トム社長
提供:シルバーエッグ・テクノロジー(株)

提供:シルバーエッグ・テクノロジー(株)
取材日:2025年5月16日
①AIレコメンド NO.1の会社!
②中小企業をテクノロジーで支える!
③変化に対応しホームランを狙う!

シルバーエッグ・テクノロジー株式会社
代表取締役社長 CEO 兼 CTO トーマス・フォーリー様(上段右側)
取締役 / 共同創業者 フォーリー淳子様(上段左側)
他学生メンバー(後述)
業種
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情報・通信 |
本社所在地
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大阪府吹田市江坂町1丁目23-43
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市場区分
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東証グロース
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銘柄コード
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3961
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現在価格
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今回の取材記事担当は甲南大学4年 平川湧斗です。よろしくお願いします!

提供:シルバーエッグ・テクノロジー(株)
シルバーエッグ・テクノロジー株式会社(以下、シルバーエッグ)は、20年以上にも及びAIを開発し、レコメンデーションサービスを提供している会社です!AIレコメンド業界での導入実績は500社以上に及びます。

提供:シルバーエッグ・テクノロジー(株)
アイジェント・レコメンダーを始めとした、AIレコメンドサービスを提供しています。
レコメンド(recommend)とはオススメするという意味。ECサイトで、ある商品を見ると、それに関連した商品をAIがオススメしてくれます。

動画を見ていると次にオススメの動画が出てくる、みたいなイメージですね!

何故AIレコメンドの領域で勝負しようと思われたのでしょうか?
インターネットが普及しだした約20年前、顧客には選択肢が多過ぎて、逆に本当に欲しい物が見つからなくなると予想したんです。


本当にその通りになりましたね…どうして分かったんですか?
実はアメリカでAIレコメンドの技術が台頭してきていたのを見ていたんです。これは必ず日本にも波が来ると思い、ファーストムーバー(先行者)となることを決めたのです。

いち早く事業を始めることで得られるメリットのことです。技術開発をいち早く進めているため技術面で有利になったり、認知を一気に得られたり、市場を独占できる可能性もあります。
デメリットとしては研究の初期費用が高かったり、後発が失敗から学びより良い製品を作る可能性があります。

取材の様子
一言でいうと「この人は次に何が好きそうか?」を予想する頭のいい仕組みです。例えば、「大学」と言えば次に出そうな言葉は「さかな」よりも「学生」のほうが確率が高そうですよね。このように連想して「この商品を見た人は、次にこれを見そうだな」と予測します。ユーザーの購買行動を見て、すぐにアップデートして賢くなっていくのが特徴です。

提供:シルバーエッグ・テクノロジー(株)

シルバーエッグのAIレコメンドの技術は凄いですね…ちなみに、技術面以外の強みも伺ってもよろしいでしょうか?
我々のAIレコメンドはお客様がたくさんの選択肢から選ばないといけないようなことであれば、業種に関わらず使えます。その業界に合わせてカスタムしたサービスを提供できるので。この点をとても評価していただいています。


寄り添った開発をしてもらえるのはとても嬉しいですね!
色んな業種の方々に約20年間寄り添ってきたので、ノウハウが多くあるという点も強みになっています。


ほかの企業が自分でAIレコメンドを作ることはできないのでしょうか?
たしかに、今は誰でもAIを使える時代になっています。しかし我々のような最高レベルのAIを作ろうとすると、莫大なコストや時間、ノウハウが必要です。これまでの経験と非常に質の高いテクノロジーがある我々のサービスを使った方が効率よく企業としての競争力を高められると思っています。


なるほど!1からコストをかけて作るより、シルバーエッグのAIを使った方がメリットが多そうですね!
そうなんです。その分それぞれの企業の得意な事業に集中できる時間が増えます。

トム社長の思い
トム社長は、「すべてのビジネスが大企業に支配されるような社会はつまらない」と語ります。巨大企業ばかりが成長し、小さな会社が埋もれてしまうと、多様でカラフルな社会が失われてしまうのです。
だからこそ、中小企業もテクノロジーを味方につけて、自分たちの強みを活かして戦ってほしいと考えています。イノベーションと多様性があってこそ、日本の未来は豊かになる。そのために、シルバーエッグのような専門企業が「武器」を提供し、小さな企業が大きな相手にも立ち向かえるよう支えていきたい。それが社長の強い思いです。

社内にポスターを貼っていただきました!
AIレコメンドは便利な技術ですが、「効果をどう評価するか」が難しいという課題があります。「サイトに何回訪れたか」や「どれくらい長く見たか」など、いろんな数字を見ないと正しく判断できません。そのため、効果が分かりにくいと感じた企業からは、契約をやめられてしまうこともあるのです。誰が見ても納得できるような共通の評価方法を作ることが望まれています。
我々にとってもかなりチャレンジングな部分です。


トム社長、今後の会社の展望について教えてください。
AIエージェントという新しい技術が今すごく注目されていて、世の中が大きく変わろうとしています。こういう変化の時こそ、大きなチャンスだと思うんです。我々はそのチャンスに挑戦していきたいと考えています。


具体的には、どんなことに取り組んでいくんですか?
今のインターネットビジネスは、ユーザー一人ひとりに合わせて最適な情報を届ける「パーソナライズ技術」が当たり前になっています。シルバーエッグは、そうした時代に合った新しいビジネスモデルを作りながら、変化に合わせて進化していきたいと考えています。


今以上に便利になりそうですね!それと…100点満点で今の自社に何点をつけますか?
正直に言うと、2点くらいですね。


えっ、そんなに低いんですか?
インターネットが変化していった中でも 30年弱もよく生き延びて会社を作ってきたという風に思います。一方で、創業年が同じG社(ネット検索エンジン最大手)のような規模に届かなかったことを惜しく感じています。そんな中、環境や企業の勢力図は変わっていっています。しかし、インターネット上で人々が欲しいものを見つけないといけないという、この根本的な課題は残っています。


なるほど…インターネットで「欲しいものを見つける」という課題は、これからも長く続くんですね。
そうです。だからこそ、そこに向き合う我々にはまだまだホームランを打てるチャンスがあると信じています。


フォーリー社長よりメッセージ

以上、シルバーエッグ・テクノロジー株式会社(銘柄コード:3961)の取材報告でした!

レポーター:甲南大学 4年 北田大夢
シルバーエッグさんは、日本にこれまでなかったレコメンド機能を導入し、提案されたパイオニア的な企業です。今の時代は、企業や商品の選択肢が多様化しています。大手一強の時代ではなく、認知度は高くなくても良い商品をどう広め、どう戦っていくかが重要だと改めて感じました。

レポーター:甲南大学 4年 平川湧斗
シルバーエッグさんのAIレコメンド技術は幅広い分野で使用できるので、まだまだ需要があるなと感じました。フォーリー社長のお言葉で、大手だけが生き残る寡占市場では退屈な世界になってしまうという言葉が強く印象に残りました。お客さんの最善の選択のために貢献するシルバーエッグさんの今後が楽しみです。
取材協力:シルバーエッグ・テクノロジー株式会社
取材レポーター:北田大夢(甲南大学 4年)
平川湧斗(甲南大学 4年)
取材記事担当 :平川湧斗(甲南大学 4年)
取材SNS担当 :平川湧斗(甲南大学 4年)
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企画・構成・撮影:株のトラ®
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