
提供:(株)スマサポ
取材日:2025年4月18日
① スマサポとは?暮らしの“めんどう”をDXで解決
② BtoBtoCで改革!便利を支える裏方力
③ AI × 生活インフラ!“声”を価値に変える

株式会社 スマサポ
代表取締役社長CEO 小田 慎三 様 (左から2番目)
代表取締役 COO 藤井 祐介 様 (左から1番目)
経営企画本部 経営企画部 岩岡 加寿久 様
経営企画本部 経営企画部 経営企画ユニット Chief 山﨑 蘭 様
他学生メンバー (後述)

今回の取材記事担当は神戸電子専門学校 2年 木村 帆天です。よろしくお願いします!
株式会社スマサポは、住まいを提供する不動産業界に新しいイノベーションを起こし、くらしを豊かにすることをミッションとしている会社です。
不動産企業や居住者が直面するさまざまな問題を解決するため、斬新なアイデアをテクノロジーと融合し、不動産業界に新しい価値を生み出し、業界の活性化に寄与しています。

提供:(株)スマサポ
事業内容
スマサポの主なサービス一覧
入居者アプリ「totono」
チャットや動画で簡単に手続きやトラブル対応ができる仕組みが整っていて、「電話がつながらない」「対応が遅い」みたいな
フラストレーションを減らしてくれます。
入居者満足度調査アプリ「スマサポサンキューコール」
入居前のお客様にアンケート調査と新生活サポートサービスを提供することで顧客満足度を高めることが出来るサービスです。
内覧効率化「SKB(スマサポ鍵BOX)」
鍵の貸し出しや返却の手間をなくし、仲介会社・管理会社の業務負担を大幅に削減することができます。

スマサポさんはどのような事業を展開されているのでしょうか?
ぱっと見は「入居者のため」って感じがしますよね。でも実は、最初に課題を抱えているのは不動産の管理会社なんです。例えば「鍵の貸し出し」や「問い合わせ対応」など、日々の業務は本当に多くて、追いつかない現場もたくさんあります。


提供:(株)スマサポ
スマサポが実現する「BtoBtoC」モデルとは?
スマサポは、不動産管理会社が抱える煩雑な業務を代行し、業務効率化と収益向上を支援する存在です。
そのビジネスモデルは「BtoBtoC」構造に基づいており、
B(スマサポ)
toB(不動産管理会社)
toC(入居者)
という流れでサービスを提供しています。
具体的には、スマサポは「スマサポサンキューコール」や入居者アプリ「totono」などのサービスを通じて、不動産管理会社の業務負担を軽減し、入居者との円滑なコミュニケーションを実現しています。これにより、入居者は快適な住環境を享受できると同時に、管理会社は業務効率化と収益向上を図ることができます。

つまり、入居者が便利さを感じるのは、管理会社の業務が楽になっているからこそなんですね!
「鍵の貸し出し」や「問い合わせ対応」「内覧対応」など、日々の業務は煩雑で手が回らないことも多くあります。スマサポは、こうした業務を代行・効率化することで、管理会社の負担を軽減し、その結果として入居者の利便性や満足度を高めています。


実は僕も、以前住んでいたマンションで給湯器が壊れたことがあって…。なかなか管理会社と連絡が取れずに、すごく困ったんです。
まさにそういうときこそ、スマサポの出番なんです。


取材の様子
スマサポの強みとは

スマサポさんって、どうやって全国に広がっていったんですか?
創業当初はね、大阪から西へ、リュックひとつ背負って営業してたんですよ。
最初の契約は、長崎の小さな管理会社でした。そこから、一社一社、丁寧に信頼関係を築いてきたんです。


まさに地道な積み上げですね…。
そうなんです。9年間ずっと現場で信頼を重ねてきたから、今のスマサポがある。
同じことを他社がやろうとしても、コストも時間もかかって、なかなかマネできないと思います。


「ファーストペンギン」って感じですね。
まさに。最初に市場に飛び込んだからこそ、築けたポジションだと思っています。


スマサポさんって、現場対応の強みだけじゃないんですね。
ええ、もう一つの大きな強みは、「情報」です。
入居者のライフスタイルやニーズを、日々のやりとりから蓄積できているんですよ。


例えばどんな情報なんですか?
「どんな間取りが人気か」とか、「どの設備があると喜ばれるか」とか。
現場でのやりとりから、そういうリアルな声がどんどん集まってくるんです。


それ、かなり資産になりますね…!
そうなんです。そのデータをもとに、広告や新しいサービスに展開できる。
実はもう、広告事業も始めていて、今後はもっと横展開していく構想もありますよ。

生活インフラとしてのスマサポ

最近、ユーザーの反応ってどうなんですか?
実はですね、「前の物件ではtotonoが使えて便利だったのに、今のところは使えないんですか?」って、入居者さんから直接問い合わせが来ることが増えてるんですよ。


えっ、それってもう“逆営業”みたいな感じですね!
そうなんです。以前は、こちらから営業して契約を取っていたんですが、いまは少しずつ求められる側になってきていて、まさに、スマサポが生活のインフラに近づいてきている実感がありますね。


社内にポスターを貼っていただきました!

今後の展望を教えてください!
スマサポが目指すのは、全国1,700万世帯すべてに利用される“生活インフラ”になることなんです。いわば、「暮らしのプラットフォーム企業」ですね。中心にあるのが入居者アプリ「totono」です。引っ越しのときの電気やガス、ネット回線の手配から始まって、結婚、子育て、退去のときの買取サービスまで。入居者のライフイベントに合わせて、必要なサービスをアプリ内で提案・手配する仕組みを作っています。


すごい…まさに“暮らしのプラットフォーム”ですね。
さらに今は、日本語だけじゃなくて多言語チャットも導入していて、外国人入居者や留学生にも対応できるようにしてるんですよ。今後は観光やグローバルなサービス連携も視野に入れています。


外国人の方も住みやすいってすごく大事ですよね。でも、こんなに多機能だと運営も大変じゃないですか?
そこはビッグデータとAIの活用がカギです。たとえば、各物件の設備情報や住民の利用履歴を蓄積して、それをもとに修繕を自動化したり、地域限定の広告を配信したり、そこから新しいサービスを生み出すことも可能になります。


なるほど…「入居者→管理会社→スマサポ」っていう流れが、どんどん循環してるんですね。
そうですね。これらを通じて、管理会社の効率化、入居者の満足、そして自社の成長を好循環でつなぎ、業界全体を支える「暮らしのプラットフォーム企業」への進化を目指します。DXの波を捉えながら、スマサポは今後も挑戦を続けていきます。


これからも応援しています!

藤井取締役よりメッセージ

以上、株式会社スマサポ(銘柄コード:9342)の取材報告でした!

レポーター:甲南大学 4年 北田大夢
今後の展望として、既存サービスの拡大、高単価商材との協業や、多様な業態とつながるデータの可能性に大変ワクワクいたしました。お話を伺い、とても刺激を受けました。

レポーター:神戸電子専門学校 2年 木村帆天
スマサポ様は、これまで管理会社が対応しきれなかった賃貸契約者の不満や課題に対して、的確かつ柔軟に対応できる素晴らしい仕組みを構築されていました。特に、居住者の声に寄り添ったサービス設計や、現場のリアルなニーズを反映させた取り組みには大変感銘を受けました。
今後は、さらなるサービスの拡充やデータの蓄積を通じて、業界全体にとってなくてはならない存在、まさに“インフラ”としての立ち位置を確立していかれるというお話を伺い、未来の不動産業界の在り方が大きく変わるのではないかと、非常にワクワクいたしました。

レポーター:大阪国際大学 3年 藤山友汰
スマサポ様がこれまで積み重ねてきた地道な努力や、その過程の大変さに改めて驚かされました。それが今では会社の強みとなり、大きな魅力になっていると感じます。ビジネスとしての拡張性や、今後の広がり、そして社会に与えるインパクトは、生活者としての自分にも強く響きました。将来的には社会インフラの一部になるのでは、とさえ思わせられました。
取材協力:株式会社スマサポ
取材レポーター:北田大夢(甲南大学 4年)
木村帆天(神戸電子専門学校 2年)
藤山友汰(大阪国際大学 3年)
取材記事担当 :木村帆天(神戸電子専門学校 2年)
取材SNS担当 :平川湧斗(甲南大学 4年)
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