①独自の技術で未来を支える！
②大学との共同研究！？メリット？
③今後の展望とは！in 2030！
株式会社ジェイテックコーポレーション
代表取締役社長 津村 尚史様（真ん中）
他学生メンバー（後述）
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業種
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金属製品 |
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本社所在地
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〒567-0086 大阪府茨木市彩都やまぶき２－５－３８ |
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市場区分
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東証スタンダード
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銘柄コー
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3446 |
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現在価格
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今回の取材記事担当は甲南大学１年 本谷杏菜です。よろしくお願いします！
株式会社ジェイテックコーポレーションは、国内外の放射光施設やＸ線自由電子レーザー施設など、最先端の研究で使われる光学製品(X線ミラー等)を作っている会社です。
ナノレベルの細かい形まで正確に作れる、世界トップレベルの技術を持っています。
※ナノレベル・・・髪の毛の太さを10万本にスライスしたくらいの細かさのレベル！
作られた製品は、
国内の大型放射光施設：SPring-8・SACLA (兵庫県)、NanoTerasu (宮城県)
国内(宮城県)大型放射光施設：NanoTerasu
フランスの大型放射光施設：ESRFなどの海外施設で使われています。
海外でも広く使われているのですね！実は、競合は日本企業じゃなくて海外企業なんだって！
また、大学との共同研究を重ねて、将来の医療分野やAI分野を支えています。
「世の中にないオンリーワンの技術により製品を作り出し、広く社会に貢献する」という経営理念のもと、次の４つの事業を軸に経営しています。
提供：ジェイテックコーポレーション(株)
【オプティカル事業】
独自の超精密加工・計測技術で、超高精度の光学部品を製造、販売する事業です。
国内で最も高精度なＸ線ミラーを作ります！
実は、ヘアケア商品の開発や地層研究、鑑定などの研究成果にも貢献しています！
今後はスマホやPCにも使われている半導体の製造装置や、宇宙分野に展開していく試みです。
ヘアケア商品の開発や地層研究、鑑定！意外と身近なものにも使われているのですね。
【機器開発事業】
高精度の製品を作るために、超精密加工・研磨技術の開発とその機器の製造販売をする事業です。
独自のナノレベルの表面加工を提供し、多様化する次世代半導体デバイス(パワー半導体、SAWフィルター、ダイヤモンドウェハなど)に対応可能です。
提供：ジェイテックコーポレーション(株)
提供：ジェイテックコーポレーション(株)
【ライフサイエンス事業】
創業当初から30年以上培ってきた細胞培養における自動化技術と独自の培養技術で再生医療分野、創薬分野に貢献している事業です。iPS細胞などの各種細胞を使って研究を重ね、将来の私たちの健康を支えています！
【電子科学】
製品の製造過程で使われる半導体や液晶などの部品から放出される微量な水や水素などを、正確に調べる機械を作る事業です。
この機械を販売するだけでなく、分析のサービスも行います。他にまねできないような独自の技術を持っています！
提供：ジェイテックコーポレーション(株)
文系にとっては少し難しい事業内容です。。株主さんなどにはどうやってPRするのですか？
確かに難しいですよね。
PRの工夫というと、分かりやすいホームページ作りや投資家向け会社説明会などをしています。
特に、当社では高精度ミラーを万博へ出展したり、事業説明の動画を配信して、認知度を高めています！
また、販売先の放射光施設では家族で楽しめるスタンプラリーを施設内で開催するなどの活動をしています。
企業理念
世の中にないオンリーワンの技術により製品を作り出し、広く社会に貢献する
「独自の技術」という言葉がたくさんありますが、どんな技術があるのですか？
まず、オプティカル事業での高精度X線ミラーは独自のナノレベルの加工・計測技術を基に分析の高精度化を支えています。
ここまで高精度を作れるのは我が社だけです！
この超精密な加工・計測技術が、他にない「独自技術」になります！
どのくらい精密なの？
大阪から東京（約500km）の距離で例えると、でこぼこがたった0.5mm以内におさまっているくらい平ら！
それほど精密に作られているのです。
機器開発事業ではどのような技術が未来を支えていくのですか？
はい。４つの高難易度の加工技術をもとに、半導体デバイスや電子部品の超精密加工を行います。
現在需要が高まっているAI分野を支えます！
ライフサイエンス事業も今後需要がありそうだなと思いました！
はい。ライフサイエンス事業などでは、既に独自の新技術”CELLFLOAT”をもとに再生医療分野に成功しています。
iPS細胞などを使ってミニ臓器などを作るときに活用される技術です。
”CELLFLOAT”って、密閉した容器を回転させて浮力と重力を利用し、細胞を増やす凄い技術ですよね！（右図）
ミニ臓器は創薬や医療技術の研究で活躍するものですよね。
万博で小さい心臓（心筋シート）を見たことがあります！
提供：ジェイテックコーポレーション(株)
また、各事業とも製造に使うすべての機器は自社で開発しており、コスト削減にも成功しています。
コスト削減まで！オンリーワンの技術で多方面から未来を支えてくれているんですね。
大学との共同研究って、どんなメリットがあるのですか？
まず、我々の会社はＢ to Ｂ・B to Gの会社なので、大学などの研究機関との産学連携が重要です。
だから、大学との共同研究は我々の製品を評価・実践してもらえるというメリットがあります！
大学の教授側も、それが自分の実績になっていくので受け入れてくれます。
※B to B・・・企業が企業に向けて商品を売るビジネスの形
B to G・・・企業が公的な大学や研究機関に向けて商品を売るビジネスの形
なるほど。お互いに利益があるから成り立つものなのですね！
はい。我々の技術のノウハウ特許と、大学の最先端の研究特許で世界最先端の技術を実現しています！
未来を支えるジェイテックコーポレーションですが、今後の展望を教えてください！
現在は、オプティカル事業を売り上げの柱としていますが、今後は機器開発事業に力を入れていきたいと考えています。
そして、まだまだ市場は黎明期ですが将来が期待されているライフサイエンスも地道にやっていく見込みです。
将来需要が高まるAI分野と医療分野ですね！
はい。ライフサイエンス事業では、細胞培養技術を用いた再生医療分野にも展開を考えています。
自分の細胞から移植することで負担を減らせます。
我々の強みを最大限に生かして、2030年までの売上の平均年率３０％UPを目指します！
ジェイテックコーポレーションだからできることが沢山あるのですね！今回はありがとうございました。
取材の様子
津村社長よりメッセージを頂きました！
津村社長より色紙を頂きました！
以上、株式会社ジェイテックコーポレーション（銘柄コード：3446）の取材報告でした！
レポーター：甲南大学 4年 北田大夢
普段、実験で使っている器具がどのように作られ、どのように世界で通用しているのかを知ることができ、大学と企業の共同研究の違いも理解できた、とても楽しい取材でした。
この経験を通して、普段の実験の見方も大きく変わりました。
これからのジェイテックさんの発展がとても楽しみです！
レポーター：甲南大学 4年 平川湧斗
理系の私にとっては馴染み深いSpring-8内のミラーがどのように作られているのか体験することができ、貴重な経験となりました。美容医療業界などへの進出も考えておられたり、IRに力を入れられている姿を拝見し、今後の成長が楽しみです。
レポーター：甲南大学 2年 中村里菜
取材ではナノ単位の表面加工を化学反応で行うという発想に驚き、最も印象に残っております。このような独自技術が世界の研究現場を支えていることを知り、取材を通して日本のさらなるものづくりの可能性を感じました。
レポーター：甲南大学 １年 本谷杏菜
これから更に需要が高まる、医療分野・AI分野を支えているジェイテックさんの、貴重なお話を伺えてとても良い経験になりました。
文系にとって難しい内容でしたが、分かりやすく教えて頂きました。
今後、どんな会社になっていくのかすごく楽しみです。
取材協力：株式会社ジェイテックコーポレーション
取材レポーター：北田大夢（甲南大学 4年）
平川湧斗（甲南大学 ４年）
中村里菜（甲南大学 ２年）
本谷杏菜（甲南大学 １年）
取材記事担当 ：本谷杏菜（甲南大学 １年）
取材SNS担当 ：木村帆天（神戸電子専門学校 2年）
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企画・構成・撮影：株のトラ®
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