提供:(株)フォーバル
取材日:2024年11月12日
①伴走型支援のコンサル!
②システムツールが切り拓く企業再生の可能性
③ESG経営と地域活性化への挑戦!
提供:(株)フォーバル
情報通信と経営コンサルティングを主軸とし、中小企業の経営課題に寄り添う「伴走支援型」でソリューションを提供する企業です。「新しいあたりまえ」を創造することを掲げ、次世代の経営を支援しています。
クライアント(お客さん)の経営課題の解決を手伝うことです。経営のどこが悪いのかを判断し、それに合った改善策を提案するのがコンサル会社のお仕事です。言わば企業にとってのお医者さんですね!
NEXT>>>フォーバルの強みは?
信頼が大事なコンサル業界、フォーバルはどのようにして信頼を勝ち取ってきたのか伺ってみました!
どのような工夫で信頼を得てきたのでしょうか?
1980年の会社設立以降、OA機器の販売などを行ってきましたが、リーマンショックの影響で信頼を落としてしまった時期がありました。この時期の反省として、前のめりな営業をやめ、お客さんの仕事にプラスになるようなサポートを始めました。
具体的にはどの様なことなのでしょうか?
サポートと言っても手ぶらで訪問しても信頼は得られないと考えました。そこで、あらゆる資格を取得することで、お客さんが相談しやすい環境を作りました。その結果、業績は回復していきました。
確かに、専門知識を持っている人ならある程度信頼できますね。山脇さんも資格をお持ちなのでしょうか?
もちろんです。ITパスポートからエコ検定など12個近く持っています。この資格を名刺の裏に記入し、自分を分かってもらってから相談を受けるようにしています。
相手のために勉強を重ねた結果が信頼と実績に表れたのですね!
フォーバルの取引先は全国の中小企業4万7千社以上を誇っており、営業利益は12期連続でアップしていた時期があります。この連続記録は日本企業トップクラスの大記録だそうです。
フォーバルは、債務超過など厳しい経営状況にある企業にも真摯に向き合い、再建の可能性を探る姿勢も特徴です。財務状況を詳細に分析し、無駄な支出の削減や、事業再構築を提案することで、最適な改善プランを提示します。時には外部機関と連携することもあります。この「伴走型支援」によって、120以上の債務超過企業が再生を果たしています。
持っている資産(お金や建物、土地を合わせたものなど)より借りているお金が多い状態。
取材の様子
実際のきづなPARKの画面例
提供:(株)フォーバル
「きづなPARK」や「カーボンニュートラルレポート(CNレポート)」などのシステムツールを一部無料で提供しDX化を推進しています。これらのツールは、財務分析やCO2削減量の可視化など、経営課題の解決に直結する機能を備えており、企業が自社の状況を正確に把握し、改善を進める手助けとなります。
中小企業では自社で財務分析をされていないのでしょうか?
中小企業では社長さんが営業から財務までを兼任されている場合が多く、分析している余裕がないことが多いんです。そこで財務状況を入力すると課題点が可視化される「きづなPARK」が重宝されます。
そうなんですね。「カーボンニュートラルレポート(CNレポート)」はどう活用されるのでしょうか?
CO2削減量を可視化することで、ESG活動をアピールすることができます。ESGに力を入れている企業はまだまだ少ないので、大きな差別化となります。
いずれのツールも忙しい企業の心強い味方ですね!
DXで地方創生を目指す!「F-Japan構想」!
「F-Japan構想」は、産(民間企業)、官(自治体)、学(教育機関)の連携を通じて、DX人材を育成し、その人材が地元経済を活性化させることを目指す取り組みです。大学と連携してDXや経営の講座を開き、企業を支える「企業ドクター」を育成しています。成長したドクターが地元企業の治療を行うことで地方創生を目指しています。
提供:(株)フォーバル
提供:(株)フォーバル
フォーバルの契約の大きな特徴はその手軽さです。普通のコンサルは1年単位での契約などの縛りがあります。しかし、フォーバルは違います。なんと月単位での契約が可能かつ単価がとても安いのです。この特徴により資金力が低い企業でも取り入れやすくなっています。
始めやすい反面、解約されやすくなっているためお客さんとのやり取りをとても大切にしています。
社内にポスターを貼っていただきました!
NEXT>>>海外展開は?
ベトナムのレンタル工場
提供:(株)フォーバル
フォーバルはカンボジア・ベトナム・インドネシア・ミャンマーに現地法人、タイには駐在員事務所を持ち、各国で日本企業が海外ビジネス展開する支援しています。企業が海外進出する前には、対象市場における事業可能性調査や市場調査などのリサーチ活動の実行サポート、販路開拓サポート、拠点(法人・工場)設立サポートなどのサービスを提供しています。
企業が進出した後には、安定的な操業に不可欠な人材面(人材紹介・研修など)、IT面(情報通信・セキュリティ、業務効率化など)でのサポートサービスを提供しています。ベトナムとインドネシアでは、日系中小企業向けのレンタル工場を運営しています。
ベトナムのレンタル工場管理棟
提供:(株)フォーバル
進出後のサポートもあるのは魅力的ですね!
ESG活動の可視化伴走支援、「F-Japan構想」を通じた「企業ドクター」の育成、ドクターを支える医療機器である「ツール」の開発、この3点を進めることで世の中に貢献していきます。
山脇拓也様よりメッセージ
以上、株式会社フォーバル(銘柄コード:8275)の取材報告でした!
レポーター:甲南大学 3年 北田大夢
コンサルという答えのない難しい仕事ですが、様々な企業様のデータを自社のシステムを使い可視化することや、それをもとに過去の蓄積データからより企業様がよくなるために仕事をされている姿に感動を覚えました。もっと企業ドクターの言葉も広がっていけば良いなと思いました。今後の発展が楽しみです。
レポーター:甲南大学 3年 平川湧斗
困っている中小企業に寄り添う併走支援を行うフォーバルのお話を伺い、企業ドクターの重要性を学びました。企業ドクターの存在が広まることで今後の日本産業が豊かになる未来がとても楽しみです。今後のフォーバルの活動に注目したいです。
レポーター:立命館大学 2年 伊藤悠真
今回の取材を通して、フォーバルが中小企業に提供しているサービスの幅広さや、業界のニーズに応える取り組みが印象的でした。特に、単なる「サービス提供」にとどまらず、「お客様の課題解決と未来への共創」を理念に掲げている姿勢が、フォーバルの強みであり、信頼に繋がっているのだと感じました。
取材協力:株式会社フォーバル
取材レポーター:北田大夢(甲南大学 3年)
平川湧斗(甲南大学 3年)
伊藤悠真(立命館大学 2年)
取材記事担当 :平川湧斗(甲南大学 3年)
取材SNS担当 :片野源也(名城大学 3年)
当ホームページは株のトラ®独自の見解が含まれており、特定銘柄の推奨や株価の上昇または下落を示唆するものではありません、最終判断はご自身にて行って下さい。
本記事の内容の著作権は株のトラ®に帰属します。
企画・構成・撮影:株のトラ®
企業様へ
『学生向け上場企業レポート』取材希望の企業様は未来金融研究部(kabutora@k-tora.com)までお問い合わせ下さい。
※投資にさらに興味を持ってもらうことを目的としているため、市場は問わず上場企業様の取材をさせて頂いております。