
提供:エターナルホスピタリティグループ様
取材日:2025年8月13日
①「焼き鳥で世の中を明るく!」国内外1160店舗に広がる挑戦
②「焼き鳥屋の常識を変えた」鳥貴族の革新と成長の歩み
③「焼鳥=幸せ」出会いから業界No.1へ導いた原点と想い

株式会社エターナルホスピタリティグループ
代表取締役社長 CEO 大倉 忠司様(上段左側)
他学生メンバー(後述)
業種
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小売業 |
本社所在地
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〒541-0047 大阪市中央区淡路町4-2-13 アーバンネット御堂筋ビル 20階 |
市場区分
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東証プライム
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銘柄コード
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3193
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現在価格
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提供:エターナルホスピタリティグループ様
「焼鳥屋で世の中を明るくしていきたい」という強い想いのもと、鳥貴族・やきとり大吉を国内外に展開しています!40年に渡り、若年層・女性客にも支持され、幅広い世代から愛されています!
企業理念
『うぬぼれ』

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焼鳥屋で有名な鳥貴族・やきとり大吉を、国内外に約1160店舗展開しています。国産鶏肉使用・1本1本店舗で丁寧に串打ちして、高品質な焼鳥を「均一価格」で提供しています!
「焼鳥で世の中を明るく!」国内外1160店舗に広がる挑戦
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提供:エターナルホスピタリティグループ様
鳥貴族は、当時の焼鳥屋のイメージであった「中高年男性が中心・カウンター席中心」という常識を変え、若年層や女性も入りやすいお店を目指しました。

当時の焼鳥屋は中高年男性が行くお店としてイメージが強かったんです。だから、もっと幅広い層、特に若年層・女性も入りやすいお店にしたかったんです。そこで、「貴族」という言葉を使って、親しみやすさを出そうと考えました。「お客様を貴族のように」という想いが込められています。


大きく2つあります。まず、当時は中高年男性が中心ということもあり、カウンター席が多かったんです。そこで、もっと若年層や女性も入りやすいように、テーブル席中心のお店にしました。


そうなんです。それに、メニューも工夫しました。普通の焼鳥屋にはないような商品も取り入れて、色々な人に楽しんでもらえるようにしました。

他の焼き鳥屋さんと違う点
①中高年男性 → 若年層・女性もターゲットに
②カウンター席中心 → テーブル席中心
③主に焼鳥メイン → サイドメニュー増

取材の様子
「焼鳥屋の常識を変えた」鳥貴族の革新と成長の歩み
創業当初は資金繰りが厳しく、思うように店舗を増やせませんでしたが、その後国内外で約1160店舗に拡大しました。串打ちは各店舗で手作業を行い、鮮度と味を保つことで社員の誇りも育んでいます。

2025年7月期 第二四半期 決算説明会資料から抜粋
提供:エターナルホスピタリティグループ様

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苦労というものはないです。そういう経験がすべて今に繋がっているので。ただ、うまく成長できなかった時期はあります。


創業した時から全国チェーン展開を目指していたのにも関わらず、創業から18年間は、思ったように店舗数を増やせませんでした。


やはり、資金繰りが厳しかったのが一番の要因です。創業当初は、銀行からの融資もなかなか思うように得られず、店舗展開のスピードを遅らせざるを得ませんでした。


創業から18年で道頓堀店に出店したのがターニングポイントでした。その時、既にFC合わせて35店舗やっていましたが、その後の18年間で600店舗出店できたので、今思い返せばもがいていた時期でした。

※FC(フランチャイズ)= 本社のやり方を借りて同じ店を出す仕組みのこと。

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国内の鳥貴族では、焼き鳥のタレ以外はセントラルキッチンを持たず、串打ちや調理を各店舗で行う方式を採用しています。これにより仕込みから提供までの時間を短縮し、常に出来立てを提供できるのが特徴です。さらに現場ごとに柔軟な対応が可能となり、接客や味わいの細やかな工夫を店舗ごとに実現しています。
セントラルキッチンとは、外食チェーンなどの各施設で調理する代わりに、一つの大規模な調理施設で食材の加工や調理を行い、それを各施設へ配送するシステムのこと。

「たれ」のみ工場で製造していますが、串打ちは各店舗手作業で行っています。


本当に美味しい焼鳥を提供できるか?そう考えたときに、店舗で串打ちすることで焼鳥の鮮度・旨みを最大限に保ち、美味しい焼鳥を提供することができると考えました。


そうです。また、1つ1つ串打ちすることで、社員も自社の焼鳥に誇りを持つという意図もあります。


セントラルキッチンが(タレ以外)ないのはお客様にとって1番の提供方法+社員にも誇りを持ってもらうため。
鳥貴族は日本では全品同一価格の「気軽な居酒屋」として親しまれています。海外では国ごとに特色を出し、アメリカでは焼き鳥のサイズやタレを現地好みに調整、台湾では日本の味を再現しつつフルーティーなサワーを追加するなど、文化に合わせた工夫を凝らしています。

TORIKIZOKU Torrance 店 (米国LA) 外観
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ローカライズしてます。1品メニューは現地向けで、ジャンクや創作的な料理も多いです。


はい。日本人で、18年間現地で飲食経験のあるシェフに任せています。現地の好みをよく分かっているんですね。


試食しないで行った時食べます。いや、やっぱプロなんですよ。もちろんこんなメニュー出すとは聞いていますが、次行った時試食するみたいな。実際にお店で食べて素晴らしいなと思っています。

「焼鳥=幸せ」――出会いから業界No.1へ導いた原点と想い
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提供:エターナルホスピタリティグループ様
高校時代のバイト経験と「やきとり大吉」の店主との出会いが、社長の独立の原点となりました。鳥貴族・大吉は業界No.1となり、社長にとって焼鳥は「幸せ」を象徴しています。

高校生の時、バイトで焼鳥を担当しお客様に褒めていただき、飲食の道に進むことを決めました。でも、実は、焼鳥がやりたかった訳ではないんです。


当時、やきとり大吉という焼鳥店の店主に出会ったんです。その方が「一緒にチェーン展開をしよう」と誘ってくださり、その大きな夢に惹かれついていったんです。


はい。その方の右腕として店長をやりながら、物件探しや業者との交渉、不動産契約まで経験させてもらって、経営の勉強を徹底的にできたことが独立に繋がりました。


大吉を含めると焼鳥市場の3分の1を占めています。


もちろん業界No.1です。今焼鳥市場の総売上は約2000億円で、弊社はそのうちの700億円を占めています。


焼鳥に出会ったおかげで今の自分があるし、またこれだけたくさんの仲間、そしてお客様。に喜んでいただけているので、『焼鳥=幸せ』です。


2030年には、更にチェーン展開をし、日本よりも海外で多く売上げ、『真のグローバルカンパニー』に、
世界人口が約80億人としたら、世界に8万店の出店を目指します!



大倉社長よりメッセージ


以上、株式会社エターナルホスピタリティグループ(銘柄コード:3193)の取材報告でした!

レポーター:甲南大学 4年 北田大夢
大倉社長のお話を伺い、夢は大きく持つべきだと改めて感じました。最初から大きな目標を考えていれば、少しずつ近づき、時には大きなチャレンジをすることも必要だと思いました。また、経費を無駄にしない姿勢なども学び、私も大倉社長のような経営者を目指して努力していきたいと感じました。

レポーター:甲南大学 4年 平川湧斗
均一価格で勝負することや女性や若者に焼き鳥を広めるためにテーブル席を導入することは革新的ですが、新しいことにも確信を持って実行する力とうまくいかなくても継続する力を見倣おうと思いました。ここだけの話として、裏メニューとしてささみチーズの塩を注文できるらしいので、皆様鳥貴族へ急ぎましょう。

レポーター:神戸電子専門学校 2年 木村帆天
社長と社員の距離の近さに驚かされました。冗談を交わしつつ互いに尊重し合う姿に、温かい社風を感じました。また、「挑戦を恐れず、成長の機会を掴む」姿勢が印象的で、逆境を力に変えることを学びました。人と人との信頼を大切にしながら成長を続けており、この貴重な経験を胸に、今後も頑張ろうと思いました。

レポーター:甲南大学 1年 古澤繰実
お客様に美味しい焼き鳥を届けたいという社長の強い想いが伝わってきました。また、自信に満ち溢れた姿勢が印象的でした。創業期の苦労や世界への挑戦の話からは、努力と信念が積み重なって現在の成功があることも感じられました。お客様を飽きさせない工夫が施され、私自身もとても楽しみです。

レポーター:甲南大学 1年 益留由妃
普段から利用している鳥貴族に取材に行くことができ、とても貴重な時間となりました。以前までは男性客が多かった焼き鳥のお店を、女性にも、更にはファミリー層にも届けたいという熱い想いと工夫が感じられました。また海外出店にも力を入れていると聞きました。これからも鳥貴族の進化が楽しみです!
取材協力:株式会社エターナルホスピタリティグループ
取材レポーター:北田大夢(甲南大学 4年)
平川湧斗(甲南大学 4年)
益瑠由妃(甲南大学 1年)
古澤繰実(甲南大学 1年)
木村帆天(神戸電子専門学校 2年)
取材記事担当 :古澤繰実(甲南大学 1年)
取材SNS担当 :平川湧斗(甲南大学 4年)
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企画・構成・撮影:株のトラ®
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