
提供:積水樹脂(株)
①見えないところで街を支える―公共×民間で広がる積水樹脂の仕事
②あの道路の“当たり前”はどうできる?―積水樹脂に聞く現場主義と挑戦
③品質・総合力・新領域で進む積水樹脂の次の一歩


提供:積水樹脂(株)
積水樹脂は「公共分野」と「民間分野」の2つの領域で事業を展開しています!
1.公共分野
一般道路や高速道路の安全を守る製品が中心です。
防音壁、道路標識、路面標示材など、
人々の目に触れるインフラ製品を手がけています。

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2.民間分野

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一方、民間分野では工場やショッピングセンター向けの外構フェンス、物流用の梱包資材、園芸用支柱など幅広い製品を提供しています。
公共と民間の両方で展開しているんですね。
そうです。直近の売上で見ると公共が約388億円、民間が約354億円です。製品群によっては国内シェアが3〜4割のものもあります。
かなり大きいですね。
皆さんの生活の“裏側”を、結構当社グループの製品が支えてるんですよ。
街中にたくさんの積水樹脂製品!






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企業理念
積水樹脂グループは、複合技術による価値ある製品の創造とサービスを通じて社会の安全・安心・環境に貢献する企業グループを目指します。
(1) 「現場主義」を徹底

積水樹脂はメーカーでありながら代理店や施工業者と密接に連携しています。
現場で実際に製品を施工・設置する人たちから直接フィードバックを得て、開発段階から施工性・安全性を徹底的に追及します。
現場の負担軽減って具体的にどうしてるんですか?
今、建設業界では、工事現場の人手不足や工期短縮の流れがあります。だから施工性を高めるのは必須です。現場の声を反映して、より短時間で安全に設置できる製品を増やしています。

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(2) 道路インフラをワンストップでそろえる「総合力」
積水樹脂は、防音壁、ポールコーン、道路標識、防護柵など多様な製品を総合的に提供しています。
多くの競合が特定の製品に特化する中で、積水樹脂は一社で幅広いラインナップをそろえています。
設計段階からまとめて提案できるのが大きな差別化ポイントです。

交通安全・防音・外構・物流・アグリまで扱っているんですね。
そうです。競合他社はそれぞれの製品に特化することが多いんですが、当社はワンストップで揃えられるのが強みなんです。
ワンストップで揃ってることって、お客様にとってどう便利?
企業は毎日たくさんの取引や調整をしているため、取引先や商品をまとめることで、発注書・請求書・納品書などの処理や、見積もり・契約・社内承認といった事務作業がぐっと減り、結果として手間やコストが抑えられ、仕事の効率アップや信頼関係の強化につながる大きなメリットがあります。
(3) 高品質・耐久性へのこだわり

公共インフラ製品は長寿命が求められます。
積水樹脂は耐久性・耐候性を妥協しません。
海外から安価な製品が流入する市場でも、品質と信頼で選ばれています。
この品質をどのように実現していますか?
全工場に品質管理委員会を置き、ISO9001※に沿って毎年品質目標と計画を立てて管理しています。滋賀の“道夢道”という試験施設で、走踏試験や落錘衝撃試験など実物で耐久性や安全性を確認しています。
※「品質マネジメントシステム(QMS)」の国際規格のことで、企業や組織が「お客さまに安定した品質の製品やサービスを
提供する仕組み」を持っているかどうかを示すもの
実物テストだけでなく、素材そのものも見ているんですか?
はい。研究所では金属・樹脂・塗料まで様々な試験機で分析できるようになりました。素材レベルの性能を評価し、新製品や品質改善に活かしています。
不具合や事故を防ぐ仕組みもあるんですか?
もちろんです。クレームは営業・製造・技術・品質管理が連携して調査し、再発防止策を実施。開発段階から内容のチェックや取扱説明書の見直しを実施し、動画での説明強化など安全面も徹底しています。
なるほど、だから“長く使えて安心”な製品になるんですね。
(4) 新しいビジネスへの柔軟な対応力
防災・減災のセンサーや電光掲示板とのIoT連携、自動運転に向けた実証実験など、社会の変化にあわせた新領域に取り組んでいます。
2024年には、欧州で仮設型道路保安用品を手がけるWEMASグループもグループ入りし、海外のノウハウを東南アジアや中央アジア市場に展開する構想もあります。

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ペロブスカイト太陽電池や自動運転との連携って、もう進んでいるんですか?
まだ構想段階も多いですが、グループ連携で先端技術と組み合わせられる可能性が高いと思っています。
正直、道路の新設や維持・修繕、老朽化更新といった既存需要に依存しているイメージがありました。
そうですね。ただ実際には、社会の変化や新技術の導入に素早く対応し、これまでになかった製品やサービスを次々と生み出しています。
なるほど。それを可能にしているのは、積水樹脂が長年の実績で築いたネットワークとグループ全体の総合力ですね。研究・営業・品質管理が連動しているからこそ、新しい技術やサービスを素早く導入できる。積水樹脂さんならではの強みだとわかりました!

社内にポスターを張っていただきました
(1) 防災・減災領域の強化

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ゲリラ豪雨や河川氾濫などの災害に対応するため、センサーやネットワーク化を通じて「早期警戒・早期対応」ができるインフラをつくります。
どんなインフラですか?
例えばアンダーパスなど、豪雨時に冠水しやすい場所がありますよね。これまでは職員が現地に出向いて水位を測定していましたが、危険で負担も大きいのが課題でした。
確かに最近の雨は強いですし、現場対応も大変そうですね。その課題を解決する仕組みなんですか?
はい。水位をセンサーで自動計測し、そのデータをリアルタイムに送信するインフラです。これにより、現地測定の手間を減らし、正確かつ迅速な対応が可能になります。このようなインフラが一つの例ですね。
なるほど、現場の安全性や作業効率の向上につながるんですね。
(2) 海外展開
欧州ではグループ会社が増え、アウトバーンの仮設バリケードなどに製品が使われています。
今後はそのノウハウを活かして東南アジア・中央アジア市場の開拓にも力を入れます。
ただし価格競争が激しい市場でどう高品質を訴求するかが課題です。

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取材の様子
菊池様、藤井様からのメッセージ
以上、積水樹脂株式会社(銘柄コード:4212)の取材報告でした!
レポーター:甲南大学 4年 北田大夢
積水樹脂様は、私たちの日常を裏側から支える存在だと感じました。さらに、開発から販売までを企業様と協業しながら進められているため、ニーズを的確に汲み取りやすい点も強みだと思います。今後のさらなる展開がとても楽しみです。
レポーター:大阪国際大学 3年 藤山友汰
私たちの生活を支えていることを初めて知り、驚きました。これまでこの業界は需要が一定で成長は難しいのではないか、堅実に社会に貢献している企業というイメージを持っていました。しかし、実際に取材してみると、自動運転や災害対策など新しい技術や社会の変化に応じて、積水樹脂様自身も事業を成長させていけるという話が印象的でした。
レポーター:甲南大学 2年 中村里菜
積水樹脂様の製品がロンドンオリンピックで採用されるなど、私たちの生活に身近な場面で活躍していることに大変驚きました。さらに海外ニーズもあり、タイ・ドイツ・オランダ・フィリピンに展開しているなど、日本の製品が世界で通用していることを大変誇らしく感じました。
レポーター:甲南大学 1年 益留由妃
私たちが普段目にしているような高速道路の防音壁や道路の反射鏡を作っている企業だと知り、更に興味が湧きました。また、従業員ファーストに重きをおき、働きがいのある仕事環境への投資をしているという点が特に印象に残っています。長年の経営の中で培ったノウハウを活かし、IoT事業にも取り組む積水樹脂様のこれからが楽しみです。
レポーター:甲南大学 1年 長野丈一郎
積水樹脂様はポールコーンや人工芝、道路の白線といった目立たずとも普段の私たちの生活には欠かせない製品を製造していると知り、
まさに縁の下の力持ちだと思いました。また従業員への気遣いも素晴らしく、とても良い企業だと感じました。今後これらの製品を目にした際にはしっかりと見てみようと思います。
取材協力:積水樹脂株式会社
取材レポーター:北田大夢(甲南大学 4年)
藤山友汰(大阪国際大学 3年)
中村里菜(甲南大学 2年)
益留由妃(甲南大学 1年)
長野丈一郎(甲南大学 1年)
取材記事担当 :藤山友汰(大阪国際大学 3年)
取材SNS担当 :木村帆天(神戸電子専門学校 2年)
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企画・構成・撮影:株のトラ®
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