取材日2023年8月9日
①証券取引所のお仕事!
②名証ならではのこと!
③イベント盛りだくさん!
名古屋証券取引所
総務グループ長 部長 松浦様(左から2番目)
総務グループ 広報担当 課長 岡本様(左から1番目)
名古屋大学 4年 神田(右から2番目)
名城大学 3年 岡(右から1番目)
名城大学 2年 片野(中央)
今回の取材記事担当は名城大学3年 岡凌央です。よろしくお願いします!
名古屋証券取引所に取材させて頂きました!
株式や債券などの売買取引を行うための施設です!
株式をいつでも公正な価格で売買できるように市場を開設・運営しているところです。
証券取引所は具体的にどのようなことが求められていますか?
安心して取引できるように公平性と信頼性が求められています!
すべてがシステム化されている現在ではミスが許されなくなってきています。
細心の注意とシステムを駆使して取引を止めないように心がけています!
松浦様
常に最新のシステムを使い不測の事態に備えているんですね!
他にはどんなサービスをしていますか?
上場審査や上場企業へのサポートやサービスを行っています!
上場企業として適切かどうか審査し、時には企業に対してアドバイスすることも仕事の一つなんです!
松浦様
上場企業になるためには証券取引所の審査が必要なんですね。
証券取引所は国の組織ではありませんが、運営するにあたって内閣総理大臣の認可が必要なんです。そのため誰でもできるということではないんです!金融庁の監督下の元、金融商品取引法に基づいて運営しています!
国の組織だと思っていました!
国からの予算などはないのですか?
金銭面での援助はありません。
なので証券取引所ごとに料金設定が可能なんです!
松浦様
運営自体は任されているんですね!
どこからお金をもらっているんですか?
上場企業さんから上場を維持するための年間上場料や、証券会社さんから名証で直接取引を行うための取引参加料金をもらっています!
ほかにも情報ベンダーから株価の情報提供料などをいただいています!
松浦様
企業が発行する株式を証券取引所で売買できるように、証券取引所が資格を与えることを「上場」といいます。
「上場」している会社を上場企業と呼びます。
上場することによって、企業は円滑な資金調達が可能となるほか、社会的信用や知名度の向上といったメリットがあります。
企業が上場することはすごいことですか?
上場企業の数は、国内にある約188万社(法人)のうち、約4,161社(2021年8月)となっています。 その割合は、約0.2%と非常に狭い門です。
松浦様
そんなに大変なのですね!
それは受験生が東大に受かることよりも低い確率ですね!
上場することはとっても大変なんです!
上場したいと思っても準備だけで少なくとも3年はかかり様々な審査があります。
上場したい会社があれば全力でサポートしています!
松浦様
株式会社が資金を調達するために発行する株式のことを指します。 株式を購入し株主となることで、企業の経営に参画することができる為、企業のオーナーの一人になることができます。
つまり株を買うということは会社の一部を所有することであり、
会社が儲けた利益の一部をもらう権利がもらえることなんだ!
証券取引所で働いている人は、株を購入できるんですか?
私たちは株を買うことができません。
インサイダー取引を未然に防ぐためです!
しかし、私たちでもETFならば購入できます!
松浦様
こういった歴史があるからそれぞれの地域に証券取引所があるんですね!
その通りです!
今では地域に密着したイベントを開催して
企業さんと協力して地域を盛り上げています!
松浦様
見学の様子
東証は機関投資家が多い一方で、名証は利用者の8割が個人投資家という特徴があります。
そのため名証では個人投資家に向けた様々な取り組みをしています!
昔からIRの大切さを発信し個人投資家の拡大に力を入れていたんだね!
具体的にどんなことをしているのか見てみよう!
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どんなイベントをしているの?
随時上場企業の方をお招きするイベント・セミナーを開催しており、会社の情報を投資したい人に直接伝えられる場を作っています!
随時イベントを開催しているから
チェックしてみてね!
学生向けに名証株式投資コンテストを毎年開催しています!
仮想的に300万円を元手として、指定の期間に名証に上場している銘柄を対象にバーチャルな取引を行い、最終的に300万円をいくらに増やしたかを競うコンテストです!
毎年10月ごろから始まるんだ!
株トラカップと一緒に要チェックだね!
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学生へのアドバイス!
本日は取材ありがとうございました!
最後に学生へのアドバイスをお願いします!
貯蓄から資産形成の時代になってきている中、投資は資産形成に重要な一方でリスクもあります。ぜひ若いうちから正しい知識を身に着けて下さい!
岡本様
松浦様
資産形成を必ずしもしなければならないということはないですが、することによって自分の思い描く豊かな生活を送れる可能性があります。それは誰かにしてもらうことではなく自分でしなければならないものです。分からないことがあればサポートするのでぜひ学んでください。
以上、名古屋証券取引所の取材報告でした!
取材協力:名古屋証券取引所
取材レポーター:神田華栄(名古屋大学 4年)
岡 凌央(名城大学 3年)
片野源也(名城大学 2年)
取材記事担当 :岡 凌央(名城大学 3年)
取材SNS担当 :神田華栄(名古屋大学 4年)
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企画・構成・撮影:未来金融研究部
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