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提供:(株)SHIFT
取材日:2025年10月22日
① 挑戦から急成長の20年
② 科学化する評価・仕組み化するAI
③ SHIFT流・人材育成術

株式会社SHIFT
取締役会長 佐々木道夫様(左から2番目)
広報IR部 広報室 金井高子様
他学生メンバー(後述)
| 業種 | 情報・通信業 |
| 本社所在地 | 東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー |
| 市場区分 | 東証プライム |
| 銘柄コード | 3697 |
| 現在価格 | こちら |
今回の取材記事担当は同志社大学 1年 澤木 太一です。よろしくお願いします!

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株式会社SHIFT(以降SHIFT)は、ソフトウェアの品質保証・テスト事業で急成長を遂げ、日本のITエンジニアリング業界において国内最大級のポジションを確立した企業です。2022年以降はITシステムのコンサルティングからDX推進、さらには生成AI活用・データ活用領域まで事業範囲を大きく拡大しています。
※画像はFY2025
企業理念
「新しい価値の概念を追求し、誠実に世の中に価値を提供する」
SHIFTさんは、ソフトウェアの品質保証・テストを中心に幅広い分野の事業を展開しています。「売れるサービスづくり」をモットーに、業界業種を問わず付加価値の高いサービスを実現しています!
ソフトウェアテスト関連事業
ソフトウェアやシステムの開発の現場では、リリース前に必ず「品質保証」や「テスト」を行う必要があります。SHIFTはテスト工程を請け負うことで、単なる技術支援にとどまらない品質向上を実現しています。

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提供:(株)SHIFT
ソフトウェア開発関連事業
テストをするだけでなく、生成AIやDX推進支援を用いたデータ連係を行うことで、ソフトウェア開発も行っています。ソフトウェアの企画からリリースまで、どんな業界のシステムにも対応可能なことが大きな特徴です。
その他事業
また、SHIFTは、ソフトウェアの品質保証・テストを中核事業としながら、そこから派生してDX推進支援・セキュリティ支援・人材育成支援といった幅広いITソリューションを展開しています。

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開発とテストを分業化することで、「不具合を出さないソフトウェア」を実現しているのですね!
※そもそもITって?
ITは「情報技術」と呼び、コンピュータやインターネットを使った技術全般のことを指します。単体の技術や製品ではなく、情報を扱うための仕組みそのものであることがポイントです。例えばスマートフォンやWi-Fi・生成AIはITそのものではなく、ITを形成する技術であるといえます。
豆知識
ソフトウェア:パソコンやスマートフォンのプログラムのこと。コンピュータに命令を出す。
DX:データとデジタル技術によって企業を根本から変革すること。新たなビジネスモデルに繋がる。
ITソリューション:企業の持つ問題を、ITを使って解決すること。例えば、これまでアナログで行っていた業務をデジタル化することで、業務効率を高める など。
挑戦の果てに見えたIT業界への道
SHIFTはITサービス市場に参入しており、その中でも急成長を遂げている企業です。2005年に設立してからわずか20年間で売上高1,298億円、売総率(粗利率)34.7%という驚異的な数値を記録しており、今後も大きな成長が見込まれます。
(※数字は2025年10月14日)
近年は、積極的なM&Aによる事業拡大とAIによる効率化を武器に、「SHIFT3000」を見据えた売上高3,000億円の実現に向けた成長戦略を描いています。

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なぜITサービス業界に参入しようと思われたのですか?
創業したときはまだスマートフォンがなく、ガラパゴス携帯が主に使われていました。そのうえで「IT業界が気合と根性で回っている!もっと効率的にできるのではないか」とビジネスチャンスを見出したのです。
その結果、うまくいったのでしょうか?
最初は全然うまくいきませんでした。創業して5年間は本業をどれにするか模索する期間でした。社長が車好きなので、ポルシェのレンタルサービスをしていたときもありましたよ。
そんな時代もあったのですね。
当時、ITサービス業界はシステム開発の設計を手がける企業ばかりでした。しかし、ソフトウェアの「品質保証」を行っている会社はほとんどありませんでした。SHIFTはこの需要に注目し、2009年よりソフトウェアの「品質保証」をコア事業にIT業界へ参入しました。
当時は未開拓だった市場に注目されたのですね。

取材の様子
科学化する評価・仕組み化するAI
近年は多くのIT企業ができてきていますが、その中でのSHIFTさんの強みを教えてください。
はい。SHIFTはデータドリブンを徹底しており、従業員の「得意を科学」し、実力に見合った評価をすることを心がけています。
得意を科学するとはどういうことですか?
CAT検定でそれぞれが持っている素養を評価するということです。行動・思考の要素を詳細まで洗い出し分析することで、それぞれが「どのくらいの実力であるか」を数値化することができます。各要素を組み合わせることで、単なる実力主義でない「数字でフェアに評価する制度」を作っていることが最大の強みです。

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CAT検定
各業務に長けた優秀な人材を数多く集めるための重要な仕組みの一つ。ソフトウェア事業開始当初に自社の人材採用のために開発。ソフトウェアテストに高い素養を持った人材を見つけるために実施しており、IT未経験の人でも「テストエンジニアの素養」があれば合格できることが特徴。2022年で7万人以上が受験している。
また、「天才くん」という独自の生成AIを活用して業務を効率化しています。
「天才くん」とはどういったAIツールなのですか?
AIへの指示スキルを問わず、業務目的に応じて活用できる次世代の“業務用”生成AIです。自社開発なのでセキュリティの心配もなく、用途に応じて各部署に配属しているので専門的な内容でも簡単に適切な答えを出してくれます。
誰でも使える簡単なAIということですね!例えばどんなことができるのでしょうか?
会議の議事録を読み込ませるだけできちんと内容をまとめてくれる、毎朝9時半に行う業務を自動で行ってくれる、メールの返信を自動で考えてくれるなどです。天才くんのおかげで従業員は一つ一つの簡単なタスクに時間を取られることなく、自分の業務に集中でき、結果として全体の業務効率化に繋がるということです。従業員のほぼ100%がAIを自分の仕事に取り入れており、今では部署ごとに合計1,200~1,300種類の専用AIを用いて「仕組み化」を徹底しています。
すごい仕組みですね!ぜひ使ってみたいです!


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天才くん
誰でも簡単に使えることを目的に開発された“ノープロンプト型”の生成AIツール。複雑なプロンプト(指示)入力を必要とせず、テンプレートやフォームに沿って操作するだけで業務を行うことができる。もとは社内の業務効率化のために開発されたが、使いやすさと汎用性が評価され、現在は外部企業にも提供が広がっている。
IT業界は離職率が高く、多くの人々が転職を繰り返している中で、SHIFTさんの離職率は6.1%と極めて少ないです。なぜ、これほどまでに従業員が定着し、「この会社で働き続けたい!」と思うのでしょうか?
その一つに、従業員の成長を応援する仕組みの充実があると考えています。SHIFTは従業員が「今、何をすべきか」を明確に示し、成長するために必要な学びを支援する教育の仕組みが多くあります。そのなかでも象徴的な仕組みとしてキャリアUP制度「トップガン」があります。
それはどういった制度なのですか?
意欲と実力のある従業員が自律的にキャリアアップを実現するための制度です。これにより年齢や性別、社歴などに捉われない、自分に合ったキャリアを積むことができます。また、e-ラーニングを活用した自由度の高い学習環境も整備しており、好きな時間に好きなだけスキル取得に取り組むことができますよ。
自身が何を学べば良いのか、学んだことをどう日常業務に活かすことができるのかを企業が明確に示しているということです!従業員も将来の不安なく、着実にキャリアを築いていけますね!


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社内にポスターを貼っていただきました!
多重下請け構造をなくす!
最後に、今後の展望について教えてください!
はい。SHIFTはSI大統合時代と呼ばれる現在の市場においてオーガニックな成長はもとよりM&Aも駆使してさらなる成長を目指し、2030年に売上高3,000億円を目指す「SHIFT3000」を掲げています。現在進行形で拡大中のビジネスのトレンドに乗ってゆき、ゆくゆくは売上高1兆円の企業を目指していきます。
決算説明でも具体的な数字を使うことを心がけて、社外の皆様にもSHIFTの「覚悟」を伝えられるように工夫しています。
それぞれの企業が抱える問題や不得意分野を一手に引き受けることで、各社が本来の強みである“本業”に専念できる環境を整える。私たちはそうした仕組みを通じて日本企業全体を活性化することを目指して、日々の事業活動に取り組んでおります。
まさに日本企業の力を最大化する仕組みをもつ会社ですね!ありがとうございました!

佐々木会長よりメッセージ!
以上、株式会社SHIFT(銘柄コード:3697)の取材報告でした!
レポーター:甲南大学 4年 北田大夢
佐々木会長のお話を聞いて、データ=信用に繋がることが多いなと感じました。そのデータを素に評価制度を作り、様々なものを仕組み化して、その人材の特性を活かした場所に配置することの大切さも学びました。これからのSHIFTさんが楽しみです。
レポーター:甲南大学 4年 平川湧斗
パターン分析、言語化、数値化、AI活用を通して素養がある人なら誰でも活躍できるようになるというSHIFTさんの社風に感動しました。また、日本を”株式会社日本”のようなイメージでそれぞれの得意を活かして団結していける未来を作りたいという旨のお話も印象的でした。
レポーター:同志社大学 1年 澤木太一
SHIFTさんが「ゴールを明確に設定することで目標達成への道筋を描く」という強みを語られていた点が特に印象的でした。これは個々人のライフプランにも通じる大切な考え方だと感じます。企業も個人もゴールベースのアプローチを取ることで将来の見通しが立てやすくなるという本質的な戦略には、多くの学びがあり、大変貴重なお話でした。
取材協力:株式会社SHIFT
取材レポーター:北田大夢(甲南大学 4年)
平川湧斗(甲南大学 4年)
澤木太一(同志社大学 1年)
取材記事担当 :澤木太一(同志社大学 1年)
取材SNS担当 :平川湧斗(甲南大学 4年)
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企画・構成・撮影:株のトラ®
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