社事業にも良いシナジーを生み出せるパートナー相手を選定するようにしています!

内堀様

ODA案件も!

ODAとは、政府開発援助の略称で、開発途上国の経済や社会の発展、国民の福祉向上や民生の安定に協力するために政府や政府機関が提供する資金や技術協力のことです!幅広い設備工事において高い技術を持っているトーエネックは国のプロジェクトにも協力しているんだね!

高まる需要!受注は高水準!

今後の市場についてはどうお考えでしょうか?

将来の人口減少による市場縮小の可能性は否定できませんが、都市部などでの再開発事業や、老朽化したインフラの改修、カーボンニュートラルに向けた設備投資などが見込まれており、建設需要は底堅く推移すると期待しています!

内堀様

設備工事って何を作るにも欠かせないですよね!

そうですね!半導体関連や再生可能エネルギーや電気自動車を含めたカーボンニュートラル関連の施工も行っています!

内堀様

前回取材の際に挙げていた「追い風」を受けて成長してるんだね!

私たちの知っているプロジェクトにも関わっているのですね!

そうですね!一方で建設業に限ったことではないと思いますが、少子高齢化などによる人手不足がこれから大きな課題となると予想しています。足元でも人手不足により施工体制を組むのが大変なケースが出てきています。これからも社会や暮らしを支える担い手としての使命を全うしていくためには、人材の確保は不可欠だと考えています。

内堀様

前回「向かい風」として挙げていた人手不足の解決策は?

経験者や外国人を含めた積極的な採用活動に加え、人材育成にも力を入れています!また、性別・年齢などに関係なく従業員が働きがい・働きやすさを実感できる職場づくりを進めています。当社は、女性が活躍している企業として、厚生労働省より「えるぼし認定」を受けています。また、愛知県や名古屋市より女性活躍やワーク・ライフ・バランスなどに関する認定も受けています。

伊藤様

えるぼし認定

あいち女性輝きカンパニー

名古屋市女性の活躍推進企業

名古屋市ワーク・ライフ・バランス推進企業

前回取材から5Gやアンテナシェアリング事業の進捗は?

携帯電話事業者に対する営業活動を展開しております!アンテナシェアリング事業では事業者にとって自社の基地局を設置しなくてよい分、初期投資が少なくなるといったメリットがあり、今後も成長が期待できます!

投資するなら!?

「オールTOENEC」って何が凄い!?

当社は、「電気」「空調衛生」「情報通信」などの異なる設備工事の技術を融合させることでお客さまが求める快適環境を創造することができます!これには豊富な実績によって培われた技術やノウハウが必要であり、当社の強みでもあります。

資本コストや株価を意識した経営の実践!

提供:(株)トーエネック

トーエネックは全てのステークホルダーとの共存共栄を重視しています!株主の皆さまに対しては連結配当性向30%以上の利益還元を行うことを方針に掲げており、昨年度は一株あたり200円の配当を実施しました!2024年10月1日には株式分割を実施予定しています!
※今回の分割に伴い2024年度の1株当たりの期末配当予想額を修正(100円⇒20円)していますが、実質的な変更はありません。

今後の成長イメージ

トーエネックでは、電力会社から請け負う配電線工事によって安定的な売上を確保しています。一方で、電気・空調・情報通信などの一般得意先向けの事業を伸ばしていくことで売上の拡大を目指しています。(年々電力会社向け売上高の比率が低下してきています。)

学生に伝えたいこと
今後の展望!

トーエネックが行っている設備工事業は今の皆さんの暮らしを支えるだけでなく、次世代により良い暮らしを残すためにも必要な仕事です!カーボンニュートラルへの対応やデジタル技術の活用が進むこれからの社会においては、当社の役割は重みを増してくるものと考えています!当社としては技術力の向上や人材の確保といった基盤を整えながら、しっかりと皆さまからの期待に応えていきます!

今後のトーエネックさんがどんな風に進化していくのか非常に楽しみです!!

 

学生へのメッセージ!


経営企画部 経営企画グループ 
主任  川久保龍太郎様からのメッセージ

以上、株式会社トーエネック(銘柄コード:1946)の取材報告でした!

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レポーター:名古屋大学 2年 稲葉琉斗
 初めて二回目の取材を行わせて頂きましたが、トーエネック様のお話がとても楽しくて、時間を忘れて聞き入ってしまいました!貴社の長年培ってきた技術力や他社からの絶え間ないニーズ、海外進出と今後の展望など沢山聞かせて頂き、とてもワクワクしました!
 

レポーター:名城大学 3年 片野源也
 私たちの生活に欠かせないインフラを整備してもらっているトーエネック様の需要が高まっており、まだまだ成長段階ということで、今後の動向がとても気になりました!今後株式分割もするとのことなので注目していきたいです!

コラム

 

取材協力:株式会社トーエネック
取材レポーター:稲葉琉斗  (名古屋大学  2年)
        片野源也  (名城大学   3年)
取材記事担当 :稲葉琉斗  (名古屋大学  2年)
取材SNS担当 :稲葉琉斗  (名古屋大学  2年)
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本記事の内容の著作権は株のトラⓇに帰属します。

企画・構成・撮影:未来金融研究部

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