提供:(株)INFORICH
取材日:2024年9月20日
①世界をつなぐ充電ネットワーク 「ChargeSPOT!」
②スマホの命綱、どこでも借りてどこでも返せるシェアリングバッテリー!
③デジタルサイネージで、店舗も企業も広告効果を最大化
株式会社INFORICH
取締役兼執行役員CFO 橋本 祐樹様
(オンラインにてご対応いただきました)
IR/Corporate Planning Expert 大橋 南菜様
他学生メンバー(後述)
提供:INFORICH
(株)INFORICHはモバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」を展開しています。「垣根を超えて世界を繋ぐ」をミッションに掲げ、国内外に広がるネットワークを通じ、利用者がどこでもバッテリーを借りて返すことができる利便性を提供しています。
INFORICHという名前はINFORMATION(情報)×RICH(豊か)から来ています。「知ってれば、もっと世界が広がる・選択肢が広がるよね!」という思いが込められています。
橋本様
提供:(株)INFORICH
モバイルバッテリーシェアリング業界では、スマホの普及とともに充電ニーズが増加しています。積極的な設備投資と急速な拡大によって、国内でシェア8割を誇り、シェアナンバーワンの地位を確立し、全国各地にを持っています。
強みは、国内44,200台の設置網とグローバル展開です。リアルな場所を抑えて、そこにユーザーが行き交うといった仕組みを作れれば、その上にいろんな情報やビジネスをクロスセル・アップセルしていけるといった応用が考えられます!
駅やコンビニ、チェーン店などいろんなところで見かけるよね!
単なるモバイルバッテリーの貸出ではない!!
提供:(株)INFORICH
ChargeSPOTを設置することで、店舗には多くのユーザーが訪れ、集客効果が期待できます。また設置店舗ではデジタルサイネージに無料で広告を載せることができ、さらなる認知の向上を促進できます。
デジタルサイネージが無料で使えるのは、店舗にとって大きなメリットだね!
デジタルサイネージとは、電子ディスプレイを使って広告や情報を表示するシステムのことです。設置店舗の認知度向上に加え、広告を出したい企業も広告を掲載でき、集客やプロモーションの幅を広げることができます!
提供:(株)INFORICH
モバイルバッテリーは、災害時に電力供給の一助として活用されることもあります。災害時には無料でモバイルバッテリーを貸し出しており、この仕組みは、地域社会への貢献や店舗のCSR活動としても重要な役割を果たしています。
地域社会への支援も重要な取り組みと捉え、実際に被災地などに無償で提供しています。災害の多い日本に少しでもお役に立てればと思っています。
橋本様
お店にとってChargeSPOTを設置するメリットは大きいですね!
お店側からは、「集客」・「宣伝広告」・「災害への備え」といった観点から設置をして頂いています。
橋本様
取材の様子
提供:(株)INFORICH
ChargeSPOTは、FC(フランチャイズ)による海外展開と現地同業者のM&Aによる海外への設置拡大を通じてグローバルに成長しています。これにより、日本で借りたバッテリーを海外で返却できるようになるなど 国境を越えて利便性が向上しています。またFC展開は初期投資を抑えられるメリットがある一方、展開スピードはFC先に依存します。現地同業者のM&Aによる展開は自社でのコントロールがしやすく、スピーディーですが、初期投資が大きくなる点もあります。
進出する国の特徴によって、FC展開とM&Aを活用しているのですね!
現在では中国本土・香港・台湾・では直営でサービスを展開し、タイ・シンガポール・マカオでFC展開しています。またオーストラリアでは「Ezycharge」というブランドでモバイルバッテリーのシェアリングを運営している企業をM&Aし、展開を進めています。 今後はヨーロッパやFCでベトナムにも展開予定です。
橋本様
提供:(株)INFORICH
シェアバイクや傘のシェアリングなど他のシェアリング事業との連携を進めています。シェアリングサービスが一つのアプリで探せる・利用できる「ShareSPOT」をリリースしました。これらのアプリも自社で開発しています。
国内の設置台数を活かして、町中と連動したゲームとコラボすることもあります!
橋本様
ポスターを渡している様子
今後も国内外で設置台数の拡大を進めていきます。特に海外のChargeSPOTを2030年頃に日本の規模と同じくらいまで成長できたらいいなと思っています。またシェアリングバッテリーだけでなく、デジタルサイネージの活用など新たなビジネス展開も実現していきます!
株式会社INFORICH
取締役兼執行役員CFO
橋本 祐樹様からのメッセージ
以上、株式会社INFORICH(銘柄コード:9338)の取材報告でした!
レポーター:名古屋大学 2年 稲葉琉斗
INFORICH様の定点を抑えたビジネスモデルというのがとても面白いなと思いました。モバイルバッテリー事業のみでは無く、デジタルサイネージなど様々なサービスを付け加えることができる点で今後どのようにINFORICH様が事業拡大していくのかとても楽しみになりました。
レポーター:一橋大学 4年 橋本航
充電器・スポットの単価の安さと投資回収期間の短さに驚きました。一度ネットワークを確立したら競合企業の参入障壁が高いだけでなく、ビジネスを横展開するスケーラビリティにも定評があり、サステナブルなビジネスモデルだと感じました。
レポーター:一橋大学 3年 北村草太
グロース市場に上場する新進気鋭の成長企業ながら、既にグローバルな企業体制を確立し、高収益性を実現しているのは純粋に凄いと感じました。また、その背景には、早期に市場を獲得してネットワーク効果を発動させるという明確な経営戦略の存在があり、経営学的な考察対象としても面白い会社だなとも思います。
取材協力:株式会社INFORICH
取材レポーター:稲葉琉斗 (名古屋大学 2年)
橋本航 (一橋大学 4年)
北村草太 (一橋大学 3年)
取材記事担当 :稲葉琉斗 (名古屋大学 2年)
取材SNS担当 :稲葉琉斗 (名古屋大学 2年)
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