
提供:(株)ミラタップ
取材日:2025年2月10日
①1mm単位でピッタリ!ミラタップの人気商品とは?
②圧倒的に安い価格で提供できる販売戦略
③今後はミラタップが王道となる世の中に!

株式会社ミラタップ
代表取締役社長 山根太郎様
他学生メンバー(後述)

提供:(株)ミラタップ
ミラタップは、デザイン性の高い住宅設備機器や建築資材をインターネットで販売し、空間全体のプロデュースも手掛ける企業です。2024年10月1日、創業45周年を迎えました!

ミラタップはどのような事業を展開されているのでしょうか?
建築資材と住宅設備、キッチンにおける設備をオリジナルで企画開発し、それをインターネットで販売するといった事業を展開しています。


なるほど!たとえばそれはどのような商品を展開されているんですか?
人気商品でいうと、ピッタリシリーズは皆さんよく注文されていますね。


ピッタリシリーズとは何ですか?
はい。ピッタリシリーズというのは1mm単位でサイズを指定し、商品をオーダーできるというものです。市販の棚や収納ではぴったりサイズにならないというお客様のお悩みを解消できるシリーズになります。


お客様に寄り添った商品展開をされているんですね!素敵です。

ピッタラ 提供:(株)ミラタップ
ミラタップのデータ活用がスゴイ!

それほど多くの商品があると在庫が余って損失が出てしまいそうですが、在庫管理はどのようにされていますか?
家が立つのって大体1年後とかだいぶ先ですよね。そのため、家具や収納はオーダーを受けてから作っても十分間に合うので、基本的に受注生産で行っています。


収納など出荷するまである程度時間がかかるものに関してはそれで問題ないと思います。ですが、注文を受けてすぐに出荷しなければならない商品はどうしても在庫が残ってしまう場合があると思うのですが、それらの対策はいかがでしょうか?
私達は自社で運営しているECサイトで商品を販売しているので、お客様はそこから商品を見て購入されているんですね。この商品いいなと思ったからといってすぐ買うというお客様はほとんどおられないです。ですが、その閲覧回数やお問い合わせの件数で在庫の調整を行えるので、そのデータを重ねていくことでおおよその需給予測をたてることができるんです。


なるほど!これも自社でECサイトを運営されているメリットの1つですね!

取材の様子
圧倒的に安い価格で商品を提供できるミラタップの販売手法とは?

他社と比較した時にミラタップの強みはどこにあるとお考えですか?
代理店を通さずにお客さんに直接売れることです。また、売掛金をせず、入金されてから商品を出荷するので、商品をお届けしたのにお金が振り込まれず潰れるといった状況が起こりません。そのため、貸倒引当金を積まなくて済むのです。


なるほど!ちなみにそうすることでどれほど安くなるのでしょうか?
大きいもので40%、平均して20~30%ほど価格を抑えることができます。


ええ?!そこまで変わるんですか!それはお客さんにとってかなり大きいですね!
売掛金とは?
企業が提供した商品のお金を、お客さんが後で払うことで企業がお金を回収する権利のこと。
貸倒引当金とは
貸したお金が回収できなくなるリスクに備えて、企業が利益からあらかじめ設定する積立金のこと。
(例)AさんはBという企業で家具を買いました。その時、Aさんは掛け(後払い)で購入し、家具を先に受け取りました。BさんはAさんがお金を払ってくれないリスクがあるので、その時のために、あらかじめBさんがお金を準備しておくというのが貸倒引当金です。

最近持ち家を持つ人が減っていますが、やはりその影響は受けているのでしょうか?
それがあまり受けていないんですよね。


ええ?!それはなぜですか?
元々ミラタップでは注文住宅が9割を占めていて、実際にその注文件数は減ってきていました。そこで私達は2つのことをしたんです。


その2つって?
1つは、リフォームで使えるような商品を増やすということです。確かに持ち家を持つ人は減ってきていますが、リフォームの件数は増えてきているんです。その需要に合わせて商品を作っていきました。2つ目は、レストランやホテル、オフィスといった非住宅で使える商品を広げていくことで、実際ミラタップの売上のうち2割がこの非住宅のアイテムなんです。


お客様の需要に合わせて提供する商品を変えているんですね!
ちなみにリフォームと注文住宅の割合はどのくらいなんですか?
今ではどちらも4割ずつになっています。


それほどリフォームの需要が上がってきているんですね!意外でした。

社内にポスターを貼っていただきました!

ミラタップの今後の展望について教えてください。
まず、国内においては我々のやり方がスタンダードになることが目標です。王道にならない限りはハードルになってしまうので、時価総額においてミラタップを国内で1位にさせたいと考えています。海外においては、世界中で住宅に困っている人たちに対して、解決になるビジネスを作って提供していきたいですね。


業界での王道となり、名前を浸透させることで、ミラタップの商品を多くの人に届けたいということですね!
時価総額とは
会社の価値を表すものです。
「会社の株の値段」×「株の数」=時価総額という計算式で求められます。
例えば、A社の1株の値段が1,000円で、全部で1,000万株あるとすると、1,000円×1,000万株=100億円です。
この数値が大きい会社ほど、多くの人に価値があると見てもらえます。
詳しいIR情報はこちらから!
山根太郎様よりメッセージ

以上、株式会社ミラタップ(銘柄コード:3187)の取材報告でした!

レポーター:甲南大学 3年 北田大夢
ミラタップは、おろし業者を介さずに自社で管理しているため、通常の製品よりも20〜30%安く購入することができます。さらに、自社オリジナルの製品も豊富に取り揃えており、今後は広告予算を投じてさらなる展開を予定しているため、今後の成長が非常に楽しみです。

レポーター:甲南大学 3年 平川湧斗
自社でECサイトを運営することで、価格を抑えつつマーケティングや在庫管理にも活かすという戦略が印象的でした。インスタグラム等のツールで認知度を上げ、さらなる飛躍を目指すミラタップさんの今後がとても楽しみです。

レポーター:関西学院大学 2年 山下奈々美
お客様に寄り添った商品開発を行い、代理店を通さず、お客様に直接商品を販売することで、お悩みを解消しながら価格を抑えて商品を提供しています。また、ECサイトを活用し、需要予測を立てることで、徹底した在庫管理を行い、保管コストを削減している点が印象的でした。社会の需要に合わせて変化し続けるミラタップの今後の発展が楽しみです。
取材協力:株式会社ミラタップ
取材レポーター:北田大夢(甲南大学 3年)
平川湧斗(甲南大学 3年)
山下奈々美(関西学院大学 2年)
取材記事担当 :山下奈々美(関西学院大学 2年)
取材SNS担当 :片野源也(名城大学 3年)
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企画・構成・撮影:株のトラ®

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