経験カーブ

今回は経験カーブについて調べました!

経験カーブとは?

経験カーブ(エクスペリエンス・カーブ)とは、商品の生産量が増加するとともに固定費(家賃、人件費など)と変動費(食材費、光熱費など)が低減する経験則のことです。一般的に、経験曲線の累積生産量が2倍になると商品を製造するためにかかる1つの商品費用が20〜30%減少するといわれています

経験カーブの例

例えば、製品を1つ製造した場合は、初期費用として7,000円かかり、原材料費として2,000円かかるとします。この製品を1枚製造した場合では、合計9,000円のコストがかかっています。
もし10枚作ると1枚当たりの製造コストは2700円です。

この製品を100枚製造をしたら、1枚あたりの製造コストは
(2000×100+7000)÷100=2070円
となり、大幅に製造コストが低下しています。

経験カーブがよく見られる業界とは?

経験カーブはサービス業にも見られる経験則であり、労働者による経験則による影響が大きい曲線です。そのため、飲食業や小売業など人的業務が多く含まれる業界では、経験曲線は高い効果を発揮する傾向にあります。

まとめ

経験曲線を業務に活用すれば、業務の部門化や業務方法のマニュアル作成、ITツールの導入などにつなげられるため、生産性を高められると同時にコストの削減にもつながります。

ただ、短期間だけ経験を積ませた従業員に経験曲線を活用したり、市場の変化や社員教育に時間を割きすぎたりすると適切に活用できなくなります。経験曲線を適切に活用するためには、現在の業務のパフォーマンスを維持させたうえで、社員へ多くの経験を積ませることが大切です。




関西支部 
甲南大学 3年 北田大夢

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