(株)エディオン 【2730】

提供:(株)エディオン

取材日:2025年6月6日

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①エディオンが守る家電の命と暮らしの安心
②家電量販店の中で「人」で勝負する企業
③「家電から始まる、暮らしのすべて」へ

株式会社エディオン
代表取締役社長執行役員 COO   高橋 浩三 様 (中央)
取締役常務執行役員  石田 亜紀 様 (左から2番目)
他学生メンバー  (後述)

業種 小売業

本社所在地

大阪府大阪市北区中之島2丁目3−33号 大阪三井物産ビル 

市場区分 東証プライム
銘柄コード 2730
現在価格 こちら
木村
木村

今回の取材記事担当は神戸電子専門学校 2年 木村 帆天です。よろしくお願いします!

どんな会社?

株式会社エディオン (以降エディオン) は、大阪に本社を構える家電量販店大手です。全国に約1,200店舗を展開し、家電販売に加え、リフォーム、太陽光発電、通信、教育、不動産など幅広い事業を展開しています。地域密着型のサービスと全国規模のネットワークを強みに、多角的なライフスタイル提案を実現しています。

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NEXT>>>事業内容を紹介!

何をしている会社?

家電販売事業

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家電販売事業は、テレビ・冷蔵庫・スマホなどを扱い、地域密着のきめ細かい接客と価格競争力を両立しています。また、展示・実演や保証・修理サービスも充実させ、快適な購買体験を提供しています。


住宅事業は、キッチン・バス・トイレ等の水回りだけでなく、外壁・屋根・窓・ドア・太陽光発電・蓄電池まで対応。年間14万件超の実績と、内装・施工込みのパック料金、10年保証24時間対応のサポート体制を強みにしています。

リフォーム・住宅関連事業

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その他関連事業

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エディオンは家電やリフォーム以外にも、通信サービス、ロボットプログラミング教室「ロボ団」、不動産仲介リユース物流設置事業などを展開。生活全般を支える多角的なサービスで、地域と暮らしに密着した価値提供を行っています。

「生活の満足」を届ける会社エディオン

提供:(株)エディオン

木村
木村

エディオンは家電量販店として知られていますが、どんな課題を解決する会社なのでしょうか?

当社はただ「家電を売る」のではなく、「家電から得られる生活の満足」を届ける会社です。
高橋社長
高橋社長
木村
木村

家電から得られる生活満足ってどういう意味ですか?

たとえば冷蔵庫やエアコンは、壊れたら一気に生活が不便になりますよね? だから、壊れてしまった時からが、私たちのもう一つの重要な役割なんです。修理や保証で“家電の命”を延ばし、生活を守る。これがうちの「完全販売」です。
高橋社長
高橋社長

完全販売とは

完全販売」とは、商品を「売って終わり」にせず、お客様が使い終えるその瞬間まで責任を持つという考え方です。
たとえば家電は、たった一つの部品が壊れるだけで使えなくなってしまうことがあります。だからこそ、エディオンでは“万が一”に備えて、5年〜10年の長期無料保証を提供しています。この取り組みを業界で初めて始めたのが、実はエディオンなのです。

「買ったあと」だけでなく「買う前」もサポート

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木村
木村

保証だけじゃなく、商品選びのサポートにも力を入れていると聞きました。

はい。今のお客様は「高性能がほしい」「シンプルがいい」などニーズが多様化しています。だから店頭では「お客様にぴったりの家電」を選べるよう、社員教育にも力を入れています。接客だけでなく、社内スキル認定制度を通じて、全社員が商品知識を学び、資格のような形で「見える化」しています。
高橋社長
高橋社長
木村
木村

スキル認定制度って、どんな仕組みなんですか?

例えば「エアコン」「洗濯機」など家電カテゴリーごとにスキルをランクで評価します。知識テスト+販売実績でS~Cランクがつくんです。全社員が自分の成長を数字で把握できるから、やる気が出てチーム全体の力も上がるんですよ。
高橋社長
高橋社長
家電から「暮らし全体」を支える存在へ

提供:(株)エディオン

木村
木村

家電以外にもクリーニングやリフォームにも力を入れているんですね。

家電を届けた「その先」にもニーズがあるからです。エアコンを届けた時に「この部屋のも調子悪いな…」と言われたら、その場でクリーニング提案できる。こうした声から、クリーニング事業も年間27万件にまで成長しました。
高橋社長
高橋社長
木村
木村

生活全体を支える企業なんですね!

まさにそこです。家電から始まる生活の悩みにワンストップで応える企業でありたい。「暮らしのインフラ」として、もっと身近で頼られる存在になるのが理想です。
高橋社長
高橋社長

家電量販店の中で「人」で勝負する企業

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木村
木村

家電量販店って、どこも似ているように見えるんですが、エディオンならではの強みってなんでしょう?

多くの家電量販店が「価格」と「品ぞろえ」で勝負していますが、エディオンは”“で勝負しています。私たちの強みは、販売後のアフターサービスまで含めた提案力です。お客様の暮らしを深く理解して最適な商品を提案し、使い終わるその日まで寄り添い続ける。それができるのは、社員一人ひとりの力に他なりません。
高橋社長
高橋社長
木村
木村

先ほどお聞きした「完全販売」の精神が社員教育にもつながっているんですね。

そうです。今まではどうしても可視化されていない部分の人の感覚によって偏りがありました。けれど、この制度ならテスト+実績=スキル評価なので、誰もが納得しやすいんです。結果として「やってやろう!」という前向きな社員が増えました。
高橋社長
高橋社長
木村
木村

店長さんもスキル認定を受けているんですか?

もちろんです。ベテランだからといって、知識の更新を怠るとお客様のニーズが読めなくなる。だから全員が勉強する文化をつくっています。トップも現場も一緒に成長する。それがうちの文化です。
高橋社長
高橋社長
現場にこそ、すべての答えがある

「買った後」まで支える長期保証

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エディオンでは、購入後も安心して使い続けられるよう、年間20万件以上の無料修理に対応する長期保証制度を整備。さらに、「エディオンカード」の会員制度を通じて、お客様との継続的な関係を大切にしている結果、全体の売上のうち約60%エディオンカード会員による購入となっています。これらの取り組みは、単なる販売にとどまらず、暮らしを支えるパートナーとして選ばれる理由を物語っています。

木村
木村

高橋社長が大切にされていることはありますか?

私は、現場で一歩一歩経験を積みながら成長してきた人間です。社員として入社してから16回引っ越しました。全国各地で働いて、地域ごとのお客様の暮らしや文化を学んだ経験が、今の経営判断の土台になっています。だから、現場主義=「現地・現物・現実」が一番大切だと考えています。
高橋社長
高橋社長
木村
木村

すごい。どこまでも“お客様目線”ですね。

ええ、うちは「現場からすべてが始まる」と思っています。現場にこそ答えがある。だから現場に出向いて、本質を見極める力を持つ社員を育てることが、私の役目でもあるんです。
高橋社長
高橋社長

現地現物現実とは

実際の場所(現地)で、実際のモノ(現物)を見て、そこで起きている事実(現実)を確かめるという考え方で頭だけで判断せず、現場に足を運ぶことで本当の課題や改善点が見えてくる、経営の基本姿勢です。

取材の様子

家電から始まる、暮らしのすべて」へ

日本の家電市場は現在、約7兆円規模で推移していますが、この10年ほぼ横ばいの状況が続いています。さらに、少子高齢化や世帯数の減少により、2030年以降は本格的な縮小(シュリンク)が懸念されています。こうした中、単なる物販では生き残れず、顧客との長期的な関係構築が企業の競争力を左右する時代へと突入しています。

家電業界を取り巻く厳しい現実

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木村
木村

家電市場は今後どうなっていくと見ていますか?

今、日本の家電市場規模は約7兆円規模ですが、実はここ10年ずっと横ばいです。さらに2030年以降は「人口減+世帯数減少」で需要の縮小が見込まれています。でも、だからこそ私たちは“家電から始まる新しい価値”をどんどん作っていきたいと考えています。
高橋社長
高橋社長
木村
木村

具体的には、どんな「新しい価値」なんですか?

ひとつは、リフォームやクリーニングなどの暮らし支援事業です。たとえば洗濯機を届けたときに「お風呂も古い」と聞けば、すぐリフォームを提案できる。家電を起点に生活全体を快適にしていく、そんな「ラストワンマイル」のサービスに取り組んでいます。
高橋社長
高橋社長

市場規模とは

ある商品やサービスが、一定期間(主に1年間)でどれくらいの金額で取引されたかを示す指標です。つまり「どれだけその市場にお金が動いているか」を表しています。業界の大きさや成長性を知るための重要な情報です。

今後の展望

社内にポスターを貼っていただきました!

木村
木村

今後の展望を教えてください!

家電から始まる、暮らしのすべてを支える企業」です。今後も時代の変化に柔軟に対応しながら、お客様にとって一番身近で頼れる存在であり続けたい。そのために、もっと挑戦を。もっとスピードを。そう思っています。
高橋社長
高橋社長
木村
木村

これからも応援しています!

学生へのメッセージ!

高橋社長よりメッセージ

動画集はこちら

高橋社長よりメッセージ色紙を頂きました!

金言集はこちら

木村
木村

以上、株式会社エディオン(銘柄コード:2730)の取材報告でした!

木村
木村

レポーター:神戸電子専門学校 2年 木村帆天
今回、身近な企業であるエディオン様に取材に伺えたことは、とても貴重で光栄な経験でした。普段から利用しているお店の裏側を知ることができ、まるで夢のようでした。印象的だったのは、高橋社長が「現地・現物・現実」を大切にされている点です。現場で実際に見て、感じたことをもとに一つひとつお客様目線で改善を重ねていく姿勢が、エディオンの“ワクワクする売り場”を生んでいるのだと感じました。また、お客様に誠実に向き合い続ける姿勢が、地域に愛される企業である理由だと実感しました。

平川
平川

レポーター:甲南大学 4年 平川湧斗
幼少期から親しみのある企業だったので、取材させて頂けてとても光栄でした。今では当たり前のようになっている◯年保証というサービスのさきがけであるということに驚きました。お客さんに寄り添うというエディオン様の強みは今後も重要になってくるだろうなと感じました。

北田
北田

レポーター:甲南大学 4年 北田大夢
エディオン様に訪問して最も印象に残ったのは、「現場を見ないとお客様のニーズはわからない」という考え方でした。1000を超える店舗があっても、地域や店舗ごとに異なるお客様のニーズに合わせて、取り扱う商品などを柔軟に変えているお話を伺い、現場の声を汲み取ることの重要性を強く感じました。
今後のさらなる発展もとても楽しみです。

取材協力:株式会社エディオン
取材レポーター:木村帆天(神戸電子専門学校 2年)   
        平川湧斗(甲南大学 4年)
        北田大夢(甲南大学 4年)       
取材記事担当 :木村帆天(神戸電子専門学校 2年) 
取材SNS担当 :平川湧斗(甲南大学 4年)
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