
提供:株式会社共立メンテナンス
取材日:2026年2月2日
①共立メンテナンスの誕生秘話!
②信頼が生んだ拡大モデル
③50周年に向けた次の一手

株式会社共立メンテナンス
代表取締役社長 中村 幸治様
他学生メンバー(後述)
| 業種 | サービス業 |
| 本社所在地 |
東京都千代田区外神田2丁目18番8号 |
| 市場区分 | 東証プライム |
| 銘柄コード | 9616 |
| 現在価格 | こちら |
今回の取材記事担当は名古屋大学3年 横山温輝です。よろしくお願いします!
経営理念
顧客第一を会社の心とする
一、 感謝し、感謝されること
お客様に、いつも「ありがとう」と言える一方、お客さまから、いつも「ありがとう」と
言われるだけの働きをしよう。
一、 英知を集め、サービスの向上に努めること
社内外の英知(行動につながる知識)を結集して、常に改善をはかる努力を怠ってはならない。
一、 繁栄を願い、あわせて共益をはかること
「共立=共に立つ」には「共益」がなければならない。満足を得られるサービスを安定的に提供することにより、顧客の繁栄に貢献する。そして、その実現のために、取引先、協力会社との共存共栄を追及する。

提供:株式会社共立メンテナンス
共立メンテナンスは、1979年に給食受託事業からスタートした会社です。以来、学生寮・社員寮を運営し、そこで培った「食事付の住まい」というノウハウを活かし、ビジネスホテルやリゾートホテル、高齢者向け住宅へと事業を広げてきました。

提供:株式会社共立メンテナンス
共立メンテナンスの創業者・石塚晴久氏(現会長)は、飲食業での経験や学生寮運営会社での勤務を経て、「食事を提供することは、人の生活そのものを支えること」という強い信念を抱きました。そして、「本当にお客様のためになるサービスは自分の手でやるしかない」と独立を決意し、1979年に同社を設立しました。
『共立メンテナンスの由来』
「共立」には、お客様や社会、応援してくれる人たちと共に立ち、世の中に必要とされる存在でありたいという意味です。
「メンテナンス」は、建物の管理だけでなく、人々の人生に寄り添い、暮らしや安心を支え続けることを表しています。

提供:株式会社共立メンテナンス
共立メンテナンスは、自社で土地や建物を持たずに寮を増やす独自の仕組みをつくりました。地主が建物を建て、共立メンテナンスがまるごと借り上げて運営する方式です。地主には安定した家賃収入が入り、銀行は長期契約の安定性を評価して融資する。こうして大きな自己資金を使わずに、全国へ寮を広げていきました。
銀行や地主の方は、どのような点を評価して協力したのでしょうか。
創業者は独立前からの取引を通じて銀行との間に確かな信頼関係を築いており、その蓄積された信用が融資面での大きな後押しとなりました。また、地主様に対しては、15年間の一括借り上げ契約をご提案することで、長期にわたる安定した家賃収入をお約束できました。「創業者個人の信用」と「長期契約による事業の安定性」、この2点が皆様からご協力を得られた最大の要因です。
学生寮から社員寮、ビジネスホデル「ドーミーイン」やリゾートホテル「共立リゾート」、そして高齢者向け住宅を展開。共立メンテナンスは、人生のさまざまな場面で「住む場所」と「食事」を届けてきました。ここでは、3つの主要事業を紹介します。

提供:株式会社共立メンテナンス
1.寮事業

提供:株式会社共立メンテナンス
創業時より運営する学生寮・社員寮事業。各寮で寮長夫妻が常駐し、管理栄養士が考案したメニューを朝夕まごころ込めて手作りしています。現在、国際交流寮や各種コンセプト寮など幅広いスタイルにも対応し、全国に約500棟以上展開。(2026年3月末時点)
寮事業のノウハウから続く我が家の寛ぎと快適性を備えたビジネスホテルチェーン。「快適に、シンプルに、“住むホテル”」をコンセプトに、スタンダードなビジネスホテルや和風プレミアムブランド「御宿 野乃」などを展開。国内99ヵ所、海外2ヵ所、計101ヵ所展開。(2026年3月末時点)
2.ホテル事業(ドーミーイン)

提供:株式会社共立メンテナンス
2.ホテル事業(共立リゾート)

提供:株式会社共立メンテナンス
絶景を愉しむ「ラビスタ」シリーズやペットとの滞在を愉しむ「ルシアン」シリーズ、個性豊かな「和の湯宿」など、上質でありながら肩の凝らないおもてなしが味わえるリゾートホテル・癒しの湯宿。全国に43棟を展開。(2026年3月末時点)
お客様の心と身体の健康を増進することを第一に考え、やりがいや生きがいをもって毎日お過ごしいただけるよう、お客様一人ひとりの「生涯活躍」を応援しています。首都圏を中心に16棟展開。(2026年3月末時点)
3.シニアライフ事業

提供:株式会社共立メンテナンス

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共立メンテナンスでは「食は生命の源」という考えのもと、安全・安心を第一に、直営キッチンによるおいしく健康的なお食事を提供することにこだわり、お客様の笑顔を創造してきました。管理栄養士を中心としたチームが栄養バランスに配慮したメニュー開発と適切な食材選定を行いながら、事業の特色に応じて、日々の活力となる「家庭的な料理」、地域色を活かした「ご当地料理」、日本の食文化を継承する「四季折々の料理」など、楽しみと栄養バランスを兼ね備えた食事を提供しています。
なぜ「食事付き」にこだわったのでしょうか。
創業者が若い頃に住み込みで食堂付きの下宿屋で働いた経験から「食事は単なるサービスではなく、人の生活を整えるものだ」と学びました。その考えが現在の各事業にも受け継がれています。

提供:株式会社共立メンテナンス
寮事業は、専門学校様との提携からスタートしました。学校の合格通知や入学案内とともに「指定寮の案内」を同封していただく仕組みを構築することで、高い入居率を実現。この画期的なビジネスモデルが高く評価され、後に大学様へと提携の輪が広がっていきました。
なぜ専門学校との連携から始めたのでしょうか。
当時の専門学校様は意思決定が非常にスピーディーで、学生募集にも熱心に取り組まれていました。また、地方から都市部へ進学する学生が多く、安心して生活できる「住まいの確保」が大きな課題となっていたため、学校側にとっても学生寮の整備は急務でした。そこで、学校・学生・当社の三者すべてにメリットがある仕組みを構築しました。この専門学校での確かな実績が評価され、後の大学様への展開へと繋がっていったのです。

提供:株式会社共立メンテナンス
ホテル事業のうち、特にドーミーインは、インバウンド需要の回復を背景に客室稼働率と客室単価がともに堅調に推移し、収益性を高めています。
予約システムの仕組みづくりにおいて、力を入れている点を教えてください。
DXの仕組みを強化しています。予約サイトとの連携を高め、空室状況や料金をリアルタイムで正確に反映しています。また、予約データを管理することで、チェックイン業務をスムーズにし、スタッフの負担軽減にもつなげています。
価格の決め方にもデータが活用されていると聞きました!
はい。過去の予約状況や季節ごとの動きをもとに、需要を予測して価格を決めています。

提供:株式会社共立メンテナンス
2015年には、都市部にいながら旅館のような和の空間を楽しめるホテルブランド「御宿 野乃」を立ち上げました。全館畳敷きや天然温泉が特徴で、国内外の旅行者から支持を集めています。
また、人材確保に悩む企業の声をきっかけに、寮運営のノウハウを活かした「1部屋単位の社員寮」も開発。さらに福利厚生型リゾートや長期滞在型ホテルなど、宿泊の枠を超えた新しいサービスにも取り組んでいます。
さまざまな事業に挑戦されていますが、土台となっている強みは何だと思われますか。
弊社の土台となっている強みは、創業からの寮事業で培った「食と住」の運営ノウハウを、時代のニーズに合わせて他分野へ展開できる「企画力」と「実行力」です。「こんなサービスがあったらいいな」というお客様の声を起点とし、寮運営で磨き上げた知見を柔軟に掛け合わせることで、新たな価値を生み出してきたことが、現在の多角的な事業構造へとつながっています。

提供:株式会社共立メンテナンス
これからの時代、AIやデジタル技術はますます重要になります。しかし、それをどう使い、誰のために役立てるかを考えるのは人間です。学生のうちに多様な人と関わり、さまざまな価値観に触れる経験を積んでほしい。そうした経験が、自分なりの視点や判断力を育ててくれるはずです。

提供:株式会社共立メンテナンス
共立メンテナンスは、2029年に迎える創業50周年を見据え、次の50年に向けた成長に取り組んでいます。2028年を目標とする中期経営計画のもと、寮・ホテル・シニアライフといった既存事業の強化に加え、新たな出店やサービス開発を進めています。関わるすべての人と共に成長しながら、「食」と「住」を通じて人々の毎日を支え続ける企業であることを目標としています。

中村社長よりメッセージ動画!

中村社長よりメッセージ!
以上、株式会社共立メンテナンス(銘柄コード:9616)の取材報告でした!
レポーター:神戸電子専門学校 2年 木村帆天
共立メンテナンスさんへの取材を通じ、学生寮の「安定基盤」とホテル事業の「成長性」の相乗効果に感銘を受けました。寮運営で培った「食と住」へのこだわりが、ドーミーインの熱狂的なファンを生む源泉だと分かりました。優れたビジネスモデルやブランド戦略を直接伺えたことは、今後の大きな財産になりました。
レポーター:甲南大学 4年 北田大夢
共立メンテナンスさんのお話を伺って、ビジネスモデルそのものよりも「信用の作り方」が一番印象に残りました。特に、銀行さんとタッグを組んで“信用を担保する”動き方はすごく参考になり、改めて信用の重要さと、どう積み上げていくかの視点を学べました。一方で、信用を得るには堅実さだけじゃなくて、「他の人がやらないことをやる」意外性も必要だなと感じました。ちゃんと筋は通しつつ、差別化できる動きも入れていくのが大事だなと思いました。
レポーター:名古屋大学 3年 横山温輝
AIやデジタル技術が広まっている中で、「常に相手の立場に立って考える力を養ってほしい」という言葉が強く印象に残りました。技術がどれだけ進歩しても、それをどのように活かし、どんな価値につなげるのかを決めるのは人の意思だということがとても勉強になりました。実際に共立メンテナンスは、少子高齢化やインバウンド需要の拡大といった社会の変化を見据えながら、事業の形を進化させています。人を起点にしながら時代に合わせて挑戦を続ける経営姿勢に、今後のさらなる成長が楽しみになりました。
レポーター:法政大学 1年 富樫玲巴
飲食店勤務での経験が、今の「食・住」という事業の原点になっていると知り、自分の経験を形にする力の凄さを学びました。一軒の物件から始まり、今では1300校もの大学、専門学校と提携する規模まで広げた情熱に圧倒されます。泥臭い努力で信頼を築く大切さを、お話を通じて肌で感じることができました。
取材協力:株式会社共立メンテナンス
取材レポーター:横山温輝(名古屋大学 3年)
北田大夢(甲南大学 4年)
木村帆天(神戸電子専門学校 2年)
冨樫玲巴(法政大学 1年)
取材記事担当 :横山温輝(名古屋大学 3年)
取材SNS担当 :木村帆天(神戸電子専門学校 2年)
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企画・構成・撮影:株のトラ®
企業様へ
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※投資にさらに興味を持ってもらうことを目的としているため、市場は問わず上場企業様の取材をさせて頂いております。




















