(株)ASNOVA【9223】

提供:(株)ASNOVA

取材日:2024年2月29日

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①足りない足場…ASNOVAの社会貢献は?
②圧倒的な保有量!他社との差別化戦略は?

③社長の考える成長企業の組織としての理念!

株式会社ASNOVA
代表取締役 上田桂司様
他学生メンバー(後述)

今回の取材記事担当は大阪国際大学1年 藤山友汰です。よろしくお願いします!
東証グロース名証ネクスト上場のASNOVA(銘柄コード:9223)に取材させて頂きました!

何をしている会社?

建設工事用の足場レンタル・販売を行っている会社です。建物の建築に必要不可欠な足場のレンタル・販売事業を行い建築業界を支えています。

なぜ足場のレンタルを?

現在、足場の原材料が高騰しており、足場自体の値段も上がっています。また、大量の足場を管理するのには広い場所が必要です。そのため足場施工業者や工務店が大量に買いたくても買えないという現状です。

足場施工業者や工務店も足場を持っていないわけではないですが、コストや管理の面から大量に保有するのは難しいため、不足分を補うためにくさび緊結式足場をレンタルをしてもらっています。

上田社長

くさび緊結式足場について

ハンマー1本で簡単に組み立てが出来て、組立てや解体が簡単な、複雑な形状の建物にも対応できるものです!
詳しくはこちら↓
https://www.serv.asnova.co.jp/column/426/

日本の足場が全く足りない!

現在日本では、さまざまな建物が老朽化しています。そのため、継続的な改築に伴ってたくさんの足場を必要としています。自然災害も大きな要因の一つで、災害時はもちろん、その後の建造物等へのダメージの補修作業や新たな耐震工事でも継続的に足場が必要とされています。

老朽化マンションが20年後には3.5倍に!?

老朽化したマンションが20年後には3.5倍に膨れ上がるそうです。マンションだけでなく学校や高速道路なども老朽化が進むため工事に必須な足場の需要は鰻登りなのです!

 

足場が足りていないとのことですが、一気に増やすことで逆に余ってしまうリスクも考えられますが、その点についてどのようにお考えですか?

 

ASNOVAとしては現在、投資フェーズの段階が5年ほど続くと考えています。市場は拡大し続けるので天井がいつ来るか見計らいながら投資していきたいと考えています。

上田社長

ASNOVAの品質管理!

足場は通常商品寿命が短く、数年でダメになってしまいます。しかしそれではコストもかかり、環境にも悪影響なため、目視で管理をし、サビがあれば直して塗装するなど大切に扱っています。
そうすることによって数十年と寿命が延びるのです!

 

足場の管理で行っていることはありますか?

 

足場を丁寧に扱うことを重視しています。サビの手入れなど手間をかけて管理をしています!また、管理の一環として、足場の数をきちんと把握することにも力を入れています。紛失の数は0.002%までと業界としては最高水準の管理をしています!

上田社長

 

業界で聞く水準の平均が3%に対して、ASNOVAは0.002%!ASNOVAのものに対する愛情が伝わりますね!

 
どんな差別化を?

「すぐに借りられる、近くで借りられる」を価値として、差別化を図っています。

 

すぐに借りられること、近くで借りられることの何が重要なのですか?

 

足場が足りないと作業範囲や方法の制限によって進捗が滞ってしまいます。結果的に工事費用や期間が増加することで工事コストが大きくなってしまうので、お客様にとってすぐに手に入るということは大きな価値になっています!

上田社長

差別化を支える設備投資

圧倒的な量の足場を保有し、31拠点(2024年2月末時点)を展開しています。保有量はなんと約150億円相当、住宅数にして約5000戸分の足場が管理されています。これらが顧客ニーズを大きく支えています。

足場の販売も!

ASNOVAは足場の販売もしています。新品を販売するだけではなく、業者から不要となった足場を一度買い取り、売ることのできる品質の製品を販売するという仕組みです。現在需要がとても高く不要な足場を買い取ってもすぐ売り手が見つかるほどです!

 

製品を循環できていて、とても環境に配慮した取り組みですね!

 
海外市場への挑戦も!

ベトナム市場にも目を向けています。ベトナムでは急速な経済成長による建造物の増加で足場の需要が増加しています。

 

ベトナムで現地の足場よりも日本の足場の方が需要があるのはなぜですか?

 

2017年からテストマーケティングが行われているのですが、日本の足場は重量が軽いなど施工性が高く、品質が良いというのが大きな理由です。今後は、市場規模が拡大していくにつれ、日本での足場保有量を上回るかもしれませんね!

上田社長

 

他の国への展開は考えていますか?

 

他の国でも当然ニーズはあるのですが、現状ベトナムへは日本から足場を持っていっていますが、全く足場が足りていないので保有量を増やし、供給を安定させるところからだと思っています。

上田社長

取材の様子

会社経営の考え方

経済性を第一に優先するのではなく、社会性を重視したような経営の考え方が際立ちました。このような経営判断こそが企業の継続性、安定性に強く影響を与えているのかもしれません。

上田社長のコメント

上田社長からのお言葉、ありがとうございました!

以上、ASNOVA(銘柄コード:9223)の取材報告でした!

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レポーター:名城大学 3年 河出享一郎
足場という世の中には欠かせない業種を通じて、我々の明日を、世界の明るい未来をカセツできるのはASNOVA様にしかできない価値の提供だなと上田社長の想いをお伺いして強く感じました!
社会課題への意識も非常に高く感じたため、今後の展開がますます楽しみです!
 

レポーター:名城大学 2年 片野源也
 ASNOVA様の取材を通して日本と海外の建築業界の現状を知ることができました。取材前はなぜ足場のレンタルをしているのか疑問でしたが、「商品寿命が短い」や「建築数の増加」などの背景が理由でレンタル事業に需要があるということを知ることができ、今後の成長に注目な業界だと感じました!

レポーター:名城大学 1年 箕浦琢真
 ASNOVA様の取材を通じて、足場レンタル事業の必要性とその背後にある建築業界の動向を理解できました!
上田社長の社会課題に対する深い意識と、経済性を第一に優先するのではなく、社会性を重視したような経営の考え方に感銘を受けました!
また、中小企業を中心にした取引の戦略と軽く組み立てやすい日本の足場技術の普及に向けた努力による今後のさらなる成長がとても楽しみです!

レポーター:甲南大学 2年 北田大夢
株式会社asonova様は足場レンタル事業で最も有名な会社です。asonova様は大企業を中心に取引するのではなく、工務店、中小企業を中心に取引されています。その理由は、大企業、中小企業1社ずつ取引する場合では売り上げが変わります。反対にいうと契約を切られると売り上げが大幅に下がります。そのため、大企業に依存するとこの恐れがあるため、中小企業を中心にビジネスをされているそうです。またベトナムにも進出しています。ベトナムの足場は、重く、組み立てるのが大変だそうですが、日本の足場は軽く、組み立てるのが簡単で大人気のようです。まだまだ、日本もベトナムに資材が足りていないそうで、今後も資材を仕入れて数を増やしていくそうです。

コラム

レポーター:甲南大学3年 北田大夢
減価償却

レポーター:名古屋大学1年 稲葉琉斗
上場ってなんだろう?

取材協力:株式会社ASNOVA
取材レポーター:藤山友汰(大阪国際大学 1年)
        河出享一郎(名城大学  3年)
        片野源也(名城大学 2年)
        箕浦琢真(名城大学  1年)
取材記事担当 :藤山友汰(大阪国際大学   2年)
取材SNS担当 :神田華栄(名古屋大学  4年)
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企画・構成・撮影:株のトラ®

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