
提供:(株)D&Mカンパニー
取材日:2025年2月7日
①日本の病院の8割が赤字経営!?
②あらゆる経営課題をまとめてサポート!
③ワンストップ経営を支える業界特化の知識と経験

株式会社D&Mカンパニー
取締役 南浦佳孝様
他学生メンバー(後述)
業種 | サービス業 |
本社所在地 | 大阪府大阪市北区梅田2-5-25 ハービスOSAKA 11F |
市場区分 | 東証グロース |
銘柄コード | 189A |
現在価格 | こちら |

今回の取材記事担当は立命館大学2年 伊藤悠真です。よろしくお願いします!
D&Mカンパニーは、医療・介護業界向けのF&Iサービス、C&Brサービス、HR&OSサービスの3つの事業を提供する企業です。業界に特化した支援を行い、まさに「病院の病院」の如く、多くの病院や介護施設の経営改善をサポートしています。

提供:(株)D&Mカンパニー

F&Iサービスについて教えてください!
F&Iサービスは、ファクタリングなどを活用し、病院の資金面を支えるサービスのことです。


具体的にはどのように支援されているのですか?
病院の収入は、診療を行った際に発生しますが、そのうち患者様が負担するのは1~3割のみで、残りは健康保険から支払われます。


聞いたことがあります!!
病院の経営はとても厳しく約8割程度が赤字経営と言われています。運営資金や高額な医療機器の入れ替えなどの資金が不足しがちです。そこで私たちは、将来的に受け取る予定の診療報酬を基に、必要な資金を提供するサービスを行っています。


C&Brサービスとはどのようなサービスなのでしょうか?
C&Brサービスとは、経営が厳しくなっている病院の財務改善や運営支援を行う事業のことです。病院ごとに抱える課題は異なるため、それぞれに合ったアプローチを取ります。


より詳しく教えてください!!
たとえば、財務の専門家を病院に派遣し、収支のバランスを細かく分析することで、無駄なコストを削減し、資金繰りを改善するお手伝いをします。また、収益を増やすための仕組みづくりや、業務フローの見直しを通じて、より効率的な運営ができるようサポートします。このように、経営面から病院を支え、安定した医療提供が続けられる環境を整えています。


経営の問題点を分析し、実際に改善策を実行していくんですね!
病院にとって心強いサポートですね!

HR&OSサービスではどのような事業なのでしょうか?
HR&OSサービスでは、人手不足に悩む医療・介護施設に対し、人材の紹介や派遣、アウトソーシングを行っています。


そうなんですね!外国人の方の人材紹介もされていると伺いましたが、
具体的にはどのような施設に派遣されているのですか?
主に介護施設への紹介が多いですね。現在の介護業界では、外国人の医療・介護従事者の力が欠かせなくなっています。特にベトナムからの人材を積極的に受け入れております。


D&Mさんが外国人の方と介護施設の架け橋になっているんですね!

取材の様子
D&Mカンパニーの強み

D&Mさんは病院向けのファクタリングを提供されていると伺いましたが、具体的にどのようなサービスなのでしょうか?
病院が将来受け取る診療報酬を事前に買い取ることで、病院がすぐに資金を確保できる仕組みです。一般的なファクタリング会社は、すでに診療が終わった診療報酬2か月分を買取ることが多いです。D&Mの特色は、来月、再来月と、将来するであろう診療分も買取るところで、平均すると5か月分程度対応しています。


5か月分もですか!それだけの資金を確保できると、病院にとってかなり助かりますね。
経営の厳しい病院を改善させるためにも、運営資金や設備資金は欠かせません。D&Mのファクタリングを活用することで、病院は必要な資金をしっかりと受け取ることができ、安心して経営改善を進めることができます。


ファクタリングで将来の診療報酬を基に資金を受け取ることで、病院の経営がスムーズに回るんですね!
教えて!ファクタリングとは!?
病院では、主に患者さんが支払うのは診療費の3割だけで、残りの7割は健康保険から支払われますよね。でも、このお金が病院に入るのは 約2か月後なのです。その間に資金が足りなくなることもありますが、ファクタリングを使うと 「2か月後にもらうはずのお金」を「今すぐ現金」に変えることができるのです。難しい言葉でいうと、売掛金や未収金などの債権(お金や物を請求する権利)をファクタリング会社に売却して現金化する方法のことなのです。

なぜ、5ヶ月という長期的なファクタリングが可能なのでしょうか?
D&Mでは、医療経営や財務分析に精通した専門家が審査を行い、安全なファクタリングを提供しています。財務分析などを徹底的に行っているため、D&Mは競合他社と比べても柔軟な資金支援が可能なのです。


なるほど!専門家による詳細な分析がワンストップ事業を支える鍵になっているのですね。
そうです!病院の経営状況を分析し、「コスト削減の方法」「どこに人員を割くべきなのか」など、経営の改善点を細かく分析し、最適なアドバイスを提供します。

まずは、収益の基盤であるファクタリング事業の投資残高を倍増させることです。投資残高を増やし、より事業を拡大させていこうと考えています。また、M&Aを活用した新たなサービスの提供にも力を入れます。病院さんが外部委託するものは当社で全て受け持てるような、病院のなんでも屋さんを目指しています。そして、現在のコンサルティング事業でもM&A案件をどんどん見つけていけるような組織を作っていきます。


社内にポスターを貼っていただきました!
南浦様よりメッセージ

以上、株式会社D&Mカンパニー(銘柄コード:189A)の取材報告でした!

レポーター:甲南大学 3年 北田大夢
D&Mさんは、ワンストップ経営を徹底し、病院や介護施設を本当に良くしていこうとする強い想いが伝わってきました。特に、銀行からの融資が難しい企業に対するファクタリング事業は、非常に困難な課題に挑戦されていると感じます。それでも、解決すべき社会的課題に真摯に向き合い、全力で取り組まれている姿勢が印象的でした。今後のさらなる成長が非常に楽しみです。

レポーター:甲南大学 3年 平川湧斗
D&Mさんの医療業界を護りたいという情熱が伝わる取材でした。特にファクタリング事業では他社とは比較にならない規模で将来債権を取り扱うことで、病院の立て直しに貢献しています。今後、新サービスやM&Aの支援なども取り組み、医療機関により貢献していきたいとお話も印象的でした。今後の成長が楽しみです。

レポーター:立命館大学 2年 伊藤悠真
D&Mさんは、医療機関を支え続ける「病院の病院」としての熱い思いを持っている企業でした。経営が難しい企業に対するファクタリング事業を始め、コンサルティング事業・人材派遣事業などワンストップ経営で医療機関の立て直しに挑戦されています。D&Mさんの今後の成長を楽しみにしております。

レポーター:関西学院大学 2年 山下奈々美
D&Mさんは、日本の医療をこの先も持続させていきたいという強い想いを持ち、助けられる医療法人を今後増やしていくため、投資家から信用される企業であろうと尽力されているところが印象的でした。銀行では対応が難しい資金力に不安のある医療法人を取りこぼさずに、赤字から黒字に転換させられるよう医療法人に向き合っている点は感銘を受けました。まだ発展途上と仰られていましたが、世の中になくてはならない企業だと感じたため、今後のD&Mさんの成長を楽しみにしています。
取材協力:株式会社D&Mカンパニー
取材レポーター:北田大夢(甲南大学 3年)
平川湧斗(甲南大学 3年)
伊藤悠真(立命館大学 2年)
山下七海(関西学院大学 2年)
取材記事担当 :伊藤悠真(立命館大学 2年)
取材SNS担当 :平川湧斗(甲南大学 3年)
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企画・構成・撮影:株のトラ®

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